TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025077537
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189804
出願日2023-11-07
発明の名称車両制御システム、および制御方法
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G08G 1/16 20060101AFI20250512BHJP(信号)
要約【課題】車両の状態に応じた適切な判断の下でエネルギー消費の低減を図ることができる車両制御システム、制御方法、およびプログラムを提供すること。
【解決手段】車両の周辺に存在する物体を検出するための複数の外界センサと、前記複数の外界センサに接続された制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記車両の状態を検知する状態検知部と、複数の処理部と、を備え、前記複数の処理部のそれぞれは、前記複数の外界センサのうち一部または全部の出力を用いて情報処理を行うものであり、前記状態検知部の検知結果に基づいて、オン状態となる前記複数の外界センサおよび前記複数の処理部の組み合わせと、オフ状態となる前記複数の外界センサおよび前記複数の処理部の組み合わせが切り替わる、車両制御システム。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の周辺に存在する物体を検出するための複数の外界センサと、
前記複数の外界センサに接続された制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記車両の状態を検知する状態検知部と、
複数の処理部と、を備え、
前記複数の処理部のそれぞれは、前記複数の外界センサのうち一部または全部の出力を用いて情報処理を行うものであり、
前記状態検知部の検知結果に基づいて、オン状態となる前記複数の外界センサおよび前記複数の処理部の組み合わせと、オフ状態となる前記複数の外界センサおよび前記複数の処理部の組み合わせが切り替わる、
車両制御システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記複数の処理部は、前記車両から乗員が降車する可能性がある場合に前記車両に接近する移動物に関する警報を行う第1の処理部を含み、
前記状態検知部が検知した前記車両の状態が、停止状態であり且つドアロックが解放されていることを含む条件を満たす第1状態である場合、前記第1の処理部および前記第1の処理部が前記情報処理に用いる外界センサがオン状態となり、他の処理部および外界センサがオフ状態となる、
請求項1記載の車両制御システム。
【請求項3】
前記複数の処理部は、前記車両の停止中に前記車両の周辺監視を行う第2の処理部を含み、
前記状態検知部が検知した前記車両の状態が、停止状態であり且つ前記車両に搭載されたバッテリが外部から充電されていることを含む条件を満たす第2状態である場合、前記第2の処理部および前記第2の処理部が前記情報処理に用いる外界センサがオン状態となり、他の処理部および外界センサがオフ状態となる、
請求項1記載の車両制御システム。
【請求項4】
前記複数の処理部は、乗員による周辺監視が必要な状態で前記車両を自律移動させる第1モードと、乗員による周辺監視が不要な状態で前記車両を自律移動させる第2モードとで選択的に動作可能な第3の処理部を含み、
前記状態検知部が検知した前記車両の状態が、前記第2モードが実行不可かつ前記第1モードを実行可能な第3状態である場合、前記第2モードを実行可能な第4状態に比して、オン状態となる前記外界センサの数が少ない、
請求項1記載の車両制御システム。
【請求項5】
前記複数の処理部は、乗員による周辺監視が必要な状態で前記車両を自律移動させる第1モードで動作する第4の処理部と、乗員による周辺監視が不要な状態で前記車両を自律移動させる第2モードで動作する第5の処理部とを含み、
前記状態検知部が検知した前記車両の状態が、前記第2モードが実行不可かつ前記第1モードを実行可能な第3状態である場合、前記第2モードを実行可能な第4状態に比して、オン状態となる前記外界センサの数が少なく、前記第3状態において前記第5の処理部がオフ状態となる、
請求項1記載の車両制御システム。
【請求項6】
乗員に情報通知する通知部と、
前記複数の外界センサおよび前記複数の処理部のうち一部がオフ状態である状態から、当該オフ状態である前記複数の外界センサおよび前記複数の処理部のうち一部がオン状態となる場合、当該複数の外界センサおよび複数の処理部のうち一部がオン状態となることが完了するまでの間、オン状態となる処理部による情報処理が開始されないことを前記通知部に通知させる運転状態制御部を更に備える、
請求項1記載の車両制御システム。
【請求項7】
前記車両が停止状態から脱することで、前記状態検知部により検知される前記車両の状態が変化する場合、オフ状態である前記複数の外界センサおよび前記複数の処理部のうち一部がオン状態となることが完了するまでの間、前記車両の発進を抑制する運転状態制御部を更に備える、
請求項1記載の車両制御システム。
【請求項8】
車両の周辺に存在する物体を検出するための複数の外界センサと、前記複数の外界センサに接続された制御装置と、を備える車両制御システムの制御方法であって、
前記制御装置が、
前記車両の状態を検知し、
複数の処理部として独立して動作し、前記複数の処理部のそれぞれは、前記複数の外界センサのうち一部または全部の出力を用いて情報処理を行うものであり、
前記車両の状態に基づいて、オン状態となる前記複数の外界センサおよび前記複数の処理部の組み合わせと、オフ状態となる前記複数の外界センサおよび前記複数の処理部の組み合わせを切り替える、
制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両制御システム、および制御方法
