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公開番号2025059916
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170315
出願日2023-09-29
発明の名称霧化装置
出願人ミツミ電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61M 11/02 20060101AFI20250403BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】液体の残留を抑制することができる霧化装置を提供すること。
【解決手段】霧化装置であるネブライザ10は、圧縮空気を噴出するノズル孔431aを上端面431に有し、ノズル孔431aの出口領域が霧化領域70となる圧縮空気導入管43と、圧縮空気導入管43を囲むように設けられ、液体Wを貯留する液体貯留部42と、圧縮空気導入管43に被せられ、液体Wを液体貯留部42から吸い上げて霧化領域70に供給するキャップと、霧化領域70を覆うカバー50と、を有する。また、カバー50は、エアロゾルASを排出するエアロゾル排出部53と、エアロゾルASをエアロゾル排出部53まで導く流路を形成する流路形成部52と、エアロゾル排出部53に付着した液体Wを液体貯留部42に戻す液体戻し部54と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮空気を噴出するノズル孔を上端面に有し、前記ノズル孔の出口領域がエアロゾルを生成する霧化領域となる圧縮空気導入管と、
前記圧縮空気導入管を囲むように設けられ、液体を貯留する液体貯留部と、
前記圧縮空気導入管に被せられ、前記液体を前記液体貯留部から吸い上げて前記霧化領域に供給するキャップと、
前記霧化領域を覆うカバーと、を有し、
前記カバーは、
前記エアロゾルを排出するエアロゾル排出部と、
前記エアロゾルを前記エアロゾル排出部まで導く流路を形成する流路形成部と、
前記エアロゾルとして前記エアロゾル排出部に導入され、前記エアロゾル排出部に付着した前記液体を前記液体貯留部に戻す液体戻し部と、を有することを特徴とする霧化装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記エアロゾル排出部は、前記流路形成部から上側に向けて突出する筒状であり、
前記流路形成部は、前記エアロゾル排出部の側壁部を介して前記エアロゾル排出部の内部に連通する第1連通孔を有し、
前記エアロゾルは、前記第1連通孔を介して前記流路形成部から前記エアロゾル排出部に導入される請求項1に記載の霧化装置。
【請求項3】
前記液体戻し部は、前記流路形成部の上側に、前記エアロゾル排出部と接して配置され、前記エアロゾル排出部の前記側壁部を介して前記エアロゾル排出部の内部に連通する第2連通孔を有し、
前記流路形成部は、前記液体戻し部の底部を介して前記液体戻し部の内部に連通する第3連通孔を有し、
前記エアロゾル排出部に付着した前記液体は、前記第2連通孔および前記第3連通孔を介して前記液体貯留部に戻される請求項2に記載の霧化装置。
【請求項4】
前記第1連通孔および前記第2連通孔は、前記エアロゾル排出部の中心軸に対して互いに反対側に位置している請求項3に記載の霧化装置。
【請求項5】
前記エアロゾル排出部内の前記液体を前記第2連通孔に誘導するガイド部を有する請求項3に記載の霧化装置。
【請求項6】
前記液体戻し部は、前記エアロゾルの前記第2連通孔を介した前記エアロゾル排出部への導入を規制する規制部を有する請求項3に記載の霧化装置。
【請求項7】
前記規制部は、前記第3連通孔を介して前記液体戻し部に導入される前記エアロゾルを誘導して前記第3連通孔に向かわせるガイド面を有する請求項6に記載の霧化装置。
【請求項8】
前記流路形成部は、前記エアロゾル排出部の下側開口の少なくとも一部を塞いで設けられ、前記エアロゾルに含まれる前記液体の粒子を選別する選別部を有する請求項3に記載の霧化装置。
【請求項9】
前記流路形成部は、対向配置された第1側壁部および第2側壁部を有し、
前記第1側壁部の内面および前記第2側壁部の内面は、それぞれ、上側に向けて並んで配置され、互いに向きの異なる複数の平坦面を有する請求項1に記載の霧化装置。
【請求項10】
前記エアロゾル排出口に接続され、前記エアロゾル排出口から排出された前記エアロゾルを使用者の体内へ導くマウスピースを有する請求項1に記載の霧化装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、霧化装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、霧化装置として、水、食塩水、気管支等の疾患を治療する薬液等の液体を霧化してエアロゾルを生成するためのネブライザキットが知られている。ネブライザキットによって生成されたエアロゾルは、使用者によって口や鼻から吸引されて体内に取り込まれる。
【0003】
このようなネブライザキットとして、例えば、特許文献1に記載されたネブライザキットが知られている。図1に示すように、このネブライザキット9は、ケース体91と、霧化部形成体92と、流路形成体93と、キャップ体94と、を有する。
【0004】
ケース体91は、食塩水、気管支等の疾患を治癒させるための薬液、ワクチン等の液体W1を一時的に貯留する液体貯留部912を有する。さらに、ケース体91は、液体貯留部912の中央部を突き抜けて形成された圧縮空気導入管911を有する。圧縮空気導入管911は、上側に向けてテーパ状に縮径する円筒状をなし、上端面にノズル孔911aを有する。圧縮空気導入管911には、図示しないコンプレッサから圧縮空気が導入され、圧縮空気導入管911に導入された圧縮空気がノズル孔911aから噴き出す。また、ケース体91の上端部には、ケース体91内で生成されたエアロゾルを排出するエアロゾル排出口913が設けられており、当該部分に図示しないマウスピースが接続される。
【0005】
霧化部形成体92は、圧縮空気導入管911に覆い被さり、圧縮空気導入管911との間に液体W1の吸上経路99を形成する筒状の吸液管形成部921を有する。吸液管形成部921は、圧縮空気導入管911に倣った形状であり、上側に向けてテーパ状に縮径する円筒状をなす。そして、吸液管形成部921の内周面と圧縮空気導入管911の外周面との隙間によって吸上経路99が形成されている。また、霧化部形成体92は、ノズル孔911aの直上に設けられたバッフル922を有する。そして、図2に示すように、圧縮空気導入管911とバッフル922との間に霧化部98が形成されている。
【0006】
また、図1に示すように、流路形成体93は、ケース体91の内部空間を仕切り、外気の流路を形成している。また、キャップ体94は、流路形成体93に嵌め込まれ、流路形成体93との間にケース体91の内外を連通する圧力調整用隙間96が設けられている。
【0007】
このようなネブライザキット9では、コンプレッサから圧縮空気導入管911に導入された圧縮空気がノズル孔911aから噴き出し、その直上に位置するバッフル922に噴き付けられる。すると、霧化部98が負圧(周囲よりも圧力が低い状態)となる。そのため、液体貯留部912に貯留された液体W1が吸上経路99から吸い上げられ、圧縮空気と共にバッフル922に噴き付けられる。液体W1は、バッフル922に衝突することで微細な液滴(霧状粒子)となる。さらに、この微細な液滴に圧力調整用隙間96からケース体91内に導入された外気が付与され、微細な液滴が外気内に分散することでエアロゾルが生成される。そして、生成されたエアロゾルは、エアロゾル排出口913を介してケース体91外に排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2011-229709号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1のネブライザキット9では、エアロゾル排出口913の手前に段差95が形成されている。そのため、例えば、図3に示すように、エアロゾルに含まれる液体W1がエアロゾル排出口913から排出される手前で流路形成体93の内面に付着し、付着した液体W1が垂下して段差95に溜まってしまう場合がある。段差95に液体W1が溜まってしまうと、その分、使用者の体内に供給される液体W1の量が減り、適切な吸引、治療を行うことができない。
【0010】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、液体の残留を抑制することができる霧化装置、特にネブライザキットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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