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公開番号2025059067
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2024167468
出願日2024-09-26
発明の名称船舶フェアリーダシース
出願人啓東恒昊船舶科技有限公司
代理人個人
主分類B63B 21/10 20060101AFI20250402BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】耐用年数を向上させた船舶フェアリーダシースを提供する。
【解決手段】内舷牆部材1と外舷牆部材3を含み、前記内舷牆部材と外舷牆部材は横断面の大きい広端と横断面の小さい狭端を含み、広端と狭端の間には放物線状の外延伸壁が設けられ、前記内舷牆部材と外舷牆部材の間には中間舷牆リング2が設けられ、前記中間舷牆リングの左右両端はそれぞれ内舷牆部材の狭端、外舷牆部材の狭端と一体に接合されている。中間舷牆リングと内舷牆部材の狭端、外舷牆部材の狭端の接合部に形成された継ぎ目はシースの最も狭い位置の左右両側に位置し、シースの最も狭い位置は完全な構造の中間舷牆リングから構成され、フェアリーダシースの最も狭い位置の構造強度を高め、フェアリーダシースの最も狭い位置の摩耗を緩和する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内舷牆部材(1)と外舷牆部材(3)を含み、前記内舷牆部材(1)と外舷牆部材(3)は横断面の大きい広端と横断面の小さい狭端を含み、広端と狭端の間には放物線状の外延伸壁が設けられている船舶フェアリーダシースであって、
前記内舷牆部材(1)と外舷牆部材(3)の間には中間舷牆リング(2)が設けられ、前記中間舷牆リング(2)の左右両端はそれぞれ内舷牆部材(1)の狭端、外舷牆部材(3)の狭端と一体に接合されていることを特徴とする船舶フェアリーダシース。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記内舷牆部材(1)と外舷牆部材(3)は構造が同じで、かつ左右対称に設けられており、内舷牆部材(1)と外舷牆部材(3)は円錐台構造またはホーン状構造であることを特徴とする請求項1に記載の船舶フェアリーダシース。
【請求項3】
前記内舷牆部材(1)と外舷牆部材(3)の中央部には、係船索の通過を導くためのフェアリーダ(8)が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の船舶フェアリーダシース。
【請求項4】
前記中間舷牆リング(2)は円環状構造であり、中間舷牆リング(2)の横断面は中央部から左右両端に向かって大きくなっていることを特徴とする請求項3に記載の船舶フェアリーダシース。
【請求項5】
前記内舷牆部材(1)の狭端には複数の第1ボルト孔溝(9)が設けられ、複数の第1ボルト孔溝(9)は周方向に沿って均一に分布し、外舷牆部材(3)の狭端には複数の第2ボルト孔溝(10)が設けられ、複数の第2ボルト孔溝(10)は周方向に沿って均一に分布し、複数の第2ボルト孔溝(10)と複数の第1ボルト孔溝(9)は一つずつ対応して設けられ、中間舷牆リング(2)には複数の第3ボルト孔溝(11)が設けられ、複数の第3ボルト孔溝(11)は周方向に沿って均一に分布し、複数の第3ボルト孔溝(11)と複数の第1ボルト孔溝(9)は一つずつ対応して設けられ、各第2ボルト孔溝(10)内には1つの突合せボルト(5)が対応して設けられ、突合せボルト(5)のねじ端は対応する第3ボルト孔溝(11)と第1ボルト孔溝(9)を順次通過した後にナット(6)に接続され、各第2ボルト孔溝(10)内には一つのスペーサ(7)が対応して設けられ、スペーサ(7)は突き合わせボルト(5)の先端に覆設されていることを特徴とする請求項4に記載の船舶フェアリーダシース。
【請求項6】
前記内舷牆部材(1)、中間舷牆リング(2)及び外舷牆部材(3)の外表面には、緩衝層(4)が接着されていることを特徴とする請求項1に記載の船舶フェアリーダシース。
【請求項7】
前記緩衝層(4)の外表面は凹凸のある粗面であり、粗面は波形構造又は階段状構造であることを特徴とする請求項6に記載の船舶フェアリーダシース。
【請求項8】
前記中間舷牆リング(2)の左右両端、内舷牆部材(1)の狭端、外舷牆部材(3)の狭端には、差し込み機構がそれぞれ設けられており、中間舷牆リング(2)の左右両端、内舷牆部材(1)の狭端、外舷牆部材(3)の狭端を差し込み機構により一体に接合することを特徴とする請求項1に記載の船舶フェアリーダシース。
【請求項9】
