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公開番号2025083703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197240
出願日2023-11-21
発明の名称制御装置及び燃料電池システム
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類H01M 8/04303 20160101AFI20250526BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】燃料電池システムに関し、コンプレッサからのノイズの低減をはかる技術を提供する。
【解決手段】燃料電池システム10に備えられる制御装置は、受付部と制御部とを備える。受付部が車両の運転中に発電停止指令を受けた場合、制御部は、封止弁116、118を閉弁するとともにバイパス弁119の開度を最大開度よりも小さい第1の開度に設定し、かつ、コンプレッサ112の回転数を所定回転数に設定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
発電セルを含む燃料電池スタックと、
前記発電セルの発電電力を蓄積するバッテリと、
前記燃料電池スタックに接続される酸化剤ガス供給路と、
前記燃料電池スタックに接続される酸化剤ガス排出路と、
一端が前記酸化剤ガス供給路に接続され、他端が前記酸化剤ガス排出路に接続されるバイパス路と、
前記酸化剤ガス供給路に酸化剤ガスを供給するコンプレッサと、
前記バイパス路の前記一端が接続される接続部分と前記燃料電池スタックとの間の前記酸化剤ガス供給路、及び、前記バイパス路の前記他端が接続される接続部分と前記燃料電池スタックとの間の前記酸化剤ガス排出路の少なくとも一方に設けられる1以上の封止弁と、
前記バイパス路に設けられ、開度を調整可能なバイパス弁と、
を有する燃料電池システムに備えられる制御装置であって、
指令を受け付ける受付部と、
前記指令に基づいて制御を行う制御部と
を備え、
前記燃料電池システムを動作させた状態で前記発電セルの発電を停止するための発電停止指令を前記受付部が受け付けた場合、前記制御部は、前記封止弁を閉弁するとともに前記バイパス弁の開度を最大開度よりも小さい第1の開度に設定し、かつ、前記コンプレッサの回転数を前記発電セルの発電中の前記回転数よりも低い所定回転数に設定する、制御装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
請求項1に記載の制御装置であって、
前記バイパス弁の開度が前記第1の開度に設定され、かつ、前記コンプレッサの前記回転数が前記所定回転数に設定された状態において、前記バッテリに蓄積されている電力の消費を要求するための電力消費指令を前記受付部が受け付けた場合、前記制御部は、前記バイパス弁の開度の設定を前記第1の開度よりも大きい第2の開度に変更し、かつ、前記回転数の設定を前記所定回転数よりも大きい前記回転数に変更する、制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の制御装置であって、
前記所定回転数は、前記コンプレッサにおいて許容されるノイズレベルの上限値に対応する前記回転数よりも低い前記回転数である、制御装置。
【請求項4】
請求項2に記載の制御装置であって、
前記制御部は、前記電力消費指令により指定される電力量に応じて、前記バイパス弁の開度の設定を変更する、制御装置。
【請求項5】
請求項2に記載の制御装置であって、
前記制御部は、前記電力消費指令により指定される電力量に応じて、前記回転数の設定を変更する、制御装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の制御装置を備える、燃料電池システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置及び燃料電池システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保するために、エネルギーの効率化に貢献する燃料電池に関する研究開発が行われている。
【0003】
燃料電池に関し、発電セルを含む燃料電池スタックを備えた燃料電池システムがある。燃料電池システムは、車両等の移動体に搭載され得る。移動体に搭載される燃料電池システムでは、移動体が動作された状態であっても発電セルの発電が停止される場合がある。
【0004】
特許文献1には、移動体の動作中に発電停止に関わる信号を受信した場合に、アイドル制御を行うことが開示されている。特許文献1に開示のアイドル制御では、燃料電池スタックに供給される酸化剤ガスを出力するコンプレッサ(エアポンプ)の電力消費量より小さい電力で発電セルの発電が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-108930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
コンプレッサが動作していると、コンプレッサからノイズが発生する。ノイズの低減に寄与する技術が待望される。
【0007】
本発明は上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の態様は、発電セルを含む燃料電池スタックと、前記発電セルの発電電力を蓄積するバッテリと、前記燃料電池スタックに接続される酸化剤ガス供給路と、前記燃料電池スタックに接続される酸化剤ガス排出路と、一端が前記酸化剤ガス供給路に接続され、他端が前記酸化剤ガス排出路に接続されるバイパス路と、前記酸化剤ガス供給路に酸化剤ガスを供給するコンプレッサと、前記バイパス路の前記一端が接続される接続部分と前記燃料電池スタックとの間の前記酸化剤ガス供給路、及び、前記バイパス路の前記他端が接続される接続部分と前記燃料電池スタックとの間の前記酸化剤ガス排出路の少なくとも一方に設けられる1以上の封止弁と、前記バイパス路に設けられ、開度を調整可能なバイパス弁と、を有する燃料電池システムに備えられる制御装置であって、指令を受け付ける受付部と、前記指令に基づいて制御を行う制御部とを備え、前記燃料電池システムを動作させた状態で前記発電セルの発電を停止するための発電停止指令を前記受付部が受け付けた場合、前記制御部は、前記封止弁を閉弁するとともに前記バイパス弁の開度を最大開度よりも小さい第1の開度に設定し、かつ、前記コンプレッサの回転数を前記発電セルの発電中の前記回転数よりも低い所定回転数に設定する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、コンプレッサから発生するノイズを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、燃料電池システムの概略構成図である。
図2は、アイドル制御が実行された場合の燃料電池システムを示す図である。
図3は、アイドル制御処理の手順を示すフローチャートである。
図4は、アイドル制御処理時における燃料電池システムでの挙動を示すタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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