TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025061055
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2025002083,2022563742
出願日2025-01-07,2021-11-15
発明の名称検眼制御プログラム及び自覚式検眼システム
出願人株式会社ニデック
代理人個人
主分類A61B 3/028 20060101AFI20250403BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】自覚式の検眼をより円滑に実行することが可能な検眼制御プログラムおよび自覚式検眼システムを提供する。
【解決手段】被検者によって入力された回答に基づいて検眼を自動的に進行させるセルフ検眼プログラムを含み、自動的に進行されるセルフ検眼の進行手順に基づいて、複数の検査項目を実行するために矯正光学系と視標呈示部を制御するステップと、呈示された視標を視認した被検者によって入力される回答を取得するステップと、前記セルフ検眼の進行に問題が生じた場合に、前記セルフ検眼の進行を補助するための補助動作を実行するステップと、が前記第1情報処理装置によって実行される検眼制御プログラムであって、呼出実行指示に基づいて呼出動作を実行するステップと、前記呼出実行指示が入力された時点での検査項目にて前記補助動作を開始できるように前記補助動作を開始する際の検査タイミングを設定するステップと、を含むことを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
被検眼に呈示される視標光束の光学特性を変化させる矯正光学系と、被検眼に視標を呈示する視標呈示部を有し、被検眼の光学特性を自覚的に測定するために使用される自覚式検眼装置と、
前記自覚式検眼装置に接続される第1情報処理装置と、
を備えた自覚式検眼システムの前記第1情報処理装置によって実行される検眼制御プログラムであって、
被検者によって入力された回答に基づいて検眼を自動的に進行させるセルフ検眼プログラムを含み、
前記セルフ検眼プログラムが前記第1情報処理装置の制御部によって実行されることで、
少なくとも、自動的に進行されるセルフ検眼の進行手順に基づいて、複数の検査項目を実行するために前記矯正光学系と前記視標呈示部を制御するセルフ検眼進行ステップと、
呈示された視標を視認した被検者によって入力される回答を取得する回答取得ステップと、
前記セルフ検眼の進行に問題が生じた場合に、前記セルフ検眼の進行を補助するための補助動作を実行するセルフ検眼補助ステップと、
が前記第1情報処理装置によって実行される検眼制御プログラムであって、
前記セルフ検眼補助ステップは、
補助者を呼び出す呼出動作を実行するための指示である呼出実行指示の入力を被検者から受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けられた前記呼出実行指示に基づいて呼出動作を実行する呼出実行ステップと、
前記呼出実行指示が入力された時点からの経過時間を表示装置に表示させる表示制御ステップと、
を含む
ことを特徴とする検眼制御プログラム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の検眼制御プログラムであって、
前記表示制御ステップでは、前記呼出実行指示が入力された時点からの経過時間と共に、実行中の前記セルフ検眼が開始された以後の経過時間を表示させることを特徴とする検眼制御プログラム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の検眼制御プログラムであって、
前記表示制御ステップでは、前記呼出実行指示が入力された時点からの経過時間を、経過時間に応じて変化するグラフィックによって前記表示装置に表示させることを特徴とする検眼制御プログラム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の検眼制御プログラムであって、
前記表示制御ステップでは、検者を呼び出すための呼出表示と共に、前記呼出実行指示が入力された時点からの経過時間を表示させることを特徴とする検眼制御プログラム。
【請求項5】
請求項4に記載の検眼制御プログラムであって、
前記表示制御ステップでは、前記呼出実行指示が入力された時点からの経過時間が所定時間を超えた場合、前記呼出表示の表示形態を変更することを特徴とする検眼制御プログラム。
【請求項6】
被検眼に呈示される視標光束の光学特性を変化させる矯正光学系と、被検眼に視標を呈示する視標呈示部を有し、被検眼の光学特性を自覚的に測定するために使用される自覚式検眼装置と、