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、交通参加者の中でも脆弱な立場にある人々にも配慮した持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。この実現に向けて自動運転技術に関する研究開発を通して交通の安全性や利便性をより一層改善する研究開発に注力している。自動運転技術や高度運転支援は、多くのセンサやプロセッサにより支えられており、それに応じてエネルギー消費も増大することが課題となっている。例えば、特許文献1には、走行用の電力を蓄えるバッテリの劣化情報に基づいて、自動運転が制限なく実行される第1状態から自動運転の一部又は全部が制限される第2状態へ切り替えることについて記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-60310号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自動運転や運転支援の機能をオンまたはオフにすべき状況は、バッテリの劣化状況だけに限らず、車両の置かれた環境などによって時々刻々と変化するものである。従来の技術では、専らバッテリの状態に基づいて自動運転の機能を制限するのみであるため、車両の状態に応じた適切な判断の下でエネルギー消費の低減を図ることができない場合があった。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、車両の状態に応じた適切な判断の下でエネルギー消費の低減を図ることができる車両制御システム、および制御方法を提供することを目的の一つとする。そして、延いては持続可能な輸送システムの発展に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る車両制御システム、および制御方法は、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る車両制御システムは、車両の周辺に存在する物体を検出するための複数の外界センサと、前記複数の外界センサに接続された制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記車両の状態を検知する状態検知部と、複数の処理部と、を備え、前記複数の処理部のそれぞれは、前記複数の外界センサのうち一部または全部の出力を用いて情報処理を行うものであり、前記状態検知部の検知結果に基づいて、オン状態となる前記複数の外界センサおよび前記複数の処理部の組み合わせと、オフ状態となる前記複数の外界センサおよび前記複数の処理部の組み合わせが切り替わるものである。
【0007】
(2):上記(1)の態様において、前記複数の処理部は、前記車両から乗員が降車する可能性がある場合に前記車両に接近する移動物に関する警報を行う第1の処理部を含み、前記状態検知部が検知した前記車両の状態が、停止状態であり且つドアロックが解放されていることを含む条件を満たす第1状態である場合、前記第1の処理部および前記第1の処理部が前記情報処理に用いる外界センサがオン状態となり、他の処理部および外界センサがオフ状態となるものである。
【0008】
(3):上記(1)の態様において、前記複数の処理部は、前記車両の停止中に前記車両の周辺監視を行う第2の処理部を含み、前記状態検知部が検知した前記車両の状態が、停止状態であり且つ前記車両に搭載されたバッテリが外部から充電されていることを含む条件を満たす第2状態である場合、前記第2の処理部および前記第2の処理部が前記情報処理に用いる外界センサがオン状態となり、他の処理部および外界センサがオフ状態となるものである。
【0009】
(4):上記(1)の態様において、前記複数の処理部は、乗員による周辺監視が必要な状態で前記車両を自律移動させる第1モードと、乗員による周辺監視が不要な状態で前記車両を自律移動させる第2モードとで選択的に動作可能な第3の処理部を含み、前記状態検知部が検知した前記車両の状態が、前記第2モードが実行不可かつ前記第1モードを実行可能な第3状態である場合、前記第2モードを実行可能な第4状態に比して、オン状態となる前記外界センサの数が少なくなるものである。
【0010】
(5):上記(1)の態様において、前記複数の処理部は、乗員による周辺監視が必要な状態で前記車両を自律移動させる第1モードで動作する第4の処理部と、乗員による周辺監視が不要な状態で前記車両を自律移動させる第2モードで動作する第5の処理部とを含み、前記状態検知部が検知した前記車両の状態が、前記第2モードが実行不可かつ前記第1モードを実行可能な第3状態である場合、前記第2モードを実行可能な第4状態に比して、オン状態となる前記外界センサの数が少なく、前記第3状態において前記第5の処理部がオフ状態となるものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

本田技研工業株式会社
ステアリング装置
3日前
本田技研工業株式会社
三次元造形装置及び鋳型造形方法
今日
本田技研工業株式会社
運転支援装置および運転支援方法
2日前
本田技研工業株式会社
制御システム、制御方法、およびプログラム
今日
本田技研工業株式会社
移動体制御装置、移動体制御方法、及びプログラム
1日前
本田技研工業株式会社
車両の制御装置、制御方法、及びプログラム
2日前
個人
安全運転車両
1か月前
個人
自動車ケアフル灯
1か月前
能美防災株式会社
発信機
1か月前
ニッタン株式会社
発信機
9日前
ニッタン株式会社
発信機
9日前
個人
逆走・正走車両検出システム
21日前
日本信号株式会社
情報提供システム
20日前
ホーチキ株式会社
監視システム
1か月前
ホーチキ株式会社
異常報知設備
9日前
ホーチキ株式会社
異常報知設備
今日
タック株式会社
安全監視システム
1か月前
個人
磁気・光学誘導路線による車両の運行制御
14日前
株式会社JVCケンウッド
通知システム
1か月前
三菱ロジスネクスト株式会社
搬送システム
1か月前
三菱ロジスネクスト株式会社
搬送システム
1か月前
株式会社フィットネスワン
見守りシステム
7日前
ホーチキ株式会社
非常通報システム
3日前
三菱ロジスネクスト株式会社
搬送システム
1か月前
日本信号株式会社
路側装置及びセンサ装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
配車システム
13日前
株式会社アジラ
注目行動呼びかけシステム
1か月前
三菱ロジスネクスト株式会社
搬送システム
1か月前
株式会社デンソー
運転支援装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
方法
1か月前
東亜電子工業株式会社
警報コントローラ
1か月前
能美防災株式会社
非常報知システム
28日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
愛知時計電機株式会社
生活データ集計装置
1か月前
矢崎総業株式会社
路面監視装置
1か月前
株式会社アドヴィックス
走行支援システム
1日前
続きを見る