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公開番号
2025061270
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2025004959,2022569935
出願日
2025-01-14,2021-12-09
発明の名称
車両用前照灯
出願人
株式会社小糸製作所
代理人
個人
主分類
B60Q
1/04 20060101AFI20250403BHJP(車両一般)
要約
【課題】温度ディレーティングが行われる場合に、前方の視認性の低下を抑制し得る車両用前照灯の信頼性を確保する。
【解決手段】車両用前照灯は、複数の発光素子(43a)~(43l)を有する光源部(41)と、それぞれの発光素子に供給される電力を制御する制御部と、を備え、制御部は、光源部(41)の温度を基に光源部(41)に温度ディレーティングを行う場合、第1電力よりも大きい第2電力で駆動する少なくとも一部の発光素子(43d)~(43i)に供給される電力を第2電力から第1電力以下に下げ、第1電力以下の第3電力で駆動する少なくとも一部の発光素子(43a)~(43c),(43j)~(43l)に供給される電力を上げる。
【選択図】図22
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の発光素子を有する光源部と、
それぞれの前記発光素子に供給される電力を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記光源部の温度を基に前記光源部に温度ディレーティングを行う場合、第1電力よりも大きい第2電力で駆動する少なくとも一部の前記発光素子に供給される前記電力を前記第2電力から前記第1電力以下に下げ、前記第1電力以下の第3電力で駆動する少なくとも一部の前記発光素子に供給される前記電力を上げる
ことを特徴とする車両用前照灯。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記光源部に前記温度ディレーティングを行う場合、前記第3電力で駆動する少なくとも一部の前記発光素子に供給される前記電力を、前記第1電力まで上げる
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項3】
前記制御部は、前記光源部に前記温度ディレーティングを行う場合、前記第3電力で駆動する少なくとも一部の前記発光素子に供給される前記電力を、前記第1電力よりも上げる
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項4】
前記制御部は、前記第3電力で駆動する少なくとも一部の前記発光素子に供給される前記電力を前記第1電力よりも上げて一定時間経過した後に、当該発光素子に供給される前記電力を前記第1電力以下に下げる
ことを特徴とする請求項3に記載の車両用前照灯。
【請求項5】
前記制御部は、前記光源部に前記温度ディレーティングを行う場合、前記第3電力で駆動する少なくとも一部の前記発光素子に供給される前記電力を、前記第3電力よりも大きく前記第1電力よりも小さい第4電力に上げる
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項6】
前記制御部は、前記光源部に前記温度ディレーティングを行う場合、前記第2電力で駆動する少なくとも一部の前記発光素子に供給される前記電力の下げ量が大きいほど、前記第3電力で駆動する少なくとも一部の前記発光素子に供給される前記電力の上げ量を多くする
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
【請求項7】
前記制御部は、前記光源部に前記温度ディレーティングを行う場合、前記第2電力で駆動する少なくとも一部の前記発光素子に供給される前記電力を前記第2電力から前記第1電力以下に下げる前に、前記第3電力で駆動する少なくとも一部の前記発光素子に供給される前記電力を上げる
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の車両用前照灯。
【請求項8】
前記制御部は、前記光源部から出射する光によって形成される配光パターンにおける前記光の強度分布を変更した後に前記光源部に前記温度ディレーティングを行う場合、前記第2電力で駆動する少なくとも一部の前記発光素子に供給される前記電力を前記第1電力以下に下げ、前記光の強度分布を変更する前に前記第3電力で駆動する少なくとも一部の前記発光素子に供給される前記電力を上げる
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の車両用前照灯。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用前照灯に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
