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公開番号
2025083757
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197327
出願日
2023-11-21
発明の名称
光信号切替えモジュール
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01S
7/481 20060101AFI20250526BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ライダ用の光信号切替えモジュールとしてのニーズを満たすこと。
【解決手段】ライダに用いる光信号切替えモジュールは、複数の光源からの光信号をそれぞれ入力し、それぞれの光信号の出力先を、複数チャネルの出力先のうちの一つへ選択的に切り替える光分岐部513と、光分岐部513から出力された複数の光信号のうちの少なくとも一部の光信号を交差させる導波路型の交差部515と、交差部515から出力された複数の光信号を個別に出力する複数チャネルの出力端と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ライダに用いる光信号切替えモジュールであって、
複数の光源からの光信号をそれぞれ入力し、それぞれの光信号の出力先を、複数チャネルの出力先のうちの一つへ選択的に切り替える光分岐部と、
前記光分岐部から出力された複数の前記光信号のうちの少なくとも一部の光信号を交差させる導波路型の交差部と、
前記交差部から出力された複数の前記光信号を個別に出力する複数チャネルの出力端と、
を備えることを特徴とする光信号切替えモジュール。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の光信号切替えモジュールにおいて、
前記光分岐部は、
第1の光源からの光信号を入力し、第1所定数のチャネルの出力先のうちの一つから前記光信号を選択的に出力する第1の光スイッチと、
第2の光源からの光信号を入力し、第2所定数のチャネルの出力先のうちの一つから前記光信号を選択的に出力する第2の光スイッチと、を含み、
前記交差部は、前記第1の光スイッチから出力された前記光信号および前記第2の光スイッチから出力された前記光信号のうちの少なくとも一部の光信号を交差させ、
前記出力端は、(前記第1所定数+前記第2所定数)のチャネルを含む、
ことを特徴とする光信号切替えモジュール。
【請求項3】
請求項2に記載の光信号切替えモジュールにおいて、
前記(前記第1所定数+前記第2所定数)のチャネルの出力端の中に、前記第1の光源からの光信号が出力される出力端と、前記第2の光源からの光信号が出力される出力端とで構成される組を複数組含む、
ことを特徴とする光信号切替えモジュール。
【請求項4】
請求項2または3に記載の光信号切替えモジュールにおいて、
前記交差部から出力された前記光信号のうちの前記第1の光スイッチから出力された前記光信号を入力し、第3所定数のチャネルの出力先のうちの一つから前記光信号を選択的に出力する前記第1所定数の第3の光スイッチと、
前記交差部から出力された前記光信号のうちの前記第2の光スイッチから出力された前記光信号を入力し、前記第3所定数のチャネルの出力先のうちの一つから前記光信号を選択的に出力する前記第2所定数の第4の光スイッチと、
をさらに備える、
ことを特徴とする光信号切替えモジュール。
【請求項5】
請求項4に記載の光信号切替えモジュールにおいて、
前記第1の光スイッチ、前記第2の光スイッチ、前記第3の光スイッチおよび前記第4の光スイッチはそれぞれ、1×2光スイッチを複数段組み合わせて構成される、
ことを特徴とする光信号切替えモジュール。
【請求項6】
請求項5に記載の光信号切替えモジュールにおいて、
前記第1所定数の前記第3の光スイッチおよび前記第2所定数の前記第4の光スイッチから選択的に出力された((前記第1所定数+前記第2所定数)×前記第3所定数)のチャネルの信号光は、それぞれ投射光学系の異なる領域へ入射される、
ことを特徴とする光信号切替えモジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、物体の検知や物体までの距離等を計測するライダ用の光信号切替えモジュールに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
自動運転技術を支えるキーデバイスとしてLiDAR(Light Detection And Ranging)が知られている。ライダは、照射するレーザ光の照射角度を二軸方向にそれぞれ変化させてスキャンを行い、各検出点の位置情報に基づいて物体の検知や物体までの距離等を計測する。
