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公開番号2025084542
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198518
出願日2023-11-22
発明の名称孔径測定治具
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G01B 3/20 20060101AFI20250527BHJP(測定;試験)
要約【課題】拡径部を含む孔の孔径を測定できる孔径測定治具を提供する。
【解決手段】孔径測定治具10は、第一方向に沿う目盛りM1付きのガイド部材20と、第一方向と直交する第二方向へ延出されて孔へ挿入可能とされた第一定規30と、第一定規30の先端部から第一方向へ延び、孔の孔壁に接触可能とされた第一測定爪32と、ガイド部材20にスライド可能に固定されたスライド部材40と、第二方向へ延出されて孔へ挿入可能とされた第二定規50と、第二定規50の先端部から第一測定爪32の延出側と反対側へ延び、孔壁に接触可能な第二測定爪52と、を備え、スライド部材40がガイド部材20の端部に配置された状態で、第一定規30は、第二定規50よりスライド方向前方側に配置され、第一測定爪32と第二測定爪52とは互いに向き合って配置され、スライド部材40のスライドに応じて、第二定規50と第一定規30とが擦れ違い可能である。
【選択図】図3A
特許請求の範囲【請求項1】
第一方向に沿う目盛り付きのガイド部材と、
前記ガイド部材に固定され、前記第一方向と直交する第二方向へ延出されて孔へ挿入可能とされた第一定規と、
前記第一定規の先端部から前記第一方向へ延び、前記孔の孔壁に接触可能とされた第一測定爪と、
前記ガイド部材にスライド可能に固定されたスライド部材と、
前記スライド部材に固定され、前記第二方向へ延出されて前記孔へ挿入可能とされた第二定規と、
前記第二定規の先端部から前記第一測定爪の延出側と反対側へ延び、前記孔壁に接触可能な第二測定爪と、
を備え、
前記スライド部材が前記ガイド部材の端部に配置された状態で、
前記第一定規は、前記第二定規よりスライド方向前方側に配置され、
前記第一測定爪と前記第二測定爪とは互いに向き合って配置され、
前記スライド部材のスライドに応じて、前記第二定規と前記第一定規とが擦れ違い可能である、孔径測定治具。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記ガイド部材には、前記第一定規を前記第二方向へスライド可能に保持する第一保持部が形成され、
前記スライド部材には、前記第二定規を前記第二方向へスライド可能に保持する第二保持部が形成され、
前記第一定規及び前記第二定規の少なくとも一方に、前記第二方向に沿う目盛りが付いている、
請求項1に記載の孔径測定治具。
【請求項3】
前記第一測定爪の先端及び前記第二測定爪の先端は、前記孔壁に対して一点で接触する尖鋭部となっている、
請求項1又は2に記載の孔径測定治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、孔径測定治具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、内径測定ノギスが示されている。この内径測定ノギスでは、第1のジョー及び第2のジョーを孔に挿入し、それぞれのジョーの先端に形成された測定面が、孔の内周壁面の被測定位置に当接して、内径を測定できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-81308号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に示された内径測定ノギスでは、第1のジョー及び第2のジョーの測定面が、凸状とされた半球形面となっている。これにより、この内径測定ノギスは、測定対象となる孔の内周壁面に段差が形成されている場合にも用いることができる。しかしながら、半球形面である測定面の出幅の範囲に収まる段差しか対応できない。このため、例えば孔径に対して比較的大きな拡径部の孔径を測定することが難しい。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮し、拡径部を含む孔の孔径を測定できる孔径測定治具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の孔径測定治具は、第一方向に沿う目盛り付きのガイド部材と、前記ガイド部材に固定され、前記第一方向と直交する第二方向へ延出されて孔へ挿入可能とされた第一定規と、前記第一定規の先端部から前記第一方向へ延び、前記孔の孔壁に接触可能とされた第一測定爪と、前記ガイド部材にスライド可能に固定されたスライド部材と、前記スライド部材に固定され、前記第二方向へ延出されて前記孔へ挿入可能とされた第二定規と、前記第二定規の先端部から前記第一測定爪の延出側と反対側へ延び、前記孔壁に接触可能な第二測定爪と、を備え、前記スライド部材が前記ガイド部材の端部に配置された状態で、前記第一定規は、前記第二定規よりスライド方向前方側に配置され、前記第一測定爪と前記第二測定爪とは互いに向き合って配置され、前記スライド部材のスライドに応じて、前記第二定規と前記第一定規とが擦れ違い可能である。
【0007】
請求項1の孔径測定治具では、目盛り付きのガイド部材を孔の孔口に配置し第一定規と第二定規とを孔へ挿入することができる。そして、第一測定爪と第二測定爪とを孔壁に接触させることにより、孔径を読み取ることができる。このとき、孔径、すなわち、第一測定爪及び第二測定爪の先端間の距離は、ガイド部材の目盛りから読み取ることができる。
【0008】
また、第一定規及び第二定規を孔へさらに挿入し、第一測定爪及び第二測定爪の深さ位置が孔の拡径部の設計位置に至った状態で、ガイド部材に沿ってスライド部材をスライドさせる。
【0009】
これにより第一測定爪及び第二測定爪が移動して、拡径部の孔壁に接触する。このときの、第一測定爪及び第二測定爪の先端間の距離をガイド部材の目盛りで読むことで、拡径部の孔径を読み取ることができる。
【0010】
さらに、この孔径測定治具では、スライド部材のスライドに応じて、第二定規と第一定規とが擦れ違い可能であるため、スライド部材がガイド部材の端部に配置された状態から、擦れ違い後の状態まで、幅広い範囲の孔径を読み取ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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