TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025059851
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170200
出願日2023-09-29
発明の名称ポリエステル樹脂粒子及び化粧品
出願人綜研化学株式会社
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類C08G 63/181 20060101AFI20250403BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】屈折率が高く、かつ、生分解性が高いポリエステル樹脂粒子を提供する。
【解決手段】本発明によれば、フラン構造を含むポリエステル樹脂を含む、ポリエステル樹脂粒子が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
フラン構造を含むポリエステル樹脂を含む、ポリエステル樹脂粒子。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記ポリエステル樹脂が、親水基を有する、請求項1に記載のポリエステル樹脂粒子。
【請求項3】
前記ポリエステル樹脂は、多価カルボン酸類に由来する構造及び多価アルコールに由来する構造を含み、
前記多価カルボン酸類に由来する構造が、前記フラン構造を含む、請求項1又は請求項2に記載のポリエステル樹脂粒子。
【請求項4】
前記多価アルコールに由来する構造は、炭素数2~4の直鎖脂肪族ジオールに由来する構造を含む、請求項3に記載のポリエステル樹脂粒子。
【請求項5】
真球度が0.90~1.00である、請求項1又は請求項2に記載のポリエステル樹脂粒子。
【請求項6】
平均粒子径が1~30μmである、請求項1又は請求項2に記載のポリエステル樹脂粒子。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載のポリエステル樹脂粒子を含む化粧品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はポリエステル樹脂粒子に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境配慮型の製品、サスティナブルな製品の要求が高まっている。これらの要求を満たす材料の一つとしてポリエステル材料が着目され、ポリエステル樹脂粒子は、例えば、化粧品用途、光学用途、医療用途など、幅広い用途に使用される。
【0003】
特許文献1には、多価カルボン酸成分と多価アルコール成分の、いずれか一方又は両方に2.0mol%以上の不飽和多価カルボン酸、不飽和多価アルコールを各々含有する多価カルボン酸成分と、多価アルコ-ル成分の縮合により得られ、かつ、20~500eq./tonの範囲でイオン性基を含有するポリエステル樹脂を主成分とし、体積平均粒子径Dが0.1~100μm、粒子径0.5D~2.0Dの範囲の粒子が全体の80重量%以上を占め、変動係数が30%以下であり、平均真球度(短径/長径)0.8以上であるポリエステル粒子が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、平均粒子径が0.1μm以上であるイオン性基含有ポリエステルの水系ミクロ分散体に、該イオン性基含有ポリエステルが可塑化する条件下において、電解質を添加することにより、該ミクロ分散粒子を緩凝集領域に導くことにより粒子成長させることを特徴とするポリエステル粒子の製法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平6-263882公報
特開平6-145367公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
樹脂粒子には、その使用形態によっては高い屈折率を有することが求められる。ポリエステル樹脂粒子の屈折率を高くする方法の一つとして、例えば、芳香族系の原料を用いることが挙げられる。しかし、芳香族系の原料を用いると、生分解性が低下する場合があった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、屈折率が高く、かつ、生分解性が高いポリエステル樹脂粒子を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、屈折率が高く、かつ、生分解性が高いポリエステル樹脂粒子が提供される。
【0009】
本発明者は、鋭意検討を行ったところ、ポリエステル樹脂にフラン構造を含ませることにより屈折率が高く、かつ、生分解性が高いポリエステル樹脂粒子となることを見出し、本発明の完成に至った。
【0010】
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
[1]フラン構造を含むポリエステル樹脂を含む、ポリエステル樹脂粒子。
[2]前記ポリエステル樹脂が、親水基を有する、[1]に記載のポリエステル樹脂粒子。
[3]前記ポリエステル樹脂は、多価カルボン酸類に由来する構造及び多価アルコールに由来する構造を含み、前記多価カルボン酸類に由来する構造が、前記フラン構造を含む、[1]又は[2]に記載のポリエステル樹脂粒子。
[4]前記多価アルコールに由来する構造は、炭素数2~4の直鎖脂肪族ジオールに由来する構造を含む、[3]に記載のポリエステル樹脂粒子。
[5]真球度が0.90~1.00である、[1]~[3]のいずれかに記載のポリエステル樹脂粒子。
[6]平均粒子径が1~30μmである、[1]~[3]のいずれかに記載のポリエステル樹脂粒子。
[7][1]~[6]のいずれかに記載のポリエステル樹脂粒子を含む化粧品。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

綜研化学株式会社
ポリエステル樹脂粒子の製造方法
3日前
綜研化学株式会社
ポリエステル樹脂粒子及び化粧品
3日前
綜研化学株式会社
表面保護用粘着剤組成物および表面保護フィルム
16日前
国立大学法人信州大学
重合体、粘着剤組成物、重合体粒子、及び重合体の製造方法
6か月前
綜研化学株式会社
エポキシ樹脂組成物、エポキシ樹脂硬化物
3日前
東レ株式会社
多孔質構造体
5日前
東ソー株式会社
ゴム組成物
2か月前
東ソー株式会社
射出成形体
2か月前
東ソー株式会社
押出成形体
2か月前
ベック株式会社
硬化性組成物
23日前
東ソー株式会社
ブロー成形体
2か月前
AGC株式会社
組成物
1か月前
株式会社カネカ
樹脂フィルム
2か月前
ベック株式会社
硬化性組成物
23日前
東亞合成株式会社
硬化型組成物
2か月前
三洋化成工業株式会社
樹脂組成物
3か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
1か月前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
3日前
花王株式会社
樹脂組成物
2か月前
ヤマハ株式会社
重縮合体
2か月前
東レ株式会社
ポリエステルの製造方法
2か月前
三洋化成工業株式会社
徐放材用組成物
16日前
ユニチカ株式会社
ポリアミック酸溶液
11日前
東ソー株式会社
ゴム組成物及び加硫ゴム
5日前
アイカ工業株式会社
光硬化型樹脂組成物
2か月前
AGC株式会社
液状組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
1か月前
トヨタ自動車株式会社
樹脂溶解装置
1か月前
株式会社トクヤマ
イオン交換膜の製造方法
2か月前
東洋紡株式会社
積層ポリエステルフィルム
2か月前
東レ株式会社
ポリエステル樹脂の製造方法
1か月前
横浜ゴム株式会社
靴底用ゴム組成物
2か月前
東レ株式会社
構造部材およびその製造方法
1か月前
東レ株式会社
光学用ポリエステルフィルム
1か月前
グンゼ株式会社
樹脂の回収方法
1か月前
続きを見る