例えば特許文献1には、視野内の異なるサンプル領域にレーザ光を照射するために、光フェーズドアレイ(OPA)等の分波要素を動作させるライダシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-517857号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、ライダが自動車等に搭載される場合は一軸当たり数百以上の照射点へレーザ光を照射することが必要である。従来の技術を用いる場合、2チャネルの出力端のうちの一つからレーザ光を選択的に出力する分波要素を積み重ねて数百以上の出力端を一つずつ切り替えるだけであるため、最終段において複数の出力端からレーザ光を密に出力させることが難しい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様である光信号切替えモジュールは、ライダに用いる光信号切替えモジュールであって、複数の光源からの光信号をそれぞれ入力し、それぞれの光信号の出力先を、複数チャネルの出力先のうちの一つへ選択的に切り替える光分岐部と、光分岐部から出力された複数の光信号のうちの少なくとも一部の光信号を交差させる導波路型の交差部と、交差部から出力された複数の光信号を個別に出力する複数チャネルの出力端と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ライダ用の光信号切替えモジュールとしてのニーズを満たすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
車両が道路を走行する様子を示す図。
ライダによる検出データの一例を示す模式図。
車両制御装置の要部構成を示すブロック図。
ライダによる照射点を説明する模式図。
実施の形態に係るライダの構成を例示する模式図。
図4の送受信器と鉛直方向のスキャン機構とを一体に構成した鉛直方向のスキャン機構の要部構成を例示するブロック図。
図5から抜粋した送出光の分岐部の全体構成を例示する模式図。
図6のうちの光源および第1スイッチ群を説明する図。
図6のうちの導波路交差部を説明する図。
図6のうちの第2スイッチ群を説明する図。
図2のコントローラのCPUで実行される処理の一例を示すフローチャート。
変形例3における光源および第1スイッチ群を説明する図。
変形例3における導波路交差部を説明する図。
変形例3における第2スイッチ群を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、図面を参照して発明の実施の形態について説明する。
はじめに、発明の実施の形態に係る車載検出器としてのライダ装置(以下、ライダと呼ぶ)を用いた外界認識装置およびこの外界認識装置を搭載する車両について説明する。
外界認識装置は、自動運転機能を有する車両、すなわち自動運転車両に搭載することができる。なお、実施の形態では、外界認識装置が搭載される車両を、他車両と区別して自車両と呼ぶことがある。自車両は、内燃機関(エンジン)を走行駆動源として有するエンジン車両、走行モータを走行駆動源として有する電気自動車、エンジンと走行モータとを走行駆動源として有するハイブリッド車両のいずれであってもよい。自車両は、ドライバによる運転操作が不要な自動運転モードでの走行だけでなく、ドライバの運転操作による手動運転モードでの走行も可能である。
【0009】
自動運転車両は、自動運転モードでの走行(以下、自動走行または自律走行と呼ぶ)時に、ライダやカメラ等の車載検出器の検出データに基づき自車両の周囲の外界状況を認識する。自動運転車両は、その認識結果に基づいて、現時点から所定時間より先の走行軌道(目標軌道)を生成し、目標軌道に沿って自車両が走行するように走行用アクチュエータを制御する。
【0010】
図1Aは、自動運転車両である自車両101が道路RDを走行する様子を示す図である。図1Bは、自車両101に搭載され、自車両101の進行方向に向けられたライダにより得られた検出データの一例を示す模式図である。ライダによる計測点(検出点と呼んでもよい)は、照射したレーザが物体の表面のある1点で反射(散乱)して戻ってくる点情報である。点情報は、レーザ源からその点までの距離と、反射(散乱)して戻ってきたレーザの強度と、レーザ源とその点との相対速度とを含む。
図1Bに示すような複数の検出点で構成されるデータを、点群データと呼ぶ。図1Bには、図1Aの物体のうち、ライダの視野(Field of view;以下FOVと呼ぶ)に含まれる物体の表面の検出点に基づく点群データが示されている。FOVは、例えば、自車両101の水平方向(道路幅方向と呼んでもよい)に120 deg、鉛直方向(上下方向と呼んでもよい)に25 degとしてもよい。FOVの値は、外界認識装置の仕様に基づいて適宜変更して構わない。自車両101は、図1Bに示すような点群データに基づいて車両周囲の外界状況、より具体的には車両周囲の道路構造および物体等を認識し、その認識結果に基づいて目標軌道を生成する。
(【0011】以降は省略されています)
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