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公開番号
2025040464
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2023147287
出願日
2023-09-12
発明の名称
換気システム
出願人
株式会社竹中工務店
代理人
個人
主分類
F24F
7/007 20060101AFI20250317BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】建物内の空調対象空間の換気を行う一般換気装置と、一般換気装置の作動を制御する制御手段と、を備えた換気システムにおいて、低廉で合理的な構成を採用しながら、空調対象空間の空調負荷の軽減や快適性悪化の抑制を図る。
【解決手段】火災発生時に作動して空調対象空間R2に通じる特定域R1に対して外気OAの加圧給気を行う加圧防排煙用の加圧給気ファン10が設けられており、制御手段51が、火災発生時以外の非火災時において、加圧給気ファン10を作動させない通常換気モードと、加圧給気ファン10を作動させる換気増強モードとの間で、運転モードを切り替え可能に構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
建物内の空調対象空間の換気を行う一般換気装置と、
前記一般換気装置の作動を制御する制御手段と、を備えた換気システムであって、
火災発生時に作動して前記空調対象空間に通じる特定域に対して外気の加圧給気を行う加圧防排煙用の加圧給気ファンが設けられており、
前記制御手段が、前記火災発生時以外の非火災時において、前記加圧給気ファンを作動させない通常換気モードと、前記加圧給気ファンを作動させる換気増強モードとの間で、運転モードを切り替え可能に構成されている換気システム。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記空調対象空間が、非火災時において避難室として利用可能な空間であり、
前記制御手段が、前記空調対象空間の前記避難室としての利用に伴って運転モードを前記通常換気モードから前記換気増強モードに切り替える請求項1に記載の換気システム。
【請求項3】
前記制御手段が、外気の状態に基づいて前記空調対象空間に対する外気冷房の可否を判定する外気冷房可否判定処理を行い、当該外気冷房可否判定処理による外気冷房可能の判定に伴って運転モードを前記通常換気モードから前記換気増強モードに切り替える請求項1に記載の換気システム。
【請求項4】
前記制御手段が、前記通常換気モードにて前記空調対象空間の空気逃がし口を閉鎖し、前記換気増強モードにて前記空調対象空間の空気逃がし口を開放する空気逃がし口開閉制御を実行する請求項1~3の何れか1項に記載の換気システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物内の空調対象空間の換気を行う一般換気装置と、前記一般換気装置の作動を制御する制御手段と、を備えた換気システムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
建物内の空調対象空間において、一般換気装置により換気を行うことに加えて、外気導入量を増加させることで、空調対象空間の空調負荷の軽減や快適性悪化の抑制を図ることが望まれる。例えば、外気エンタルピーが空調対象空間の内気エンタルピーよりも低い場合には、空調対象空間への外気導入量を増加させれば空調負荷を軽減することができる。また、空調対象空間を大規模地震などの災害による避難者を受け入れる避難室として利用する場合には、外気導入量を増加させれば在室者の増加による二酸化炭素濃度の増加に起因する快適性悪化を抑制することができる。
そして、空調対象空間への外気導入量を増加させるためには、一般換気装置が備える給気ファンを送風能力が大きいものとする、又は当該一般換気装置とは別に空調対象空間に外気を導入可能な給気ファンを追加することなどが考えられるが、何れもコストが嵩むなどの問題がある。
