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公開番号
2024127411
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023036552
出願日
2023-03-09
発明の名称
重合体、粘着剤組成物、重合体粒子、及び重合体の製造方法
出願人
国立大学法人信州大学
,
綜研化学株式会社
代理人
SK弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
C08F
2/38 20060101AFI20240912BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】腐食や粘着特性の低下等の問題の発生が少ない重合体、及び、該重合体を提供することができ、かつ、充分に分子量の制御が可能である重合体の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明によれば、末端に下記式(21)で示される基を有するポリマー鎖を含む、重合体が提供される。
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(式(21)中、R
21
、R
22
、R
23
、R
24
、及びR
25
は水素、炭素数が1~8のアルキル基、炭素数が1~8のアルコキシ基、シアノ基、カルボキシ基、ハロゲンから選ばれる基であり、R
21
、R
22
、R
23
、R
24
、及びR
25
はそれぞれ同一であっても異なっていてもよく、Xはシアノ基、任意に置換されたアリール基、アシル基、カルボキシ基、COOR
1
、C(O)NH
2
、C(O)NHR
1
、C(O)NR
1
2
、SOR
1
、SO
2
R
1
、SO
3
R
1
、及びOR
1
から選ばれる基であり、前記R
1
は炭素数が1~8のアルキル基を任意に置換した基である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
末端に下記式(21)で示される基を有するポリマー鎖を含む、重合体。
JPEG
2024127411000022.jpg
24
78
(式(21)中、R
21
、R
22
、R
23
、R
24
、及びR
25
は水素、炭素数が1~8のアルキル基、炭素数が1~8のアルコキシ基、シアノ基、カルボキシ基、ハロゲンから選ばれる基であり、R
21
、R
22
、R
23
、R
24
、及びR
25
はそれぞれ同一であっても異なっていてもよく、
Xはシアノ基、任意に置換されたアリール基、アシル基、カルボキシ基、COOR
1
、C(O)NH
2
、C(O)NHR
1
、C(O)NR
1
2
、SOR
1
、SO
2
R
1
、SO
3
R
1
、及びOR
1
から選ばれる基であり、前記R
1
は炭素数が1~8のアルキル基を任意に置換した基である。)
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記末端に下記式(21)で示される基を有するポリマー鎖が、さらに、下記式(22)で示される基を末端に有する、請求項1に記載の重合体。
JPEG
2024127411000023.jpg
23
79
(式(22)中、R
51
及びR
52
は炭素数が1~8のアルキル基であり、R
51
及びR
52
はそれぞれ同一であっても異なっていてもよく、
R
6
は水素、任意に置換された炭素数1~6のアルキル基、またはフェニル基である。)
【請求項3】
前記重合体は、チオール系連鎖移動剤に由来する硫黄の含有率が、100ppm以下である、請求項1または請求項2に記載の重合体。
【請求項4】
前記ポリマー鎖は、繰り返し単量体単位を有し、
前記繰り返し単量体単位は、カルボキシ基、水酸基、アミノ基、アミド基から選択される少なくとも1種の基を有する、請求項1または請求項2に記載の重合体。
【請求項5】
請求項4に記載の重合体と、
イソシアネート架橋剤、エポキシ架橋剤、金属キレート架橋剤から選択される少なくとも1種の架橋剤とを含む、粘着剤組成物。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の重合体を含む重合体粒子であって、
前記重合体粒子は、平均粒子径が0.05~500μmである、重合体粒子。
【請求項7】
重合体の製造方法であって、
下記式(23)で示される骨格からなる連鎖移動剤および重合開始剤の存在下で、ラジカル重合性化合物を重合する重合工程を含む、製造方法。
JPEG
2024127411000024.jpg
53
79
(式(23)中、R
21
、R
22
、R
23
、R
24
、及びR
25
