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公開番号2025061999
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025014794,2021147452
出願日2025-01-31,2021-09-10
発明の名称電気光学装置および電子機器
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02F 1/1368 20060101AFI20250403BHJP(光学)
要約【課題】温度検出素子と配線との間の寄生容量の影響が温度検出回路の出力電圧に及びにくい電気光学装置、および電子機器を提供すること。
【解決手段】電気光学装置100において、表示領域10aの外側に、複数のダイオードDが中継部P1、P2によって直列に電気的に接続された温度検出素子11が設けられている。また、表示領域10aの外側には、開口部8a0が設けられた共通電位配線8aが設けられており、平面視において開口部8a0の内側に温度検出素子11が位置する。このため、中継部P1、P2と共通電位配線8aとの間には、静電容量が大きな寄生容量が存在しない。また、平面視で開口部8a0の内側には、共通電位配線8aと同一層の島状の遮光層8eが共通電位配線8aから離隔して設けられている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
表示領域の外側に開口部が設けられた配線と、
表示領域の外側で平面視において前記開口部の内側に設けられた温度検出素子と、
を備えることを特徴とする電気光学装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電気光学装置において、
平面視で前記開口部の内側に、前記配線と同一層の島状の遮光層が前記配線から離隔して設けられていることを特徴とする電気光学装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の電気光学装置において、
前記表示領域に複数のデータ線を備え、
前記複数のデータ線は各々、平面視で前記配線と重なる部分を有することを特徴とする電気光学装置。
【請求項4】
請求項3に記載の電気光学装置において、
前記配線は、定電位が印加されることを特徴とする電気光学装置。
【請求項5】
請求項4に記載の電気光学装置において、
液晶層と、
前記液晶層と前記配線との間で共通電位が印加された導電層と、
を備えることを特徴とする電気光学装置。
【請求項6】
請求項1から5までの何れか一項に記載の電気光学装置において、
前記温度検出素子は、第1ダイオードと、第2ダイオードと、前記第1ダイオードと前記第2ダイオードとを直列に電気的に接続する電極と、を有し、
前記第1ダイオードと前記第2ダイオードとは第1方向に沿って配置され、
前記電極は、前記第1方向と交差する第2方向に沿う方向の幅が、前記第1ダイオードを構成する半導体層および前記第2ダイオードを構成する半導体層の前記第2方向に沿う方向の幅よりも狭い部分を有することを特徴とする電気光学装置。
【請求項7】
請求項1から5までの何れか一項に記載の電気光学装置において、
前記表示領域の外側にNチャネル型トランジスターおよびPチャネル型トランジスターを有する相補型トランジスターを備え、
前記温度検出素子は、第1ダイオードと、第2ダイオードと、前記第1ダイオードと前記第2ダイオードとを直列に電気的に接続する電極と、を有し、
前記第1ダイオードを構成する半導体層と前記第2ダイオードを構成する半導体層との間隔は、前記Nチャネル型トランジスターを構成する半導体層と前記Pチャネル型トランジスターを構成する半導体層との間隔以下であることを特徴とする電気光学装置。
【請求項8】
請求項1から5までの何れか一項に記載の電気光学装置において、
前記表示領域の外側に、交流信号が供給される信号配線を備え、
前記温度検出素子は、第1ダイオードと、第2ダイオードと、前記第1ダイオードと前記第2ダイオードとを直列に電気的に接続する電極と、を有し、
前記第1ダイオードと前記第2ダイオードとは第1方向に沿って配置され、
前記第1ダイオードに電気的に接続されたカソード配線は、平面視において、前記第1ダイオードおよび前記第2ダイオードと、前記信号配線との間を前記第1方向に沿って延在していることを特徴とする電気光学装置。
【請求項9】
請求項1から5までの何れか一項に記載の電気光学装置において、
前記表示領域の外側に、交流信号が供給される信号配線を備え、
前記温度検出素子は、第1ダイオードと、第2ダイオードと、前記第1ダイオードと前記第2ダイオードとを直列に電気的に接続する電極と、を有し、
前記第1ダイオードと前記第2ダイオードとは第1方向に沿って配置され、
前記信号配線は、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延在していることを特徴とする電気光学装置。
【請求項10】
請求項3から5までのいずれか一項に記載の電気光学装置において、
前記複数のデータ線を選択する選択回路と、