前記自覚式検眼装置に接続される第1情報処理装置と、
を備えた自覚式検眼システムであって、
前記第1情報処理装置は、
被検者によって入力された回答に基づいて検眼を自動的に進行させるセルフ検眼プログラムを実行可能であり、
前記セルフ検眼プログラムは、
少なくとも、自動的に進行されるセルフ検眼の進行手順に基づいて、複数の検査項目を実行するために前記矯正光学系と前記視標呈示部を制御するセルフ検眼進行ステップと、
呈示された視標を視認した被検者によって入力される回答を取得する回答取得ステップと、
前記セルフ検眼の進行に問題が生じた場合に、前記セルフ検眼の進行を補助するための補助動作を実行するセルフ検眼補助ステップであって、
補助者を呼び出す呼出動作を実行するための指示である呼出実行指示の入力を被検者から受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けられた前記呼出実行指示に基づいて呼出動作を実行する呼出実行ステップと、
前記呼出実行指示が入力された時点からの経過時間を表示装置に表示させる表示制御ステップと、を含む
ことを特徴とする自覚式検眼システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、自覚式検眼システムにおいて実行される検眼制御プログラム、および自覚式検眼システムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
被検者の眼前に光学素子を配置し、光学素子を通じて検査視標を被検眼に呈示することで、被検眼の眼屈折力等の光学特性を測定する自覚式検眼装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の自覚式検眼装置は、眼屈折力測定ユニット、視標呈示ユニット、およびコントローラを備える。眼屈折力測定ユニットは、矯正光学系が備える複数の光学素子のうち、検眼窓に配置する光学素子を、駆動部によって切り替える。視標呈示ユニットは、被検眼に呈示する検査視標を切り替える。コントローラは、操作パネルに対するユーザの操作を検出し、検出した操作に基づいて、眼屈折力測定ユニットおよび視標呈示ユニットに駆動信号を送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-18712号公報
【発明の概要】
【0004】
従来の自覚式検眼装置では、検者が被検者に立ち会い、検査視標を視認した被検者からの回答に基づいて、自覚式検眼装置の次の動作の駆動指示を入力する必要があった。従って、従来の自覚式検眼装置では、検者の負担を軽減させつつ円滑に自覚式の検眼を実行することは困難であった。
【0005】
本開示の典型的な目的は、自覚式の検眼をより円滑に実行することが可能な検眼制御プログラムおよび自覚式検眼システムを提供することである。
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
【0007】
被検眼に呈示される視標光束の光学特性を変化させる矯正光学系と、被検眼に視標を呈示する視標呈示部を有し、被検眼の光学特性を自覚的に測定するために使用される自覚式検眼装置と、
前記自覚式検眼装置に接続される第1情報処理装置と、
を備えた自覚式検眼システムの前記第1情報処理装置によって実行される検眼制御プログラムであって、
被検者によって入力された回答に基づいて検眼を自動的に進行させるセルフ検眼プログラムを含み、
前記セルフ検眼プログラムが前記第1情報処理装置の制御部によって実行されることで、
少なくとも、自動的に進行されるセルフ検眼の進行手順に基づいて、複数の検査項目を実行するために前記矯正光学系と前記視標呈示部を制御するセルフ検眼進行ステップと、
呈示された視標を視認した被検者によって入力される回答を取得する回答取得ステップと、
前記セルフ検眼の進行に問題が生じた場合に、前記セルフ検眼の進行を補助するための補助動作を実行するセルフ検眼補助ステップと、
が前記第1情報処理装置によって実行される検眼制御プログラムであって、
前記セルフ検眼補助ステップは、
補助者を呼び出す呼出動作を実行するための指示である呼出実行指示の入力を被検者から受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けられた前記呼出実行指示に基づいて呼出動作を実行する呼出実行ステップと、
前記呼出実行指示が入力された時点からの経過時間を表示装置に表示させる表示制御ステップと、
を含む
ことを特徴とする。
(2)
被検眼に呈示される視標光束の光学特性を変化させる矯正光学系と、被検眼に視標を呈示する視標呈示部を有し、被検眼の光学特性を自覚的に測定するために使用される自覚式検眼装置と、