前記差し込み機構は、差し込みプラグと、前記差し込みプラグと係合する差し込みプラグ溝とを含み、前記差し込みプラグは、内舷牆部材(1)の狭端、外舷牆部材(3)の狭端の端面に接続され、前記差し込みプラグ溝は、中間舷牆リング(2)の左右両端面に開設されておりかつ前記差し込みプラグの挿入を収容することを特徴とする請求項8に記載の船舶フェアリーダシース。
【請求項10】
前記差し込みプラグは、内舷牆部材(1)の狭端、外舷牆部材(3)の狭端には、均一に周方向に沿って複数組設けられており、前記中間舷牆リング(2)の両端には、差し込みプラグに一つずつ対応する複数の差し込みプラグ溝が周方向に沿って均一に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の船舶フェアリーダシース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶係船索構造の技術分野に関し、特に船舶フェアリーダシースに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
フェアリーダは「舷牆索孔」とも呼ばれ、舷牆に設けられ、係船索を船に導くときに位置制限をするための閉孔状導索器具であり、円形または楕円形の環状鋳物である。フェアリーダは通常鋳鉄または鋳鋼で作られ、舷牆に取り付けられており、係船索が船体を貫通するようにガイドしながら、索による船体を損傷することを回避することができるため、船舶および海洋工事の係留に広く応用され、船舶および海洋工事の必要な装置である。
【0003】
係船索はフェアリーダで長期使用すると、摩耗により係船索が破断し、事故を起こしやすい。一般的にフェアリーダ内にフェアリーダシースを設置し、フェアリーダシースは係船索の摩耗を減少させ、係船索の破断事故を回避することができる。従来技術では、フェアリーダシースは一般的に左右対称に設けられた内舷牆部材と外舷牆部材の接合から構成され、内舷牆部材と外舷牆部材の接合部は一般的にフェアリーダシースの最も狭いところに設計されているが、船舶のトン数が大きい係留時の係船索受力は100トン前後であり、フェアリーダシースの最大受力領域ちょうどフェアリーダの最も狭い領域に位置し、最も狭い領域に存在する継ぎ目は該位置の構造強度に影響を与え、最も狭い領域は摩擦によって損傷しやすく、フェアリーダシースの耐用年数に影響を与える。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願は上述の従来技術における欠点に対して、船舶フェアリーダシースを提供し、フェアリーダシースが形成する継ぎ目がシースの最も狭い位置の左右両側に位置し、フェアリーダシースの最も狭い位置は完全な構造の中間舷牆リングから構成され、フェアリーダシースの最も狭い位置の構造強度を高め、フェアリーダシースの最も狭い位置の摩耗を緩和し、フェアリーダシースの耐用年数を向上させることができる。
【0005】
本願は、採用された技術案は以下の通り、
船舶フェアリーダシースであって、内舷牆部材と外舷牆部材を含み、前記内舷牆部材と外舷牆部材は横断面の大きい広端と横断面の小さい狭端を含み、広端と狭端の間には放物線状の外延伸壁が設けられて、前記内舷牆部材と外舷牆部材の間には中間舷牆リングが設けられ、前記中間舷牆リングの左右両端はそれぞれ内舷牆部材の狭端、外舷牆部材の狭端と一体に接合されている。
【0006】
さらに、内舷牆部材と外舷牆部材は構造が同じで、左右対称に設けられており、内舷牆部材と外舷牆部材は円錐台構造またはホーン状構造である。
【0007】
さらに、内舷牆部材と外舷牆部材の中央部には、係船索の通過を導くためのフェアリーダが設けられている。
【0008】
さらに、中間舷牆リングは円環状構造であり、中間舷牆リングの横断面は中間から左右両端に向かって大きくなっている。
【0009】
さらに、内舷牆部材の狭端には複数の第1ボルト孔溝が設けられ、複数の第1ボルト孔溝は周方向に沿って均一に分布し、外舷牆部材の狭端には複数の第2ボルト孔溝が設けられ、複数の第2ボルト孔溝は周方向に沿って均一に分布し、複数の第2ボルト孔溝と複数の第1ボルト孔溝は一つずつ対応して設けられ、中間舷牆リングには複数の第3ボルト孔溝が設けられ、複数の第3ボルト孔溝は周方向に沿って均一に分布し、複数の第3ボルト孔溝と複数の第1ボルト孔溝は一つずつ対応して設けられ、各第2ボルト孔溝内には1つの突合せボルトが対応して設けられ、突合せボルトのねじ端は対応する第3ボルト孔溝と第1ボルト孔溝を順次通過した後にナットに接続され、各第2ボルト孔溝内には一つのスペーサが対応して設けられ、スペーサは突き合わせボルトの先端に覆設されている。
【0010】
さらに、前記内舷牆部材、中間舷牆リング及び外舷牆部材の外表面には、緩衝層が接着されている。
(【0011】以降は省略されています)

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