プリチャージ期間において、水平走査期間ごとに前記選択回路を制御する制御回路と、 を備えることを特徴とする電気光学装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、温度検出素子が設けられた電気光学装置、および電子機器に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
液晶装置等の電気光学装置において、表示領域の外側に温度検出素子を設け、温度検出素子での検出結果に基づいて、電気光学装置の駆動条件を補正する等の技術が提案されている。この場合、温度検出素子の近傍に交流信号が供給される信号配線が設けられていると、信号配線の電位変化の影響が温度検出素子に及び、温度検出精度が低下することがある。そこで、温度検出素子と信号配線との間に定電位が印加される定電位配線をシールド層として設けることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-73810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、シールド層として定電位配線を用いた場合でも、電気光学装置を駆動した際、シールド層として用いた定電位配線に印加した定電位にノイズが発生することがある。その結果、ノイズの影響が定電位配線と温度検出素子との間の寄生容量を介して温度検出素子に及ぶと、温度検出素子の温度検出精度が低下する。それ故、温度検出素子に配線が平面視で重なっている場合、温度検出素子と配線との間の寄生容量の影響が温度検出素子に及びやすいという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明に係る電気光学装置の一態様は、表示領域の外側に開口部が設けられた配線と、表示領域の外側で平面視において前記開口部の内側に設けられた温度検出素子と、を備えることを特徴とする。
【0006】
本発明に係る電気光学装置の別の態様は、表示領域の外側に設けられた温度検出素子と、前記温度検出素子に平面視で重なる部分を有する配線と、を備え、前記温度検出素子は、第1のダイオードと、第2のダイオードと、前記第1のダイオードと前記第2ダイオードとを直列に電気的に接続する電極と、を有し、前記第1ダイオードと前記第2ダイオードとは第1方向に沿って配置され、前記電極は、前記第1方向と交差する第2方向に沿う方向の幅が、前記第1ダイオードを構成する半導体層および前記第2ダイオードを構成する半導体層の前記第2方向に沿う方向の幅よりも狭い部位を有することを特徴とする。
【0007】
本発明に係る電気光学装置のさらに別の態様は、表示領域の外側に設けられた温度検出素子と、前記温度検出素子に平面視で重なる部分を有する配線と、前記表示領域の外側にNチャネル型トランジスターおよびPチャネル型トランジスターを有する相補型トランジスターと、を備え、前記温度検出素子は、第1のダイオードと、第2のダイオードと、前記第1のダイオードと前記第2ダイオードとを直列に電気的に接続する電極と、を有し、前記第1ダイオードを構成する半導体層と前記第2ダイオードを構成する半導体層との間隔は、前記Nチャネル型トランジスターを構成する半導体層と前記Pチャネル型トランジスターを構成する半導体層との間隔以下であることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る電気光学装置のさらに別の態様は、表示領域に設けられた複数のデータ線と、前記複数のデータ線の各々と平面視で重なる部分を有する共通電位配線と、前記表示領域の外側で前記配線と平面視で重なる温度検出素子と、前記複数のデータ線の各々と電気的に接続された選択回路と、プリチャージ期間において、水平走査期間ごとに前記選択回路を制御する制御回路と、を備え、複数の水平走査期間には、前記複数のデータ線の一部にプリチャージ信号を供給する第1水平走査期間と、前記複数のデータ線のうち、前記一部と異なる他の一部のデータ線に前記プリチャージ信号を供給する第2水平走査期間と、が含まれていることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る電気光学装置のさらに別の態様は、表示領域に設けられた複数のデータ線と、前記複数のデータ線の各々と平面視で重なる部分を有する共通電位配線と、前記表示領域の外側で前記配線と平面視で重なる温度検出素子と、前記複数のデータ線の各々と電気的に接続された選択回路と、プリチャージ期間において、水平走査期間ごとに前記選択回路を制御する制御回路と、を備え、複数の水平走査期間には、前記複数のデータ線の全てにプリチャージ信号を供給する第1水平走査期間と、前記複数のデータ線の全てにプリチャージ信号を供給しない第2水平走査期間と、が含まれていることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る電気光学装置は電子機器に用いられる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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