LED(Light Emitting Diode)やLD(Laser Diode)等の発光素子及び発光素子が実装される回路基板を含む光源部と、回路基板に実装されるサーミスタなどの温度センサとを備える車両用前照灯が知られている。このような光源部では、発光素子に供給される電力が大きいほど、発光素子の発光量及び発熱量が増加し、発光素子の温度は上昇する。発光素子からの熱は回路基板に伝わり、温度センサによって回路基板の温度が推定される。推定された温度が所定値以上である場合、車両用前照灯の制御部は、発光素子に供給される電力を当該温度に応じて低減する温度ディレーティングを行うことがある。温度ディレーティングによって、光源部は熱から保護されると共に光源部の信頼性が確保される。
【0003】
ところで、互いに形状の異なる筐体のそれぞれに光源部及び温度センサが収容される場合、同じ電力でそれぞれの光源部の発光素子が点灯すると、推定される温度はそれぞれの筐体で異なることがある。このため、下記特許文献1に記載の車両用前照灯では、温度に応じて供給される電力を任意の関数やテーブルといったソフトウエアに基づいて設定し、ソフトウエアの変更で光源部に適した温度ディレーティングが行われている。
【0004】
特開2016-91730号公報
【発明の概要】
【0005】
光源部では、複数の発光素子が配置される構成も挙げられ、このような光源部として例えばLEDアレイやマイクロLEDアレイが挙げられる。このような光源部では、それぞれの発光素子から出射する光によって車両の前方に配光パターンの光が投影される。このような光源部に温度ディレーティングが行われると、供給される電力が低減する発光素子が一部の発光素子だけであっても、配光パターンが暗くなり、前方の視認性が低下してしまう場合がある。
【0006】
そこで本発明は、温度ディレーティングが行われる場合に、前方の視認性の低下を抑制し得る車両用前照灯を提供することを目的とする。
【0007】
上記目的の達成のため、本発明の第1の態様の車両用前照灯は、複数の発光素子を有し、前記複数の発光素子から前方に出射するそれぞれの第1光の照射領域がマトリックス状に並ぶように前記複数の発光素子が配置される第1光源部と、第2光を出射する第2光源部と、制御部と、を備え、少なくとも一部の前記第1光によって形成される第1配光パターンと、前記第2光によって形成される第2配光パターンとによって、ロービームの配光パターンが形成され、前記ロービームの配光パターンは、前記第1配光パターンの一部が前記第2配光パターンの一部と重なる第1領域と、前記第1配光パターンの他の一部が前記第2配光パターンと重ならず、前記第1領域と連続し前記第1領域の上方に位置する第2領域とを含み、前記制御部は、前記ロービームの配光パターンが形成される状態で、前記第1光源部の温度を基に前記第1光源部に温度ディレーティングを行う場合、前記第1配光パターンのうちの少なくとも前記第1領域を照射する少なくとも一部の前記第1光の光量が前記温度ディレーティング前に比べて減少するように、前記複数の発光素子のそれぞれに供給する電力を制御することを特徴とするものである。
【0008】
第1の態様の車両用前照灯では、ロービームの配光パターンにおいて、第1領域では、第1光と第2光とが照射している。従って、温度ディレーティングが行われる場合、第1領域において、上記のように第1光の光量が減少しても、第2光が第1領域を照射しない場合に比べて、ロービームの配光パターンの明るさの低下は抑制され、前方の視認性の低下は抑制され得る。
【0009】
また、第1の態様の車両用前照灯では、前記制御部は、前記ロービームの配光パターンが形成される状態で、前記第1光源部に前記温度ディレーティングを行う場合、前記第1領域を照射する少なくとも一部の前記第1光の光量が温度ディレーティング前に比べて減少し、前記第1領域を照射する少なくとも一部の前記第1光の光量が前記第2領域を照射する少なくとも一部の前記第1光の光量よりも多く減少するように、前記複数の発光素子のそれぞれに供給する前記電力を制御してもよい。
【0010】
例えば第2領域の上縁は、ロービームの配光パターンのうちのカットオフラインの一部を形成することがある。上記の構成によれば、第2領域を照射する第1光の光量が第1領域を照射する第1光の光量よりも多く減少する場合に比べて、カットオフライン側の明るさの低下が抑制され、前方の視認性の低下が抑制され得る。また、第1領域が第2領域よりも大きい場合、上記の構成によれば、第1領域が第2領域よりも小さい場合に比べて、第1光源部の温度上昇が抑制され得る。
(【0011】以降は省略されています)
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