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公開番号
2025059019
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2024165282
出願日
2024-09-24
発明の名称
繊維製品の製造方法、および寝具カバー
出願人
西川株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A47G
9/02 20060101AFI20250401BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】滑りを抑制するとともに、コストを抑えて人に対する触感が良好な繊維製品の製造方法、および寝具カバーを提供する。
【解決手段】一実施形態に係る繊維製品の製造方法は、繊維によって構成され、人に直接または間接的に接触する繊維製品の製造方法である。繊維製品の製造方法は、第1方向D1、および第1方向D1に交差する第2方向に延在する第1面20gと、第1面20gとは反対側を向く第2面20hと、を有する生地20の第1面20gおよび第2面20hの少なくともいずれかに起毛加工を施す工程と、生地20の起毛加工を施した面に樹脂を付着させることにより、生地20に樹脂加工を施す工程と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
繊維によって構成され、人に直接または間接的に接触する繊維製品の製造方法であって、
第1方向、および前記第1方向に交差する第2方向に延在する第1面と、前記第1面とは反対側を向く第2面と、を有する生地の前記第1面および前記第2面の少なくともいずれかに起毛加工を施す工程と、
前記生地の前記起毛加工を施した面に樹脂を付着させることにより、前記生地に樹脂加工を施す工程と、
を備える、
繊維製品の製造方法。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記起毛加工を施す工程では、前記第1面および前記第2面の双方に起毛加工を施し、
前記生地に樹脂加工を施す工程では、液状の樹脂に前記生地を浸漬させることによって前記第1面および前記第2面の双方に樹脂加工を施す、
請求項1に記載の繊維製品の製造方法。
【請求項3】
前記起毛加工を施す工程では、前記生地の前記第1面および前記第2面の少なくともいずれかに微起毛加工を施す、
請求項1または請求項2に記載の繊維製品の製造方法。
【請求項4】
前記起毛加工を施す工程では、前記生地の前記第1面に少なくとも1回の微起毛加工を施すとともに、前記生地の前記第2面に複数回の微起毛加工を施し、
前記第2面に施す前記微起毛加工の回数が前記第1面に施す前記微起毛加工の回数よりも多い、
請求項1または請求項2に記載の繊維製品の製造方法。
【請求項5】
前記繊維製品は、寝具カバーであって、
2枚の前記生地に対して前記起毛加工を施す工程、および前記樹脂加工を施す工程を実行した後に、前記第1方向および前記第2方向の双方に交差する第3方向に並ぶように2枚の前記生地を重ねる工程と、
前記第3方向に重ねられた2枚の前記生地の外縁同士を縫い合わせることによって前記寝具カバーを製造する工程と、
を備える、
請求項1または請求項2に記載の繊維製品の製造方法。
【請求項6】
前記繊維製品は、寝具カバーであって、
1枚の前記生地に対して前記起毛加工を施す工程、および前記樹脂加工を施す工程を実行した後に、前記第1方向および前記第2方向の双方に交差する第3方向に並ぶように1枚の前記生地に別生地を重ねる工程と、
前記第3方向に重ねられた1枚の前記生地および前記別生地の外縁同士を縫い合わせることによって前記寝具カバーを製造する工程と、
を備える、
請求項1または請求項2に記載の繊維製品の製造方法。
【請求項7】
前記第3方向から見たときに、2枚の前記生地は長方形状を呈し、2枚の前記生地は、前記第3方向に互いに重なる第1辺、第2辺、第3辺および第4辺を有し、
前記寝具カバーを製造する工程は、
2枚の前記生地における互いに対向する前記第1辺、前記第2辺、前記第3辺および前記第4辺の少なくとも2辺に、互いに着脱されるファスナーを縫い付ける工程と、
2枚の前記生地における互いに対向する前記第1辺、前記第2辺、前記第3辺および前記第4辺のうち前記ファスナーが縫い付けられていない辺同士を縫い合わせる工程と、
を含む、
請求項5に記載の繊維製品の製造方法。
【請求項8】
請求項1または請求項2に記載の前記生地を備える寝具カバーであって、
前記生地に、前記第1方向および前記第2方向に交差する第3方向に重ね合わされる別生地と、
ファスナーと、
を備え、
前記生地および前記別生地は、前記第3方向から見たときに長方形状を呈し、
前記生地および前記別生地は、前記第3方向に重なる第1長辺、第2長辺、および一対の短辺を有し、
前記ファスナーは、前記第1長辺に設けられており、
前記第2長辺および前記一対の短辺では、前記生地と前記別生地とが縫い合わされており、
前記寝具カバーは、前記第2長辺および前記一対の短辺の少なくともいずれかに設けられているとともに、前記生地および前記別生地によって画成されたスリットを有する、
