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公開番号
2025060301
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170964
出願日
2023-09-29
発明の名称
鞍乗り型車両
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類
B62J
17/10 20200101AFI20250403BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】導風性の調整を簡易にでき、フロントカウルについて複数の場所に好適に走行風を導風することができる鞍乗り型車両を提供する。
【解決手段】鞍乗り型車両は、車体前部を覆うフロントカウル(41)を備える鞍乗り型車両において、前記フロントカウル(41)は、車体前面及び車体前面下部を覆うカバーノーズ(70)と、前記カバーノーズ(70)の一部を前方から覆うカウルノーズ(80)と、を含み、前記カバーノーズ(70)の前端部には、前記カウルノーズ(80)の形状に沿って係止部(100)が設けられ、前記カウルノーズ(80)は、前記カバーノーズ(70)に向かって走行風を放射状に導風する傾斜面(82、83、84)を備えると共に、前記係止部(100)を覆い前記係止部(100)に係止されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車体前部を覆うフロントカウル(41)を備える鞍乗り型車両において、
前記フロントカウル(41)は、車体前面及び車体前面下部を覆うカバーノーズ(70)と、前記カバーノーズ(70)の一部を前方から覆うカウルノーズ(80)と、を含み、
前記カバーノーズ(70)の前端部には、前記カウルノーズ(80)の形状に沿って係止部(100)が設けられ、
前記カウルノーズ(80)は、前記カバーノーズ(70)に向かって走行風を放射状に導風する傾斜面(82、83、84)を備えると共に、前記係止部(100)を覆い前記係止部(100)に係止されている
ことを特徴とする鞍乗り型車両。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記カウルノーズ(80)は、水平方向に伸びるエッジ(81)を備え、
前記エッジ(81)の上方には、車両進行方向斜め上方を臨む上方傾斜面(82)が設けられ、
前記エッジ(81)の下方には、車両進行方向斜め下方を臨む下方傾斜面(83)が設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項3】
前記カウルノーズ(80)は、前記下方傾斜面(83)の側端部から車体進行方向後方に向かって車幅方向外側かつ下方に傾斜する左右一対の側方傾斜面(84)を備える
ことを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
【請求項4】
前記フロントカウル(41)は、前下方に開口する開口部(74a)を備え、
前記下方傾斜面(83)の下縁と隣接する面には、前記カバーノーズ(70)の縁が露出し、
前記カバーノーズ(70)の縁には、前記下方傾斜面(83)の傾斜角よりも水平面に対して傾斜角が大きいフラップ(78)が形成され、
前記フラップ(78)は、前記フロントカウル(41)の開口部(74a)よりも車幅方向内側に位置する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の鞍乗り型車両。
【請求項5】
車体前部に設けられるヘッドパイプ(18)と、
前記ヘッドパイプ(18)に回動可能に支持されるフロントフォーク(14)と、を備え、
前記フラップ(78)は、少なくとも前記フロントフォーク(14)よりも車幅方向内側に位置する
ことを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両。
【請求項6】
前記側方傾斜面(84)の下縁に隣接する位置には、前記カバーノーズ(70)の縁が露出し、
前記カバーノーズ(70)の縁と前記側方傾斜面(84)とは、略面一で形成される
ことを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両。
【請求項7】
車体前部に設けられるヘッドパイプ(18)と、
前記ヘッドパイプ(18)に回動可能に支持されるフロントフォーク(14)と、を備え、
前記側方傾斜面(84)は、前記フロントフォーク(14)よりも車幅方向外方に延びる
ことを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両。
【請求項8】
前記カバーノーズ(70)には、前記側方傾斜面(84)の後方であって前記側方傾斜面(84)の車幅方向外方に、ダクト(73a)が設けられる
ことを特徴とする請求項7に記載の鞍乗り型車両。
【請求項9】
前記上方傾斜面(82)の上端に隣接する位置に前記カバーノーズ(70)と一体に形成される整流部材(92)を備える
ことを特徴とする請求項2または3に記載の鞍乗り型車両。
【請求項10】
前記整流部材(92)は、車体前方に凸形状を成す凸部(92a)と、前記凸部(92a)の車幅方向両端に設けられ前記凸部(92a)よりも車両進行方向に対して小さい傾斜角をもつ折曲部(92b)と、前記折曲部(92b)の車幅方向外方に設けられ車体進行方向に向かって延びて車体内側を臨む折返し部(92c)と、を備える
ことを特徴とする請求項9に記載の鞍乗り型車両。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車体前端に設けられたカウル部分に上下に開口を設け走行風をカウル内に取り込む技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の技術では、走行風は、車体前端に設けられたカウル部分を構成するアウタカウルとインナカウルとによってカウル内部に導風される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7286704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、車両走行時にすべての走行風を取り込む必要性は無いために、適宜、車体外方に向けて走行風を導くことが望ましい。特に、同一意匠の車両であっても排気量に差がある場合があり、排気量に差がある場合には車体が受ける走行風の強さは変わり得るために、車種ごとに走行風を導風すべき位置は変わり得る。よって、導風性の調整を簡易にでき、フロントカウルについて複数の場所に好適に走行風を導風することができる導風構造が望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、導風性の調整を簡易にでき、フロントカウルについて複数の場所に好適に走行風を導風することができる鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
鞍乗り型車両は、車体前部を覆うフロントカウルを備える鞍乗り型車両において、前記フロントカウルは、車体前面及び車体前面下部を覆うカバーノーズと、前記カバーノーズの一部を前方から覆うカウルノーズと、を含み、前記カバーノーズの前端部には、前記カウルノーズの形状に沿って係止部が設けられ、前記カウルノーズは、前記カバーノーズに向かって走行風を放射状に導風する傾斜面を備えると共に、前記係止部を覆い前記係止部に係止されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
導風性の調整を簡易にでき、フロントカウルについて複数の場所に好適に走行風を導風することができる鞍乗り型車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
第1の実施の形態に係る鞍乗り型車両の正面図である。
第1の実施の形態に係る鞍乗り型車両の前部周辺を示す右前方からの斜視図である。
図3からカウルノーズの図示を省略した図である。
第1の実施の形態に係るカウルノーズの正面図である。
第1の実施の形態に係るカウルノーズを左後方から見た斜視図である。
第1の実施の形態に係るカバーノーズの正面図である。
第1の実施の形態に係るカバーノーズの左側面図である。
図2のIX-IX線断面図である。
第1の実施の形態に係るアッパカウルとサイドカウルとカバーノーズとカウルノーズとを取り外した状態の鞍乗り型車両の要部を示す正面図である。
第1の実施の形態に係る鞍乗り型車両の前部の要部を示す左側面図である。
図2のXII-XII線断面図である。
図2のXIII-XIII線断面図である。
図2のXIV-XIV線断面図である。
第1の実施の形態の作用説明図である。
第2の実施の形態に係る鞍乗り型車両の前部周辺を示す右前方からの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
【0010】
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
(【0011】以降は省略されています)
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