一方、火災発生時に作動して建物内の非常用エレベータホールや特別避難階段の付室などの特定域に外気を強制的に導入し当該特定域を加圧する加圧給気ファンを備えた加圧防排煙システムとして、火災発生時以外の非火災時においても加圧給気ファンを作動させて、特定域に外気を導入し当該特定域に通じる空調対象空間への外気導入可能なものが知られている(例えば特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-135666号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この加圧防排煙システムでは、火災発生時に作動させる加圧給気ファンが、非火災時に作動させる空調システムの給気ファンと共通化されていることからもわかるように、非火災時において常に加圧給気ファンが作動しており、その送風量は屋内のエアバランスを適切な保つことができる程度の比較的小さなものに設定されている。即ち、この加圧防排煙システムは、上述のように、空調対象空間において一般換気装置により換気を行うことに加えて外気導入量を増加させるものとしては構成されていない。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、建物内の空調対象空間の換気を行う一般換気装置と、前記一般換気装置の作動を制御する制御手段と、を備えた換気システムにおいて、低廉で合理的な構成を採用しながら、空調対象空間の空調負荷の軽減や快適性悪化の抑制を図ることができる技術を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1特徴構成は、建物内の空調対象空間の換気を行う一般換気装置と、
前記一般換気装置の作動を制御する制御手段と、を備えた換気システムであって、
火災発生時に作動して前記空調対象空間に通じる特定域に対して外気の加圧給気を行う加圧防排煙用の加圧給気ファンが設けられており、
前記制御手段が、前記火災発生時以外の非火災時において、前記加圧給気ファンを作動させない通常換気モードと、前記加圧給気ファンを作動させる換気増強モードとの間で、運転モードを切り替え可能に構成されている点にある。
【0006】
本構成によれば、火災発生時に作動して前記空調対象空間に通じる特定域に対して外気の加圧給気を行う加圧防排煙用の加圧給気ファンを、火災発生時以外の非火災時でも適時利用して、空調対象空間の空調負荷の軽減や快適性の向上を図ることができる。即ち、非火災時において、空調対象空間への外気導入量の増加が空調対象空間の空調負荷の軽減や快適性の向上に寄与できる場合には、上記運転モードを上記換気増強モードに切り替えることで、加圧給気ファンを作動させて特定域に外気を導入し当該特定域に通じる空調対象空間への外気導入を増強させることができる。一方、非火災時において、空調対象空間への外気導入量の増加が空調対象空間の空調負荷の軽減や快適性の向上に寄与できない場合には、上記運転モードを上記通常換気モードに切り替えることで、加圧給気ファンを作動させることなく一般換気装置による通常どおりの空調対象空間の換気を行うことができる。
従って、本発明により、建物内の空調対象空間の換気を行う一般換気装置と、前記一般換気装置の作動を制御する制御手段と、を備えた換気システムにおいて、低廉で合理的な構成を採用しながら、空調対象空間の空調負荷の軽減や快適性の向上を図ることができる技術を提供することができる。
【0007】
本発明の第2特徴構成は、前記空調対象空間が、非火災時において避難室として利用可能な空間であり、
前記制御手段が、前記空調対象空間の前記避難室としての利用に伴って運転モードを前記通常換気モードから前記換気増強モードに切り替える点にある。
【0008】
本構成によれば、空調対象空間の避難室としての利用に伴って運転モードが通常換気モードから換気増強モードに切り替えられて、加圧給気ファンが作動して空調対象空間への外気導入量が増加されるので、避難室として利用される空調対象空間における在室者の増加による二酸化炭素濃度の増加に起因する快適性悪化を抑制することができる。
【0009】
本発明の第3特徴構成は、前記制御手段が、外気の状態に基づいて前記空調対象空間に対する外気冷房の可否を判定する外気冷房可否判定処理を行い、当該外気冷房可否判定処理による外気冷房可能の判定に伴って運転モードを前記通常換気モードから前記換気増強モードに切り替える点にある。
【0010】
本構成によれば、上記外気冷房可否判定処理により外気エンタルピーなどの外気の状態に基づいて空調対象空間に対する外気冷房の可否が判定され、当該外気冷房可否判定処理にて外気冷房可能と判定された場合に自動的に運転モードが通常換気モードから換気増強モードに切り替えられて、加圧給気ファンが作動して空調対象空間への外気導入量が増加されるので、空調対象空間における一般換気装置や空調装置による空調負荷を軽減することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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