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公開番号2025082409
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195695
出願日2023-11-17
発明の名称ステアリング装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B62D 1/04 20060101AFI20250522BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ステアリングハンドルの把持を適切に検出すること。
【解決手段】ステアリングハンドルと、ステアリングハンドルに対する人体の接触または近接を検出するセンサユニットと、を備えるステアリング装置であって、センサユニットは、ステアリングハンドルに設けられた複数の電極60R1~60R4と、電極60R1~60R4に基づく容量値の補正のために電極60R1~60R4の面に配置された複数の補正用電極60R1d~60R4dと、を含む。
【選択図】図4B
特許請求の範囲【請求項1】
ステアリングハンドルと、前記ステアリングハンドルに対する人体の接触または近接を検出するセンサユニットと、を備えるステアリング装置であって、
前記センサユニットは、
前記ステアリングハンドルに設けられた複数の電極と、
前記電極に基づく容量値の補正のために前記電極の面に配置された複数の補正用電極と、を含む、
ことを特徴とするステアリング装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
請求項1記載のステアリング装置において、
前記補正用電極は、前記電極の面に沿って長手方向に配置される、
ことを特徴とするステアリング装置。
【請求項3】
請求項1に記載のステアリング装置において、
前記補正用電極は、前記電極の面に沿って線状に構成される、
ことを特徴とするステアリング装置。
【請求項4】
請求項1に記載のステアリング装置において、
前記ステアリングハンドルは、環状のリム部、前記リム部の内側に設けられたハブ部、および前記ハブ部から前記リム部の径方向に延び前記ハブ部と前記リム部の内周部とを接続するスポーク部を備え、
前記センサユニットは、前記スポーク部に配設された機能スイッチ部に配置される、
ことを特徴とするステアリング装置。
【請求項5】
請求項4に記載のステアリング装置において、
前記スポーク部は、乗員により把持される前記リム部および前記ハブ部間に複数設けられ、
前記センサユニットは、複数の前記スポーク部のうち、運転席からの正面視で左スポーク部および右スポーク部にそれぞれ配設されるとともに、前記機能スイッチ部内で車両情報操作あるいは運転支援機能操作の少なくとも一つの操作を行うための構成部品に近接して配置される、
ことを特徴とするステアリング装置。
【請求項6】
請求項1記載のステアリング装置において、
前記センサユニットはさらに、
複数の前記補正用電極に加えて、前記ステアリングハンドルに設けられた複数の前記電極のうちの人体の接触または近接による電荷の蓄積が生じていない電極を、前記電荷の蓄積が生じている他の電極に基づく容量値の補正のために用いる制御部を含む、
ことを特徴とするステアリング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗員により把持されているかを検出するステアリング装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
静電容量方式のタッチセンサを用いてタッチの有無を判定する装置において、タッチセンサの近傍に静電容量方式のダミーセンサを設ける技術が知られている(例えば特許文献1参照)。タッチセンサおよびダミーセンサの検出値に基づいてタッチの有無を判定することにより、意図しない接触および外来電波ノイズに起因する誤検出が防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-53123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、タッチセンサとダミーセンサとの間で設置環境が相違することに起因する誤検出が生じやすい。例えば、静電容量は温度により変動する場合があり、特に、温度変化が生じやすい車内環境において問題となりやすい。
本願発明は、タッチセンサとダミーセンサとの設置環境の相違による影響を抑えて運転者によるステアリングハンドルの把持を適切に検出することから、交通の安全性の向上につながる。これにより、持続可能な輸送システムの発展に寄与することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、ステアリングハンドルと、ステアリングハンドルに対する人体の接触または近接を検出するセンサユニットと、を備えるステアリング装置であって、センサユニットは、ステアリングハンドルに設けられた複数の電極と、電極に基づく容量値の補正のために電極の面に配置された複数の補正用電極と、を含む。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ステアリングハンドルの把持を適切に検出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
発明の実施の形態に係るステアリング装置およびステアリング装置を含む安全運転支援システムの構成を例示する図。
電極による把持検出範囲を例示する模式図。
センサユニットの回路構成を例示する図。
図1の右側の電極を抜粋した模式図。
図4Aの電極を展開した模式図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して発明の実施の形態について説明する。
<システム構成>
図1は、実施の形態に係るステアリング装置1およびこのステアリング装置1を含む安全運転支援システム9の構成を例示する図である。
【0009】
安全運転支援システム9は、不図示の車両に搭載されたステアリング装置1と、このステアリング装置1と通信可能に接続された制御装置群8と、を備え、これらステアリング装置1および制御装置群8を用いることによって運転者による車両の安全な運転を支援する。
【0010】
実施の形態では、制御装置群8を構成する各装置81~84は、例えばCAN(Controller Area Network)バス80を介したCAN通信によってステアリング装置1と通信を行うことが可能な車載装置として説明するが、制御装置群8を構成する複数の装置81~84の全てまたは一部を、不図示の車載通信装置を介してステアリング装置1と無線通信が可能な車外装置として構成してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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