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公開番号
2025077840
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023190335
出願日
2023-11-07
発明の名称
杭頭構造及び杭の施工方法
出願人
株式会社竹中工務店
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
E02D
27/00 20060101AFI20250512BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】芯鉄材に柱を接合しなくても、芯鉄材の水平位置及び高さ方向の位置を調整し易い杭頭構造及び杭の施工方法を提供する。
【解決手段】杭頭構造は、場所打ち杭(杭20)の杭頭部に設けられ構造物の基礎コンクリート(フーチング14)と接合された鋼管22と、下部が鋼管22内のコンクリートに埋設され、上部が基礎コンクリートに埋設された芯鉄材(芯鉄骨24)と、芯鉄材を鋼管22の中心部に位置決めして固定する位置決め部材44と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
場所打ち杭の杭頭部に設けられ構造物の基礎コンクリートと接合された鋼管と、
下部が前記鋼管内のコンクリートに埋設され、上部が前記基礎コンクリートに埋設された芯鉄材と、
前記芯鉄材を前記鋼管の中心部に位置決めして固定する位置決め部材と、
を備えた杭頭構造。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記芯鉄材は鉄骨材であり、
前記位置決め部材は、上下に二か所設けられ、
上方で前記鉄骨材の側面及び前記鋼管の上端部に固定された上部材と、
下方で前記鉄骨材の側面に固定され前記鋼管の内周壁に非固定の下部材と、
を備えている、
請求項1に記載の杭頭構造。
【請求項3】
前記位置決め部材は前記鉄骨材に溶接されて横方向へ突出したH形鋼を含んで形成され、
前記上部材は、
前記H形鋼に固定され、前記鋼管の上端部に引掛けて上下方向を位置決めする引掛け部材と、
前記H形鋼に固定され、前記鋼管の内側に固定された固定部材と、
を備える、
請求項2に記載の杭頭構造。
【請求項4】
鉄筋かご及び鉄筋かごの上端部に固定された鋼管を、揚重して杭孔へ挿入する工程と、
前記鋼管の上端部を杭孔の開口端より上方に保持した状態で、芯鉄材に固定された位置決め部材を前記鋼管の上端部に引掛けて、前記芯鉄材を前記鋼管の中央部に位置決めする工程と、
前記位置決め部材と前記鋼管とを固定する工程と、
前記鋼管内にトレミー管を挿通して、前記芯鉄材の上端より下方までコンクリートを打設する工程と、
地盤を掘削して床付け面の上方に前記芯鉄材を露出させる工程と、
前記芯鉄材の周囲に基礎コンクリートを打設して前記芯鉄材の上部を前記基礎コンクリートに埋設し、前記鋼管を前記基礎コンクリートに接合する工程と、
を有する、杭の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、杭頭構造及び杭の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、鋼製柱に接合された連結部材を杭に定着した鋼製柱と杭の接合部構造が記載されている。係る構成によれば、連結部材を介して、鋼製柱と杭地の間で引抜力が伝達される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-95888号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1のような連結部材を杭の中心部に配置する一方、鉄筋かごをフーチングなどの基礎に固定しない構成とすると、杭頭が基礎に対して半剛接となる。これにより、杭頭に作用する曲げモーメントが低減され、杭の断面寸法や基礎断面寸法を小さくできる場合がある。
【0005】
杭頭に作用する曲げモーメントを小さくするためには、連結部材としての芯鉄材を、杭の中心部に精度よく位置決めする必要がある。また、フーチングと杭との間で軸力を伝達するために、高さ方向においても芯鉄材を精度よく位置決めする必要がある。ところが、例えば鋼製柱が接合されない芯鉄骨を用いる場合、鋼製柱の建て方調整により芯鉄骨の位置を調整できない。このため、芯鉄材の水平位置及び高さ方向の位置の調整が難しい。
【0006】
本発明は、上記事実を考慮し、芯鉄材に柱を接合しなくても、芯鉄材の水平位置及び高さ方向の位置を調整し易い杭頭構造及び杭の施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の杭頭構造は、場所打ち杭の杭頭部に設けられ構造物の基礎コンクリートと接合された鋼管と、下部が前記鋼管内のコンクリートに埋設され、上部が前記基礎コンクリートに埋設された芯鉄材と、前記芯鉄材を前記鋼管の中心部に位置決めして固定する位置決め部材と、を備える。
【0008】
請求項1の杭頭構造では、杭頭部に設けられた鋼管内のコンクリートに、芯鉄材の下部が埋設されている。そして、この芯鉄材の上部は、構造物の基礎コンクリートに埋設されている。これにより、地震時に構造物から場所打ち杭に作用する引き抜き力に抵抗することができる。一方、杭頭部の鋼管は、構造物の基礎コンクリートと接合されている。これにより、構造物の鉛直荷重を杭で支持することができる。
【0009】
また、芯鉄材は、位置決め部材によって、鋼管の中心部に位置決め及び固定されている。このため、杭の周縁部に補強筋を配置する構成と比較して、杭頭に作用する曲げモーメントが小さくなるので、杭頭が基礎コンクリートに対して半剛接合となる。そして、剛接合時と比較して杭頭に作用する曲げモーメントが小さくなることにより、杭の断面形状を合理的に設計することが可能である。
【0010】
さらに、芯鉄材は、位置決め部材によって位置決めされるので、柱を接合しなくても芯鉄材の水平位置及び高さ方向の位置を調整できる。
(【0011】以降は省略されています)
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