は水素、炭素数が1~8のアルキル基、炭素数が1~8のアルコキシ基、シアノ基、カルボキシ基、ハロゲンから選ばれる基であり、R
21
、R
22
、R
23
、R
24
、及びR
25
はそれぞれ同一であっても異なっていてもよく、
Xはシアノ基、任意に置換されたアリール基、アシル基、カルボキシ基、COOR
1
、C(O)NH
2
、C(O)NHR
1
、C(O)NR
1
2
、SOR
1
、SO
2
R
1
、SO
3
R
1
、及びOR
1
から選ばれる基であり、前記R
1
は炭素数が1~8のアルキル基を任意に置換した基であり、
R
51
及びR
52
は炭素数が1~8のアルキル基であり、R
51
及びR
52
はそれぞれ同一であっても異なっていてもよく、
R
6
は水素、任意に置換された炭素数1~6のアルキル基、またはフェニル基である。)
【請求項8】
前記重合工程において、酢酸エチル、エチルメチルケトン、トルエンから選択される1種以上の有機溶剤中でラジカル重合性化合物を重合する、請求項7に記載の製造方法。
【請求項9】
請求項8に記載の重合工程と、架橋剤配合工程を含む、粘着剤組成物の製造方法であって、
前記架橋剤配合工程では、得られた重合体にイソシアネート架橋剤、エポキシ架橋剤、金属キレート架橋剤から選択される少なくとも1種の架橋剤を配合する、製造方法。
【請求項10】
前記重合工程において、水性媒体中で前記ラジカル重合性化合物を重合する、請求項7に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重合体、粘着剤組成物、重合体粒子、及び重合体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
メチルメタクリレート等のラジカル重合性化合物を重合させる際、重合体の分子量を調節する等の目的で連鎖移動剤が用いられ、n-ドデシルメルカプタン等のメルカプタン化合物が従来から使用されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、マレイミド基及びメルカプト基を有する化合物からなる連鎖移動剤が開示されている。また、特許文献2には、特定の構造を有するチオール化合物が開示されており、該化合物を連鎖移動剤として用いることが開示されている。
【0004】
また、n-ドデシルメルカプタン等の硫黄を含むチオール系連鎖移動剤を用いて、様々な用途の重合体を重合する技術は多数開示されている。例えば、特許文献3には、(メタ)アクリル酸アルキルエステルと(メタ)アクリル系多官能モノマーとを含むモノマー成分を、チオール系連鎖移動剤の存在下で重合する工程を有する、(メタ)アクリル系架橋粒子の製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-321506号公報
特開2004-292428号公報
国際公開第2017/022423号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
メルカプタン化合物は重合体の分子量を効率よく制御できる利点がある。一方で、メルカプタン化合物は、特有の臭気を有し、適用箇所によっては、メルカプタン化合物を連鎖移動剤として用いて重合した重合体が腐食を引き起こす等の問題があった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、従来のメルカプタン化合物等のチオール系連鎖移動剤を用いた重合体に比べ、腐食の問題を引き起こしにくい重合体及び従来のメルカプタン化合物等のチオール系連鎖移動剤を用いる場合に比べ、腐食の問題の発生が少なく、かつ、充分に分子量の制御が可能である重合体の製造方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、末端に下記式(21)で示される基を有するポリマー鎖を含む、重合体が提供される。
【0009】
JPEG
2024127411000001.jpg
25
78
【0010】
式(21)中、R
21
、R
22
、R
23
、R
24
、及びR
25
は水素、炭素数が1~8のアルキル基、炭素数が1~8のアルコキシ基、シアノ基、カルボキシ基、ハロゲンから選ばれる基であり、R
21
、R
22
、R
23
、R
24
、及びR
25
はそれぞれ同一であっても異なっていてもよく、
Xはシアノ基、任意に置換されたアリール基、アシル基、カルボキシ基、COOR
1
、C(O)NH
2
、C(O)NHR
1
、C(O)NR
1
2
、SOR
1
、SO
2
R
1
、SO
3
R
1
、及びOR
1
から選ばれる基であり、前記R
1
は炭素数が1~8のアルキル基を任意に置換した基である。
(【0011】以降は省略されています)
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