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公開番号
2025080671
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193975
出願日
2023-11-14
発明の名称
押圧装置および押圧システム
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
B23P
19/02 20060101AFI20250519BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】簡易な構成で不具合の発生を防止できる押圧装置および押圧システムを提供する。
【解決手段】押圧装置1は、シリンダ102内にピストン110を押圧して挿入する押圧部材3と、シリンダ102の軸方向Hに沿って押圧部材3を移動可能に支持する支持部材としての筒状部材4と、筒状部材4を移動させて、押圧部材3からピストン110に押圧荷重を作用させる作用部材としてのレバー5と、を備える。また、押圧装置1は、押圧荷重を入力する操作部材6と、レバー5および操作部材6間を連結する連結部材7と、押圧部材3から筒状部材4に加わる反力が所定値以上になると、連結部材7を移動させてレバー5と操作部材6との連結を解除する解除機構8と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
筒体内に被挿入部材を押圧して挿入する押圧部材と、
前記筒体の軸方向に沿って前記押圧部材を移動可能に支持する支持部材と、
前記支持部材を移動させて、前記押圧部材から前記被挿入部材に押圧荷重を作用させる作用部材と、
前記押圧荷重を入力する操作部材と、
前記作用部材および前記操作部材間を連結する連結部材と、
前記押圧部材から前記支持部材に加わる反力が所定値以上になると、前記連結部材を移動させて前記作用部材と前記操作部材との連結を解除する解除機構と、
を備える、ことを特徴とする押圧装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記押圧部材は、前記支持部材に対して相対移動可能な相対移動部を有し、
前記連結部材は、前記操作部材及び前記作用部材の一方に出没可能に配置され、
前記解除機構は、一端側が前記連結部材に接続されると共に他端側が前記相対移動部に接続される荷重伝達部材と、前記支持部材と前記押圧部材との間に介在する付勢部材と、を有し、
前記荷重伝達部材は、前記支持部材と前記相対移動部とが前記付勢部材に抗して相対移動することにより前記連結部材を移動させる、請求項1に記載の押圧装置。
【請求項3】
前記荷重伝達部材は、可撓性を有し、
前記支持部材は、前記荷重伝達部材の中間部に係合する係合部材を有し、
前記係合部材は、前記支持部材と前記相対移動部とが前記付勢部材に抗して相対移動した際に、前記荷重伝達部材を引くことで前記連結部材を前記操作部材及び前記作用部材の他方から抜脱する、請求項2に記載の押圧装置。
【請求項4】
前記支持部材は、中空の筒状部材であり、
前記相対移動部は、一端側が前記押圧部材に固定され、前記筒状部材の内部に相対移動可能に配置され、他端側に前記荷重伝達部材が接続されたシャフトであり、
前記作用部材は、一端側が装置本体にヒンジ固定され、中間部が前記支持部材の端部に当接し、他端側が前記連結部材を介して前記操作部材に連結されたレバーであり、
前記係合部材は、前記支持部材に回動可能に軸支された滑車であり、
前記荷重伝達部材は、前記滑車に回し掛けられている、請求項3に記載の押圧装置。
【請求項5】
前記装置本体は、前記支持部材を軸方向に移動可能に保持する保持部を有し、
前記支持部材は、前記滑車を収容するケースを有し、
前記保持部と前記ケースとの間に、前記支持部材及び前記レバーを押し上げるリターンばねを備える、請求項4に記載の押圧装置。
【請求項6】
前記支持部材の操作部材側の端部には、ローラ部材が回動可能に設けられている、請求項5に記載の押圧装置。
【請求項7】
請求項1~6の何れか一項に記載の押圧装置を複数備える押圧システムであって、
前記操作部材は、複数の前記連結部材をそれぞれ介して複数の前記作用部材に連結されている、押圧システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、押圧装置および押圧システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、押圧装置としては、エンジンを組立てる際、シリンダブロックのシリンダ内にピストンを押圧して挿入するものが知られていている(たとえば特許文献1等参照)。
この装置では、押圧手段が、押圧ヘッドを移動させる押圧ヘッド移動手段と、押圧ヘッドに取り付けられ押圧力をピストンヘッドに伝達する押圧ロッドと、が設けられている。また、押圧ロッドに直列に配置されピストンヘッドに付与される押圧力を計測する押圧力計測手段が設けられている。そして、この装置は、ピストンヘッドに付与される押圧力を監視することにより、不良品の次工程への流出を防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-226558号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ピストンをシリンダブロックの上方からシリンダの軸方向に沿わせて正確にセットして挿入することは容易ではない。正確なセットと押し込みが出来ない場合、オイルリングがシリンダの開口周縁部に乗り上げてピストンが傾き挿入できない、または噛込んでしまうといった不具合が生じる。
【0005】
このため、従来の押圧装置は、押圧力計測手段により押圧力を監視して挿入を停止させているが、押圧装置の構成が煩雑化してしまい、更なる改善が望まれている。
この発明は、簡易な構成で不具合の発生を防止できる押圧装置および押圧システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明の押圧装置は、筒体内に被挿入部材を押圧して挿入する押圧部材と、筒体の軸方向に沿って押圧部材を移動可能に支持する支持部材と、を備える。また、押圧装置は、支持部材を移動させて、押圧部材から被挿入部材に押圧荷重を作用させる作用部材と、押圧荷重を入力する操作部材と、押圧装置1は、作用部材および操作部材間を連結する連結部材と、を備える。さらに押圧部材から支持部材に加わる反力が所定値以上になると、連結部材を移動させて作用部材と操作部材との連結を解除する解除機構と、を備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、簡易な構成で不具合の発生を防止できる押圧装置および押圧システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態の押圧装置および押圧システムで全体の構成を説明する斜視図である。
押圧装置で、シリンダブロックに形成されたシリンダの上方からピストンをセットする様子を説明する断面図である。
押圧装置の構成を示し、セットされたピストンの上面に押圧装置の押圧部材を当接させた様子を説明する断面図である。
押圧装置の構成を示し、操作部材を押し下げてピストンをシリンダ内に挿入する様子を説明する断面図である。
押圧装置の構成を示し、ピストンがシリンダに噛み込んでいる様子を説明する断面図である。
押圧装置の構成を示し、荷重伝達部材が連結部材を引く様子を説明する断面図である。
押圧装置で、操作部材が作用部材から外れる様子を説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態では、適宜図面を参照しながら説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し重複する説明を省略する。なお、説明の便宜上、方向を説明する際は、図1でエンジン100のシリンダ102が複数並べられている方向を「気筒配列方向L」として説明する。また、実施形態では、シリンダ102の軸に沿う方向を「軸方向(または上下方向)H」として説明する。
【0010】
図1は、本発明が適用される実施形態の押圧装置1を複数備える押圧システム20の構成を示すものである。押圧装置1は、エンジン100の組立作業を行う際、シリンダブロック101に形成されている筒体としてのシリンダ102内に被挿入部材としてのピストン110を押圧して挿入するために用いられる。
実施形態のエンジン100は、直列四気筒であり、シリンダブロック101には、四本の円筒状のシリンダ102が気筒配列方向Lに等間隔で並べられている。このため、実施形態の押圧システム20は、それぞれのシリンダ102に対応する押圧装置1を有し、合計四台の押圧装置1の組付作業を同時に行えるように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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