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公開番号2025059134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023168949
出願日2023-09-29
発明の名称異種管接合継手及び配管構造
出願人積水化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16L 21/00 20060101AFI20250403BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】金属接続部に嵌め合わせられる金属管の締め込み量を調節することができる異種管接合継手を提供する。
【解決手段】異種管接合継手20は、自身の内周面又は外周面である継手設置面22aに継手ネジ22bが形成された金属接続部22、及び継手設置面から金属接続部に対して径方向に突没可能であるとともに径方向に突出するように付勢された継手係止部24を有する金属継手部21と、樹脂接続部37を有し、金属継手部に接続された樹脂継手部36と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
自身の内周面又は外周面である継手設置面に継手ネジが形成された金属接続部、及び前記継手設置面から前記金属接続部に対して径方向に突没可能であるとともに前記径方向に突出するように付勢された継手係止部を有する金属継手部と、
樹脂接続部を有し、前記金属継手部に接続された樹脂継手部と、
を備える異種管接合継手。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記継手係止部は、前記金属接続部における、前記金属継手部に対する前記樹脂継手部側の端部に配置されている、請求項1に記載の異種管接合継手。
【請求項3】
前記継手設置面は、前記金属接続部の前記内周面である、請求項1又は2に記載の異種管接合継手。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の異種管接合継手と、
前記異種管接合継手に嵌め合う金属管と、
を備える配管構造であって、
前記金属管は、前記継手設置面に対向する自身の管設置面に、前記継手ネジに嵌め合う管ネジが形成されるとともに、前記管設置面に、自身の周縁部が前記継手係止部と係合する管開口部が形成された金属管本体を有する配管構造。
【請求項5】
異種管接合継手と、
前記異種管接合継手に嵌め合う金属管と、
を備える配管構造であって、
前記異種管接合継手は、
自身の内周面又は外周面である継手設置面に継手ネジが形成されるとともに、前記継手設置面に継手開口部が形成された金属接続部を有する金属継手部と、
樹脂接続部を有し、前記金属継手部に接続された樹脂継手部と、
を有し、
前記金属管は、
前記継手設置面に対向する自身の管設置面に、前記継手ネジに嵌め合う管ネジが形成された金属管本体と、
前記金属管本体に対して径方向に突没可能であるとともに前記径方向に突出するように付勢され、前記金属接続部における前記継手開口部の周縁部と係合する管係止部と、
を有する配管構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異種管接合継手及び配管構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、金属管と樹脂管とを接続するために、異種管接合継手が用いられている(例えば、特許文献1及び2参照)。異種管接合継手は、金属管と嵌め合う継手ネジが形成された金属接続部と、樹脂管に接続される樹脂接続部を有する樹脂継手部と、を備える。
金属接続部の継手ネジ及び金属管の管ネジが互いに嵌め合うことにより、異種管接合継手の金属接続部に金属管が接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-066328号公報
特開2009-250408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、異種管接合継手の金属接続部に金属管を接続する際に、金属接続部に金属管を締め込み過ぎると、互いに嵌め合っているネジが変形する虞がある。一方で、締め込みが足りないと、金属接続部と金属管との接続部から、異種管接合継手内を流れる流体が異種管接合継手の外部に漏れる虞がある。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、金属接続部に嵌め合わせられる金属管の締め込み量を調節することができる異種管接合継手及び配管構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
(1)本発明の態様1は、自身の内周面又は外周面である継手設置面に継手ネジが形成された金属接続部、及び前記継手設置面から前記金属接続部に対して径方向に突没可能であるとともに前記径方向に突出するように付勢された継手係止部を有する金属継手部と、樹脂接続部を有し、前記金属継手部に接続された樹脂継手部と、を備える、異種管接合継手である。
【0007】
この発明では、金属継手部が有する金属接続部の継手ネジに、例えば、金属管の管ネジを嵌め合わせることにより、金属接続部に金属管を接続することができる。この際に、付勢力に抗して金属接続部に対して継手係止部を径方向に没入させることにより、金属接続部と金属管との接続に継手係止部が支障とならない。
例えば、金属管における管開口部の周縁部に、金属接続部に対して径方向に突出した継手係止部が係合することにより、金属管が金属接続部に対して、金属接続部の軸線方向に移動できなくなる。例えば、樹脂接続部は樹脂管に接続される。
従って、金属接続部に嵌め合わせられる金属管の締め込み量を調節することができる。
【0008】
(2)本発明の態様2は、前記継手係止部は、前記金属接続部における、前記金属継手部に対する前記樹脂継手部側の端部に配置されている、(1)に記載の異種管接合継手であってもよい。
この発明では、例えば、継手係止部よりも樹脂継手部に対する金属継手部側における、継手ネジ及び管ネジが嵌め合っている部分の軸線方向の長さが長くなる。このため、継手ネジと管ネジとの間を通して、異種管接合継手内を流れる流体が異種管接合継手の外部に漏れるのを、より確実に防止することができる。
【0009】
(3)本発明の態様3は、前記継手設置面は、前記金属接続部の前記内周面である、(1)又は(2)に記載の異種管接合継手であってもよい。
この発明では、継手係止部が金属接続部に対して径方向内側に向かって突出し、継手係止部が金属接続部に対して径方向外側に向かって突出しない。このため、異種管接合継手単体を扱う際に、継手係止部が支障となるのを防止することができる。
【0010】
(4)本発明の態様4は、(1)から(3)のいずれか一に記載の異種管接合継手と、前記異種管接合継手に嵌め合う金属管と、を備える配管構造であって、前記金属管は、前記継手設置面に対向する自身の管設置面に、前記継手ネジに嵌め合う管ネジが形成されるとともに、前記管設置面に、自身の周縁部が前記継手係止部と係合する管開口部が形成された金属管本体を有する配管構造であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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