寝具カバー。
【請求項9】
前記第2長辺には一対の前記スリットが設けられており、
一対の前記スリットは、前記第2長辺の中点を挟む位置に設けられている、
請求項8に記載の寝具カバー。
【請求項10】
前記第3方向から見たときの前記生地の隅部から前記スリットまで、前記第2長辺に沿って延在する縫製部を更に有する、請求項9に記載の寝具カバー。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、人に直接または間接的に接触する繊維製品の製造方法、および寝具カバーに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、中の布団をずれ難くする布団カバーが記載されている。この布団カバーは、人側を向く第1布と、外側の第2布とを有する。布団カバーは、長方形状を呈する。布団カバーには、滑り止め用の布帛aが縫製によって取り付けられる。布帛aは、単繊維径が10~10000nmの繊維Aを含む。
【0003】
繊維Aは、フィラメント数が500本以上の長繊維である。繊維Aは、ポリエステルによって構成されており、海成分と島成分からなる海島型複合繊維の海成分を溶解除去して得られた糸条である。布帛aには、単繊維径が10000nmより大きい繊維Bがさらに含まれる。布帛aは、上記の構成により、粘着性が高い生地とされている。布帛aは、第1布の第2布に対向する面における長手方向の一方側および他方側のそれぞれと、第1布の第2布とは反対を向く面における長手方向の一方側と、に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-205205号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した布団カバーでは、縫製によって布団の側生地に固定された布帛aによって滑り止めの効果が発揮される。しかしながら、布帛aは粘着性が高い生地であるため、側生地に布帛aが縫製されると側生地を傷める可能性がある。前述した布団カバーでは、布帛aを用意して布帛aを側生地に縫製しなければならないので、縫製等のコストが高いという問題がある。さらに、前述した布団カバーでは、人側を向く第1布の両面に布帛aが固定されているので、粘着性が高い布帛aが直接または間接的に人の肌に接触する可能性がある。その結果、人に違和感を感じさせる懸念がある。
【0006】
本開示は、滑りを抑制するとともに、コストを抑えて人に対する触感が良好な繊維製品の製造方法、および寝具カバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本開示に係る繊維製品の製造方法は、繊維によって構成され、人に直接または間接的に接触する繊維製品の製造方法である。繊維製品の製造方法は、第1方向、および第1方向に交差する第2方向に延在する第1面と、第1面とは反対側を向く第2面と、を有する生地の第1面および第2面の少なくともいずれかに起毛加工を施す工程と、生地の起毛加工を施した面に樹脂を付着させることにより、生地に樹脂加工を施す工程と、を備える。
【0008】
この繊維製品の製造方法では、人に直接または間接的に接触する繊維製品が製造される。この製造方法では、生地の第1面および第2面の少なくともいずれかに起毛加工が施される。起毛加工によって第1面および第2面の少なくともいずれかを毛羽立たせることができるので、生地を滑りにくくすることができる。さらに、生地の起毛加工が施された面には樹脂加工によって樹脂が付着する。生地の毛羽立った面に樹脂が付着することにより、生地を滑りにくくするとともに肌触りを良好にすることができる。したがって、滑りを抑制するとともに触感を良好にすることができる。さらに、この繊維製品の製造方法では、滑り止めのための他の布等を生地に縫製する必要がない。したがって、他の布および縫製のコストを抑えることができる。
【0009】
(2)上記(1)において、起毛加工を施す工程では、第1面および第2面の双方に起毛加工を施してもよく、生地に樹脂加工を施す工程では、液状の樹脂に生地を浸漬させることによって第1面および第2面の双方に樹脂加工を施してもよい。この場合、生地の両面に起毛加工を施し、かつ生地の両面に樹脂加工を施すので、生地の両面において滑りを抑制するとともに触感を良好にできる。さらに、液状の樹脂に生地を浸漬させることにより、生地に対する樹脂加工を容易に行うことができる。よって、樹脂を付着させる作業のコストを抑えることができる。
【0010】
(3)上記(1)または(2)において、起毛加工を施す工程では、生地の第1面および第2面の少なくともいずれかに微起毛加工を施してもよい。この場合、生地の第1面および第2面の少なくともいずれかに微起毛加工が施されることにより、第1面および第2面の少なくともいずれかを滑りにくくするとともに微起毛によって肌触りを良好にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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