前記自覚式検眼装置に接続される第1情報処理装置と、
を備えた自覚式検眼システムであって、
前記第1情報処理装置は、
被検者によって入力された回答に基づいて検眼を自動的に進行させるセルフ検眼プログラムを実行可能であり、
前記セルフ検眼プログラムは、
少なくとも、自動的に進行されるセルフ検眼の進行手順に基づいて、複数の検査項目を実行するために前記矯正光学系と前記視標呈示部を制御するセルフ検眼進行ステップと、
呈示された視標を視認した被検者によって入力される回答を取得する回答取得ステップと、
前記セルフ検眼の進行に問題が生じた場合に、前記セルフ検眼の進行を補助するための補助動作を実行するセルフ検眼補助ステップであって、
補助者を呼び出す呼出動作を実行するための指示である呼出実行指示の入力を被検者から受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けられた前記呼出実行指示に基づいて呼出動作を実行する呼出実行ステップと、
前記呼出実行指示が入力された時点からの経過時間を表示装置に表示させる表示制御ステップと、を含む
ことを特徴とする。
【0008】
本開示に係る検眼制御プログラムおよび自覚式検眼システムによると、自覚式の検眼がより円滑に実行される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の<>にて分類された項目は、独立又は関連して利用されうる。
<概要>
本開示で例示する自覚式検眼システムは、自覚式検眼装置と第1情報処理装置を備える。自覚式検眼装置は、被検眼に呈示される視標光束の光学特性を変化させる矯正光学系と、被検眼に視標を呈示する視標呈示部を有し、被検眼の光学特性を自覚的に測定するために使用される。第1情報処理装置は、自覚式検眼装置に接続される情報処理装置である(以下、第1情報処理装置を「接続装置」という場合もある)。セルフ検眼プログラムは、被検者によって入力された回答に基づいて、検眼を自動的に進行させるプログラムである。
【0010】
セルフ検眼プログラムが、第1情報処理装置の制御部によって実行されることで、セルフ検眼進行ステップ、回答取得ステップ、矯正値記憶ステップ、およびセルフ検眼補助ステップが、第1情報処理装置によって実行される。セルフ検眼進行ステップでは、第1情報処理装置は、少なくとも、自動的に進行されるセルフ検眼の進行手順に基づいて(つまり、進行手順に沿って)、被検者への視標の呈示動作を指示する複数の呈示指示信号を、自覚式検眼装置に順に出力する。なお、セルフ検眼進行ステップでは、第1情報処理装置は、自動的に進行されるセルフ検眼の進行手順に基づいて、複数の検査項目を実行するために矯正光学系と視標呈示部を制御してもよい。回答取得ステップでは、第1情報処理装置は、呈示された視標を視認した被検者によって入力される回答を取得する。矯正値記憶ステップでは、第1情報処理装置は、回答取得ステップにおいて取得された回答と、回答取得時に自覚式検眼装置によって呈示されていた視標および視標光束の光学特性とに基づいて取得される、被検眼の光学特性の矯正値を記憶する。セルフ検眼補助ステップでは、第1情報処理装置は、セルフ検眼の進行に問題が生じた場合に、セルフ検眼の進行を補助するための補助動作を実行する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社ニデック
検眼制御プログラム及び自覚式検眼システム
5日前
個人
健康器具
1か月前
個人
歯茎みが品
2か月前
個人
歯の掃除具
5か月前
個人
鼾防止用具
1か月前
個人
乗馬テラピー
5か月前
個人
塗り薬塗り具
4か月前
個人
マッサージ機
2か月前
個人
導電香
2か月前
個人
白内障治療法
1か月前
個人
脈波測定方法
2か月前
個人
身体牽引装置
5か月前
個人
脈波測定方法
1か月前
個人
洗井間専家。
18日前
個人
ホバーアイロン
6日前
個人
収納容器
3か月前
個人
片足歩行支援具
2か月前
個人
発熱器具
5か月前
個人
クリップ
2か月前
個人
健康器具
4か月前
個人
染毛方法
4か月前
個人
眼科診療車
3か月前
個人
磁器治療器
5か月前
個人
車椅子持ち上げ器
1か月前
個人
口内洗浄具
2か月前
三生医薬株式会社
錠剤
29日前
個人
動体視力強化装置
5か月前
株式会社コーセー
化粧料
2か月前
個人
避難困難者救出台車
3か月前
株式会社コーセー
美爪料
2か月前
個人
服薬支援装置
27日前
株式会社ナカニシ
生検針
5か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
4か月前
株式会社 MTG
浴用剤
2か月前
個人
血管硬化度算出方法
6か月前
東レ株式会社
下肢着用具
5か月前
続きを見る