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公開番号
2025061547
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2025008527,2021142638
出願日
2025-01-21,2021-09-01
発明の名称
昇温システム
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
10/615 20140101AFI20250403BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】二次電池の通常の充放電で流れる電流による発熱を抑制しつつ、高い周波数の交流電流を流すことによって発熱することによって、必要なときに二次電池を昇温させることができる昇温システムを提供すること。
【解決手段】一以上の蓄電体を含む蓄電池に接続され、交流電流を発生させる交流発生回路と、蓄電体の端子部分と交流発生回路の間、あるいは複数の蓄電体の間に接続される金属導体の導電部材であって、第1の経路と、第1の経路から分岐し、交流電流を通過させることにより発熱する第2の経路とを有し、第2の経路には抵抗体が設けられる導電部材と、を備える昇温システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一以上の蓄電体を含む蓄電池に接続され、交流電流を発生させる交流発生回路と、
前記蓄電体の端子部分と前記交流発生回路の間、あるいは複数の前記蓄電体の間に接続される金属導体の導電部材であって、
第1の経路と、
前記第1の経路から分岐し、前記交流電流を通過させることにより発熱する第2の経路とを有し、前記第2の経路には抵抗体が設けられる導電部材と、
を備える昇温システム。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記交流発生回路は、
前記蓄電体の正極側に一端が接続された第1のコンデンサと、前記蓄電体の負極側に一端が接続された第2のコンデンサとを有し、前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとの前記蓄電体への接続を、直列接続あるいは並列接続に切り替えることにより、前記蓄電体が有するインダクタンス成分と、少なくとも前記第1のコンデンサとの共振動作によって前記交流電流を発生させる、
請求項1に記載の昇温システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、昇温システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
地球環境上の悪影響を軽減する(例えばNOx、SOxを削減する、あるいはCO
2
を削減する)取り組みが進んでいる。このため、近年では、地球環境の改善の観点から、CO
2
の削減のために、例えば、ハイブリッド電気自動車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)や、プラグインハイブリッド自動車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)など、少なくとも、バッテリ(二次電池)により供給される電力によって駆動される電動モータによって走行する電気自動車への関心が高まっている。そして、車載用途のバッテリとして、リチウムイオン二次電池の使用が検討されている。これらの電気自動車では、二次電池の性能を充分に引き出すことが重要である。二次電池は、使用する際の温度が適度な範囲以下に低下すると、充放電性能が低下することが知られている。そして、二次電池は、使用する際に好適な温度まで上昇させることによって、充放電性能の低下を抑制することができる。
【0003】
ところで、例えば、特許文献1や特許文献2には、電池の端子部分を冷却することによって電池内部を冷却する技術が開示されている。そして、例えば、特許文献1には、電池の端子部の端面に放熱部材を当接させることにより、端子部と放熱部材との接触面積が広くなり、端子部から放熱部材への熱の伝達がより高効率で行われるようになることが記載されている。これらの従来技術は、電池の端子部分と電池内部との間の熱伝達がよいことを利用して、電池の放熱を効率よく行おうとするものである。このことから、逆に、二次電池を昇温させる場合も、端子部分を暖めることによって効率よく昇温させることができると考えられる。
【0004】
一方、例えば、特許文献3には、二次電池を昇温させる昇温装置に関する技術が開示されている。特許文献3に開示された昇温装置では、二次電池のインピーダンスの周波数特性に基づいて、インピーダンスの絶対値が相対的に低下する周波数領域の所定の周波数のリップル電流を二次電池に積極的に発生させることによって、二次電池を昇温させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4940490号公報
特許第5096842号公報
特許第5293820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、従来技術を組み合わせて二次電池を昇温させることを考えると、二次電池の端子部分に当接された金属部材(特許文献1や特許文献2では放熱部材)に、高い周波数の交流電流を流すことによって金属部材を発熱させることが考えられる。この場合、金属部材に交流電流を流してより発熱させるためには、金属部材の抵抗値を高くする必要がある。しかしながら、金属部材の抵抗値を高くすると、二次電池の通常の充放電特性に影響を与えてしまうこともあり得る。例えば、通常の充放電のときに流れる電流によって金属部材が発熱してしまうと、二次電池を暖める必要がないときにも昇温されてしまうことになる。
【0007】
本発明は、上記の課題認識に基づいてなされたものであり、二次電池の通常の充放電で流れる電流による発熱を抑制しつつ、高い周波数の交流電流を流すことによって発熱することによって、必要なときに二次電池を昇温させ、エネルギー効率の改善を図ることができる昇温システムを提供することを目的の一つとしている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係る昇温システムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る昇温システムは、一以上の蓄電体を含む蓄電池に接続され、交流電流を発生させる交流発生回路と、前記蓄電体の端子部分と前記交流発生回路の間、あるいは複数の前記蓄電体の間に接続される金属導体の導電部材であって、第1の経路と、前記第1の経路から分岐し、前記交流電流を通過させることにより発熱する第2の経路とを有し、前記第2の経路には抵抗体が設けられる導電部材と、を備える昇温システムである。
【0009】
(2):上記(1)の態様において、前記交流発生回路は、前記蓄電体の正極側に一端が接続された第1のコンデンサと、前記蓄電体の負極側に一端が接続された第2のコンデンサとを有し、前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとの前記蓄電体への接続を、直列接続あるいは並列接続に切り替えることにより、前記蓄電体が有するインダクタンス成分と、少なくとも前記第1のコンデンサとの共振動作によって前記交流電流を発生させるものである。
【発明の効果】
【0010】
上述した(1)~(2)の態様によれば、二次電池の通常の充放電で流れる電流による発熱を抑制しつつ、高い周波数の交流電流を流すことによって発熱することによって、必要なときに二次電池を昇温させ、エネルギー効率の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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