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公開番号
2025059850
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170197
出願日
2023-09-29
発明の名称
ポリエステル樹脂粒子の製造方法
出願人
綜研化学株式会社
代理人
SK弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
C08J
3/12 20060101AFI20250403BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】従来のポリエステル樹脂粒子の製造方法よりも、少ない工程で、かつ、使用する有機溶媒の量を少なくすることができる製造方法を提供する。
【解決手段】本発明によれば、噴霧乾燥工程を含むポリエステル樹脂粒子の製造方法であって、前記噴霧乾燥工程では、原料微粒子が水中に分散した水分散液を噴霧乾燥して、前記ポリエステル樹脂粒子を得、前記ポリエステル樹脂粒子の平均粒子径は、前記原料微粒子の平均粒子径よりも大きい、製造方法が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
噴霧乾燥工程を含むポリエステル樹脂粒子の製造方法であって、
前記噴霧乾燥工程では、ポリエステル樹脂を含む原料微粒子が水中に分散した水分散液を噴霧乾燥して、前記ポリエステル樹脂粒子を得、
前記ポリエステル樹脂粒子の平均粒子径は、前記原料微粒子の平均粒子径よりも大きい、製造方法。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記ポリエステル樹脂粒子の平均粒子径は、前記原料微粒子の平均粒子径よりも10倍以上大きい、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記噴霧乾燥工程は、前記ポリエステル樹脂のガラス転移温度よりも25℃以上高い温度で行われる、請求項1又は請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記水分散液における乳化剤及び分散剤の濃度が5質量%以下である、請求項1又は請求項2に記載の製造方法。
【請求項5】
前記原料微粒子は、親水基を有するポリエステル樹脂を含む、請求項1又は請求項2に記載の製造方法。
【請求項6】
前記原料微粒子は、ガラス転移温度が40℃以上のポリエステル樹脂を含む、請求項1又は請求項2に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はポリエステル樹脂粒子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、環境配慮型の製品、サスティナブルな製品の要求が高まっている。これらの要求を満たす材料の一つとしてポリエステル材料が着目され、ポリエステル樹脂粒子は、例えば、化粧品用途、光学用途、医療用途など、幅広い用途に使用される。
【0003】
特許文献1には、球状ポリエステル系樹脂粒子の製造方法であって、固有粘度が0.6dl/g以下のポリエステル系原料樹脂粒子を該粒子の融点より80℃以上高い温度で溶融させて球状化する溶融工程と、球状化後の粒子を前記融点以下の温度で固化する冷却工程とを有する、球状ポリエステル系樹脂粒子の製造方法が開示されている。特許文献1では、ポリエステル系原料樹脂を粉砕して得たポリエステル系原料樹脂粒子を溶融及び固化することにより、球状ポリエステル系樹脂粒子を得るものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-159278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通常、ポリエステル樹脂粒子は、ポリエステル樹脂合成後、有機溶剤と水の混合溶媒に分散させ、諸工程を経てポリエステル樹脂粒子水分散液を作製した後、さらに脱水・乾燥工程を経て製造されるが、前記製造方法は工程数が多くコストが嵩む。例えば、特許文献1の製造方法では、粒子を球状化させるための溶融工程を含む。また、水分散液の作製において有機溶剤が使用され、環境への配慮の観点から好ましくなかった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、従来のポリエステル樹脂粒子の製造方法よりも、少ない工程で、かつ、使用する有機溶媒の量を少なくすることができるポリエステル樹脂粒子の製造方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、噴霧乾燥工程を含むポリエステル樹脂粒子の製造方法であって、前記噴霧乾燥工程では、ポリエステル樹脂を含む原料微粒子が水中に分散した水分散液を噴霧乾燥して、前記ポリエステル樹脂粒子を得、前記ポリエステル樹脂粒子の平均粒子径は、前記原料微粒子の平均粒子径よりも大きい、製造方法が提供される。
【0008】
本発明者は、鋭意検討を行ったところ、ポリエステル樹脂を含む原料微粒子が水中に分散した水分散液を噴霧乾燥して、ポリエステル樹脂粒子を得る製造方法によれば、従来のポリエステル樹脂粒子の製造方法よりも、少ない工程で、かつ、少ない有機溶媒の使用量で量を所望の形状及び特性を有するポリエステル樹脂粒子を得ることができることを見出し、本発明の完成に至った。
【0009】
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
[1]噴霧乾燥工程を含むポリエステル樹脂粒子の製造方法であって、前記噴霧乾燥工程では、ポリエステル樹脂を含む原料微粒子が水中に分散した水分散液を噴霧乾燥して、前記ポリエステル樹脂粒子を得、前記ポリエステル樹脂粒子の平均粒子径は、前記原料微粒子の平均粒子径よりも大きい、製造方法。
[2]前記ポリエステル樹脂粒子の平均粒子径は、前記原料微粒子の平均粒子径よりも10倍以上大きい、[1]に記載の製造方法。
[3]前記噴霧乾燥工程は、前記ポリエステル樹脂のガラス転移温度よりも25℃以上高い温度で行われる、[1]又は[2]に記載の製造方法。
[4]前記水分散液における乳化剤及び分散剤の濃度が5質量%以下である、[1]~[3]のいずれかに記載の製造方法。
[5]前記原料微粒子は、親水基を有するポリエステル樹脂を含む、[1]~[3]のいずれかに記載の製造方法。
[6]前記原料微粒子は、ガラス転移温度が40℃以上のポリエステル樹脂を含む、[1]~[5]に記載の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るポリエステル樹脂粒子の製造方法によれば、従来のポリエステル樹脂粒子の製造方法よりも、少ない工程で、かつ、少ない有機溶媒の使用量で量を所望の形状及び特性を有するポリエステル樹脂粒子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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