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公開番号2025083068
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196736
出願日2023-11-20
発明の名称鞍乗り型車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B62J 11/19 20200101AFI20250523BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】レイアウトの制約が多い小型車両等であっても、操舵系に外部機器接続機構を容易に取り付け、且つ、外部機器接続機構が被水することを抑制すること。
【解決手段】外部機器接続機構(81)は、接続端子(82)を有すると共にハーネス(90)が接続されるハーネス接続部(83b)を有する端子ユニット(83)と、前記端子ユニットの少なくとも一部を覆うラバー部材(84)と、前記ラバー部材の少なくとも一部を覆うカバー部材(86)と、操舵系に取り付けられるステー部材(85)と、を有し、前記端子ユニットは、前記ステー部材の車体後方で、前記接続端子が車体下向き、且つ、前記ハーネス接続部が車体上向きに配置され、前記カバー部材は、前記端子ユニットの一側から前記ラバー部材を介して前記端子ユニットを前記ステー部材側に押圧し、前記ステー部材と前記カバー部材との間に前記ラバー部材及び前記端子ユニットを挟持する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
ハンドル(21)を含む操舵系(21s)と、前記操舵系(21s)に取り付けられ、外部機器と接続するための接続端子(82)を有する外部機器接続機構(81)と、を備える鞍乗り型車両において、
前記外部機器接続機構(81)は、前記接続端子(82)を有すると共にハーネス(90)が接続されるハーネス接続部(83b)を有する端子ユニット(83)と、前記端子ユニット(83)の少なくとも一部を覆うラバー部材(84)と、前記ラバー部材(84)の少なくとも一部を覆うカバー部材(86)と、前記操舵系(21s)に取り付けられるステー部材(85)と、を有し、
前記端子ユニット(83)は、前記ステー部材(85)の車体後方で、前記接続端子(82)が車体下向き、且つ、前記ハーネス接続部(83b)が車体上向きに配置され、
前記カバー部材(86)は、前記端子ユニット(83)の一側から前記ラバー部材(84)を介して前記端子ユニット(83)を前記ステー部材(85)側に押圧し、前記ステー部材(85)と前記カバー部材(86)との間に前記ラバー部材(84)及び前記端子ユニット(83)を挟持する
鞍乗り型車両。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記ラバー部材(84)は、前記端子ユニット(83)の本体部(83a)を覆う凹形状の第1覆い部(84a)と、前記端子ユニット(83)の前記ハーネス接続部(83b)、及び前記ハーネス(90)の一部を覆う上方凸形状の第2覆い部(84b)と、を有する
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項3】
前記ラバー部材(84)から表出する前記ハーネス(90)は、前記ステー部材(85)の車体前側を通る
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項4】
前記操舵系(21s)は、所定の締結部材(71)によって前記ハンドル(21)に固定されるハンドル固定部品(63L,63R,67R)を含み、
前記ステー部材(85)は、前記締結部材(71)によって前記操舵系(21s)に共締めされる固定部(85c)と、前記締結部材(71)の回転方向への前記ステー部材(85)の傾きを規制する突起部(85d)と、を有する
請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項5】
前記カバー部材(86)と前記ステー部材(85)とは、車幅方向内側又は車幅方向外側から締結される
請求項1から4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
【請求項6】
前記カバー部材(86)は、前記ラバー部材(84)の凹形状の部分である前記第1覆い部(84a)を覆う被覆部(86a)と、前記ラバー部材(84)の上方凸形状の部分である前記第2覆い部(84b)を表出させるように凹む表出部(86b)と、を有する
請求項2に記載の鞍乗り型車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗り型車両に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
鞍乗り型車両には、携帯端末等の外部機器と接続するための外部機器接続機構を操舵系に設ける構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、外部機器接続機構として、ハンドルパイプに装着された部品支持部に取り付けられるステーと、ステーに支持される電源供給ソケットを備えた構成が開示される。電源供給ソケットは、ハンドルパイプ後方にて入口を上方に向けて支持され、バッテリーからのハーネスが、パイプハンドル後方を通って電源供給ソケットの下部につながり、入口が着脱自在なリッドによって覆われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6235059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、部品レイアウトの制約が多い小型車両であっても、操舵系の周辺に外部機器接続機構を容易に取り付け、且つ、外部接続機構が雨水等で被水することを抑制することが望まれる。
しかし、特許文献1に記載の構成は、電源供給ソケットの入口を上方に向けるため、雨水等が入口から浸入するおそれがある。また、電源供給ソケットに代えて、USBポートを備える電源ユニットを取り付けた場合、電気部品からなるユニット本体の被水対策も望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、レイアウトの制約が多い小型車両等であっても、操舵系に外部機器接続機構を容易に取り付け、且つ、外部機器接続機構が被水することを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ハンドルを含む操舵系と、前記操舵系に取り付けられ、外部機器と接続するための接続端子を有する外部機器接続機構と、を備える鞍乗り型車両において、前記外部機器接続機構は、前記接続端子を有すると共にハーネスが接続されるハーネス接続部を有する端子ユニットと、前記端子ユニットの少なくとも一部を覆うラバー部材と、前記ラバー部材の少なくとも一部を覆うカバー部材と、前記操舵系に取り付けられるステー部材と、を有し、前記端子ユニットは、前記ステー部材の車体後方で、前記接続端子が車体下向き、且つ、前記ハーネス接続部が車体上向きに配置され、前記カバー部材は、前記端子ユニットの一側から前記ラバー部材を介して前記端子ユニットを前記ステー部材側に押圧し、前記ステー部材と前記カバー部材との間に前記ラバー部材及び前記端子ユニットを挟持する鞍乗り型車両を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、レイアウトの制約が多い小型車両等であっても、操舵系に外部機器接続機構を容易に取り付け、且つ、外部機器接続機構が被水することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
鞍乗り型車両の平面図である。
ハンドルを周辺構成と共にハンドル後方から示す図である。
ハンドルを周辺構成と共にハンドル左側から示す図である。
左側のグリップ部を周辺構成と共に斜め後方から示す図である。
左側のグリップ部を周辺構成と共に前方から示す図である。
外部機器接続ユニットを左上方から示す分解斜視図である。
外部機器接続ユニットを右側から示す分解斜視図である。
外部機器接続ユニットを右上方から示す分解斜視図である。
外部機器接続ユニットを前方から示す図である。
外部機器接続ユニットを後方から示す図である。
外部機器接続ユニットを前方から示す図である。
外部機器接続ユニットを後方から示す図である。
ステー部材、USBユニット及びラバー部材を組んだ状態を前方から示す斜視図である。
ステー部材、USBユニット及びラバー部材を組んだ状態を右上方から示す斜視図である。
外部機器接続ユニットをブラケットに固定した状態を示す図である。
外部機器接続ユニットをブラケットに固定した状態を図16と異なる方向から示す図である。
外部機器接続ユニットをブラケットに固定した状態を図16及び図17と異なる方向から示す図である。
外部機器接続ユニットをブラケットに固定した状態を図16~図18と異なる方向から示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
【0009】
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
【0010】
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
(【0011】以降は省略されています)

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