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公開番号2025083082
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196760
出願日2023-11-20
発明の名称非接触電力伝送システムの制御装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類H02J 50/80 20160101AFI20250523BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】非接触充電中の車両振動による車両への影響を抑制できる非接触電力伝送システムの制御装置を提供する。
【解決手段】非接触電力伝送システム1では、充電設備10に設けられた1次コイル13から車両20に設けられた2次コイル23に対して非接触で電力を伝送する。充電設備10に設けられた1次側ECU15は、車両20に設けられた2次側ECU25から送信された情報に基づくフィードバック制御により、車両20側で出力される出力電力を制御し、1次コイル13と2次コイル23との距離変動又は車両20の揺動を検知した場合、車両20側で出力される出力電力の制御態様を変更する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
充電設備に設けられた1次コイルから車両に設けられた2次コイルに対して非接触で電力を伝送する非接触電力伝送システムの制御装置であって、
前記制御装置は、
前記充電設備に設けられ、
前記車両に設けられた車両側制御装置から送信された情報に基づくフィードバック制御により、前記車両側で出力される出力電力を制御し、
前記1次コイルと前記2次コイルとの距離変動又は前記車両の揺動を検知した場合、前記車両側で出力される前記出力電力の制御態様を変更する、
非接触電力伝送システムの制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の非接触電力伝送システムの制御装置であって、
前記制御装置は、前記1次コイルと前記2次コイルとの距離変動又は前記車両の揺動を検知した場合、前記フィードバック制御を一時的に停止し、フィードフォワード制御により前記車両側で出力される前記出力電力を制御する、
非接触電力伝送システムの制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の非接触電力伝送システムの制御装置であって、
前記制御装置は、前記1次コイルと前記2次コイルとの距離変動又は前記車両の揺動を検知した場合、前記フィードバック制御におけるフィードバックゲインを小さくする、
非接触電力伝送システムの制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載の非接触電力伝送システムの制御装置であって、
前記制御装置は、前記フィードバックゲインを小さくした後、前記車両に乗員が乗車していることを検知する場合、前記フィードバックゲインを小さくした状態を維持する、
非接触電力伝送システムの制御装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の非接触電力伝送システムの制御装置であって、
前記制御装置は、前記1次コイルと前記2次コイルとの距離情報に基づいて、前記1次コイルと前記2次コイルとの距離変動又は前記車両の揺動を検知する、
非接触電力伝送システムの制御装置。
【請求項6】
請求項1から4のいずれか1項に記載の非接触電力伝送システムの制御装置であって、
前記制御装置は、前記1次コイルに流れる電流値に基づいて、前記1次コイルと前記2次コイルとの距離変動又は前記車両の揺動を検知する、
非接触電力伝送システムの制御装置。
【請求項7】
請求項1から4のいずれか1項に記載の非接触電力伝送システムの制御装置であって、
前記車両は、前記車両の操作に用いられる電子キーを検知可能に構成され、
前記制御装置は、前記車両が前記電子キーを検知していない状態で前記1次コイルと前記2次コイルとの距離変動又は前記車両の揺動が所定の閾値を超えたことを検知した場合、前記1次コイルから前記2次コイルへの電力の伝送を停止する、
非接触電力伝送システムの制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非接触電力伝送システムの制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池を搭載するモビリティにおける充給電に関する研究開発が行われている。
【0003】
例えば、充給電に関する研究開発として、車両に搭載されたバッテリを非接触で充電する非接触充電に関する研究開発が行われている。例えば、特許文献1~3には、送電装置に設けられた1次コイルから車両に設けられた2次コイルに対して非接触で電力を伝送する非接触電力伝送システムが開示されている。
【0004】
また、特許文献3には、送電装置に設けられた制御器が、フィードバック制御として、送電装置側の電力測定値と電力指令値に基づいて電力測定値が電力指令値に近づくように送電装置に設けられた変換器を制御することが記載されている。また、特許文献3には、フィードバック制御に用いられる電力指令値は、受電装置から受電した受電装置側の電力測定値及び電力指令値に基づいて補正されることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2010/137145号
特開2017-028792号公報
特開2017-175698号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、車両の非接触充電中に人の乗り降りや荷物の出し入れ等が行われると、車両が上下に振動し、1次コイルと2次コイルとの距離が変動する。このような1次コイルと2次コイルとの距離の変動が車両から受信した情報に基づくフィードバック制御と干渉すると、制御発振が発生し、車両に影響を及ぼす虞があった。
【0007】
本発明は、非接触充電中の車両振動による車両への影響を抑制できる非接触電力伝送システムの制御装置を提供する。そして、延いてはエネルギーの効率化に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
充電設備に設けられた1次コイルから車両に設けられた2次コイルに対して非接触で電力を伝送する非接触電力伝送システムの制御装置であって、
前記制御装置は、
前記充電設備に設けられ、
前記車両に設けられた車両側制御装置から送信された情報に基づくフィードバック制御により、前記車両側で出力される出力電力を制御し、
前記1次コイルと前記2次コイルとの距離変動又は前記車両の揺動を検知した場合、前記車両側で出力される前記出力電力の制御態様を変更する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、非接触充電中の車両振動による車両への影響を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
各実施形態の非接触電力伝送システム1の全体構成を示す図である。
第1実施形態の非接触電力伝送システム1の内部構成を示すブロック図である。
非接触電力伝送システム1において実行されるフィードバック制御のブロック図である。
非接触電力伝送システム1において実行されるフィードフォワード制御のブロック図である。
出力電力の制御態様の変更の第1例を示すフローチャートである。
出力電力の制御態様の変更の第2例を示すフローチャートである。
出力電力の制御態様の変更の第2例の変形例を示すフローチャートである。
図7のフローチャートの変形例を示す図である。
第2実施形態の非接触電力伝送システム1の内部構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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