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公開番号2025059824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170149
出願日2023-09-29
発明の名称空調システム
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F24F 11/65 20180101AFI20250403BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】省エネルギー性を確保可能な空調システムを提供すること。
【解決手段】対象空間の換気を行う換気装置と、凝縮器又は蒸発器として機能する熱交換器と冷媒を圧縮する圧縮機とを有し、前記対象空間の空気を吸い込んで前記熱交換器を流れる前記冷媒と熱交換した空気を前記対象空間に吹き出す空調装置と、前記対象空間の温度を前記空調装置により調整せずに前記換気装置により調整する第1運転モードから、前記温度を前記空調装置と前記換気装置により調整する第2運転モードに移行する場合、前記換気装置が前記対象空間の温度を調整する第1能力を低下させ、かつ、前記空調装置が前記温度を調整する第2能力を増大させる制御部と、を備える、空調システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象空間の換気を行う換気装置と、
凝縮器又は蒸発器として機能する熱交換器と冷媒を圧縮する圧縮機とを有し、前記対象空間の空気を吸い込んで前記熱交換器を流れる前記冷媒と熱交換した空気を前記対象空間に吹き出す空調装置と、
前記対象空間の温度を前記空調装置により調整せずに前記換気装置により調整する第1運転モードから、前記温度を前記空調装置と前記換気装置により調整する第2運転モードに移行する場合、前記換気装置が前記対象空間の温度を調整する第1能力を低下させ、かつ、前記空調装置が前記温度を調整する第2能力を増大させる制御部と、を備える、空調システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記第1運転モードから前記第2運転モードに移行する場合、前記第1能力を、前記換気装置の消費電力が最小になる能力まで低下させ、かつ、前記第2能力を増大させる、請求項1に記載の空調システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1運転モードから前記第2運転モードに移行する場合、前記第1能力を、前記換気装置から前記対象空間への給気温度と前記対象空間の温度との差が所定範囲内になる能力まで低下させ、かつ、前記第2能力を増大させる、請求項1に記載の空調システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1運転モードから前記第2運転モードに移行する場合、前記第1能力を、前記換気装置の消費電力が最小になる能力まで低下させるのか、前記換気装置から前記対象空間への給気温度と前記対象空間の温度との差が所定範囲内になる能力まで低下させるのかを切り替える、請求項1に記載の空調システム。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1運転モードから前記第2運転モードに移行する場合、前記第1能力を、前記換気装置の消費電力が最小になる能力まで低下させるのか、前記換気装置から前記対象空間への給気温度と前記対象空間の温度との差が所定範囲内になる能力まで低下させるのかを、ユーザによる選択入力により選択する、請求項4に記載の空調システム。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1運転モードから前記第2運転モードに移行する場合、前記第1能力を低下させ、かつ、前記第2能力を、前記空調装置の消費電力が最小になる能力まで上昇させる、請求項1に記載の空調システム。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1運転モードにおいて前記温度が設定温度に達しない場合、前記第1運転モードから前記第2運転モードへ移行する、請求項1に記載の空調システム。
【請求項8】
前記制御部は、前記第1運転モードにおいて前記温度が設定温度に達しない状態が所定時間以上継続する場合、前記第1運転モードから前記第2運転モードに移行する、請求項7に記載の空調システム。
【請求項9】
前記換気装置は、前記対象空間から屋外への排気熱を回収して前記対象空間への給気に再利用する装置である、請求項1から8のいずれか一項に記載の空調システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空調システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、外気を加熱又は冷却して対象空間に供給することで対象空間の換気及び空調を行う外気処理装置と、対象空間内の空気(内気)を加熱又は冷却して対象空間に送ることで対象空間の空気調和を行う空気調和装置とを備える空調システムが用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6769522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
換気装置と空調装置を備える空調システムでは、対象空間の温度を空調装置により調整せずに換気装置により調整するモードから、対象空間の温度を空調装置と換気装置により調整するモードに移行する場合がある。空調装置と換気装置は、移行後のモードにおいて、対象空間の熱負荷の処理を分担する。
【0005】
しかしながら、移行後のモードにおいて、空調装置が対象空間の熱負荷を処理する量が少ないと、空調装置は低負荷運転となるため、空調装置が発停を繰り返すおそれがある。空調装置が発停を繰り返すと、空調システムの省エネルギー性が低下する。
【0006】
本開示は、省エネルギー性を確保可能な空調システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様の空調システムは、
対象空間の換気を行う換気装置と、
凝縮器又は蒸発器として機能する熱交換器と冷媒を圧縮する圧縮機とを有し、前記対象空間の空気を吸い込んで前記熱交換器を流れる前記冷媒と熱交換した空気を前記対象空間に吹き出す空調装置と、
前記対象空間の温度を前記空調装置により調整せずに前記換気装置により調整する第1運転モードから、前記温度を前記空調装置と前記換気装置により調整する第2運転モードに移行する場合、前記換気装置が前記対象空間の温度を調整する第1能力を低下させ、かつ、前記空調装置が前記温度を調整する第2能力を増大させる制御部と、を備える、空調システムである。
【0008】
第1態様によれば、前記第1運転モードから前記第2運転モードに移行する場合に前記第1能力を低下させずに前記第2能力を増大させる制御と比べて、モード移行後の前記空調装置が発停する頻度が抑制されるので、省エネルギー性が確保される。
【0009】
第2態様の空調システムは、第1態様の空調システムであって、
前記制御部は、前記第1運転モードから前記第2運転モードに移行する場合、前記第1能力を、前記換気装置の消費電力が最小になる能力まで低下させ、かつ、前記第2能力を増大させる。
【0010】
第2態様によれば、前記第2運転モードでの前記換気装置の消費電力は最小になり、かつ、モード移行後の前記空調装置が発停する頻度が抑制されるので、省エネルギー性が確保される。
(【0011】以降は省略されています)

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