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公開番号
2025062127
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-11
出願番号
2025018302,2021001053
出願日
2025-02-06,2021-01-06
発明の名称
硬貨識別装置及び硬貨識別方法
出願人
グローリー株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
G07D
5/08 20060101AFI20250404BHJP(チェック装置)
要約
【課題】より簡単な構成でバイメタル貨を精度良く識別することが可能な硬貨識別装置及び硬貨識別方法を提供する。
【解決手段】共振型コイルを含み、搬送される硬貨の磁気特性を検出する磁気センサと、前記磁気センサの出力から、硬貨の材質に応じて変化する特徴量である材質特徴量を表す第1波形データを生成する第1波形生成部と、前記第1波形データから、硬貨の外縁部に対応する第1材質特徴量を検出する第1材質検出部と、前記第1波形データから、硬貨の中心部に対応する第2材質特徴量を検出する第2材質検出部と、前記第1材質特徴量及び前記第2材質特徴量に基づいて硬貨の識別処理を行う識別処理部と、を備える硬貨識別装置である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
共振型コイルを含み、搬送される硬貨の磁気特性を検出する磁気センサと、
前記磁気センサの出力から、硬貨の材質に応じて変化する特徴量である材質特徴量を表す第1波形データを生成する第1波形生成部と、
前記磁気センサの前記出力から、硬貨の凹凸に応じて変化する特徴量である距離特徴量を表す第2波形データを生成する第2波形生成部と、
前記第1波形データから、硬貨の外縁部に対応する第1材質特徴量を検出する第1材質検出部と、
前記第1波形データから、硬貨の中心部に対応する第2材質特徴量を検出する第2材質検出部と、
前記第1材質特徴量及び前記第2材質特徴量に基づいて硬貨の識別処理を行う識別処理部と、
を備えることを特徴とする硬貨識別装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第1材質検出部は、前記第1波形データを微分処理して1階微分データを生成する1階微分処理部と、前記1階微分データを微分処理して2階微分データを生成する2階微分処理部とを含み、前記1階微分データ及び前記2階微分データに基づいて前記第1材質特徴量を検出することを特徴とする請求項1記載の硬貨識別装置。
【請求項3】
前記第1材質検出部は、前記1階微分データにおいて微分値が所定の第1閾値未満であり、かつ前記2階微分データにおいて微分値が所定の第2閾値を超える第1地点を検出することを特徴とする請求項2記載の硬貨識別装置。
【請求項4】
前記第1材質検出部は、前記1階微分データにおいて微分値が前記第1閾値未満である地点が前記第1地点から第2地点まで所定数連続した場合、前記第1波形データにおける前記第1地点から前記第2地点までの複数の材質特徴量に基づいて前記第1材質特徴量を検出することを特徴とする請求項3記載の硬貨識別装置。
【請求項5】
前記第1材質検出部は、前記1階微分データにおいて前記第1地点から前記第2地点までの前記所定数の地点のうちで微分値が最も小さい地点における前記第1波形データの材質特徴量を前記第1材質特徴量として検出することを特徴とする請求項4記載の硬貨識別装置。
【請求項6】
前記第2材質検出部は、前記第2波形データにて搬送方向における硬貨の両端に対応する第3地点及び第4地点を検出し、前記第1波形データにて前記第3地点及び前記第4地点にそれぞれ対応する第5地点及び第6地点の間の中心地点の材質特徴量を前記第2材質特徴量として検出することを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の硬貨識別装置。
【請求項7】
前記識別処理部は、前記第1材質特徴量及び前記第2材質特徴量に基づいて硬貨がバイメタル貨であるか否かを判定することを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の硬貨識別装置。
【請求項8】
真正なバイメタル貨の外縁部及び中心部のそれぞれの材質特徴量に係る基準データを記憶する記憶部を更に備え、
前記識別処理部は、前記第1材質特徴量及び前記第2材質特徴量を前記基準データと比較することを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の硬貨識別装置。
【請求項9】
前記識別処理部は、前記第1材質特徴量及び前記第2材質特徴量が前記基準データと適合する場合、当該硬貨を前記真正なバイメタル貨であると判定することを特徴とする請求項8記載の硬貨識別装置。
【請求項10】
前記識別処理部は、前記第1材質特徴量及び前記第2材質特徴量を前記基準データと比較することによって、当該硬貨の金種を判定することを特徴とする請求項8又は9記載の硬貨識別装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、硬貨識別装置及び硬貨識別方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、硬貨の計数等の処理を行う硬貨処理機には、硬貨の識別処理を行うための複数のセンサを備える硬貨識別装置が搭載されている。また、2種類以上の材料から構成されるバイメタル貨、例えばバイカラー貨といった硬貨の中心部と、その周囲の外縁部とで材質がそれぞれ異なる硬貨が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、コイルに共振回路が接続され、硬貨の外縁部の材質を検知する磁気センサであるリング検知センサと、コイルに共振回路が接続され、硬貨の中央部の材質を検知する磁気センサであるコア検知センサと、を備え、リング検知センサ及びコア検知センサの出力に基づき、硬貨がバイメタル貨であるか否かを判定する硬貨識別装置が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、1次コイル及び2次コイルを備えた反射型磁気センサを備え、1次コイルに高周波(250kHz)の信号を印加したときの2次コイルの出力からバイカラー貨を検出する硬貨識別装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-220119号公報
特許第4157335号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
市場では、バイメタル貨の中心部と同じ材質であり、かつそのバイメタル貨とサイズも酷似しているモノメタル貨が流通しており、特に海外では、バイメタル貨の中心部と外縁部の材質を正確に検出することが必要とされている。
【0007】
しかしながら、特許文献1に開示の硬貨識別装置では、特許文献1の図2に示されるように、硬貨の外縁部及び中央部の材質を検知するために、周波数が異なるリング検知センサ32及びコア検知センサ33をバイメタル貨の外縁部及び中心部が搬送される位置に配置する必要があるため、これらのセンサを配置するためのスペースや制御回路が必要となり、スペース面及びコスト面に改善の余地があった。
【0008】
特許文献2に開示の硬貨識別装置では、反射型磁気センサの1次コイルに高周波として250kHzの信号を印加しているが、反射型磁気センサでは1次コイルに印加する信号の周波数を高くすることは困難であり、このレベルの周波数にて反射型磁気センサで実際にバイカラー貨を測定することは容易ではなく、実際の製品化は困難である。これは、1次コイルに印加する信号の周波数が高くなるほど、1次コイルに印加された信号の位相と、2次コイルで検出された信号の位相のズレを検知し難くなるためである。
【0009】
本開示は、上記現状に鑑みてなされたものであり、より簡単な構成でバイメタル貨を精度良く識別することが可能な硬貨識別装置及び硬貨識別方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る硬貨識別装置は、共振型コイルを含み、搬送される硬貨の磁気特性を検出する磁気センサと、前記磁気センサの出力から、硬貨の材質に応じて変化する特徴量である材質特徴量を表す第1波形データを生成する第1波形生成部と、前記第1波形データから、硬貨の外縁部に対応する第1材質特徴量を検出する第1材質検出部と、前記第1波形データから、硬貨の中心部に対応する第2材質特徴量を検出する第2材質検出部と、前記第1材質特徴量及び前記第2材質特徴量に基づいて硬貨の識別処理を行う識別処理部と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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