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公開番号2025058709
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168818
出願日2023-09-28
発明の名称貨幣処理装置
出願人ローレルバンクマシン株式会社,ローレル機械株式会社,ローレル精機株式会社
代理人個人
主分類G07D 11/12 20190101AFI20250402BHJP(チェック装置)
要約【課題】紙葉類を受け渡す複数のユニットを正確に位置決め可能で且つ簡便に組み立て可能な貨幣処理装置を提供する。
【解決手段】貨幣処理装置1は、筐体2と、筐体2に対して挿入又は引き出し可能な複数のユニットと、を備え、複数のユニットは、紙幣Bを処理する紙幣処理部20を備えた第2の処理ユニット200と、紙幣Bを収納する紙幣収納カセット60を備えた収納ユニット300と、を少なくとも備え、紙幣収納カセット60は、挿入方向D3又は引き出し方向D4に移動可能に収納ユニット300に支持され、収納ユニット300が筐体2に挿入された際に、紙幣収納カセット60は、第2の処理ユニット200に当接して、紙幣処理部20の紙幣Bを搬送する処理側搬送路74aと紙幣収納カセット60の紙幣Bを搬送する収納側搬送路74bとが略直線上に位置するように、挿入方向D3又は引き出し方向D4に移動し、第2の処理ユニット200に対して位置決めされる。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項１】
筐体と、
前記筐体に対して挿入又は引き出し可能な複数のユニットと、
を備え、
前記複数のユニットは、
貨幣を処理する貨幣処理部を備えた処理ユニットと、
前記貨幣を収納する収納カセットを備えた収納ユニットと、
を少なくとも備え、
前記収納カセットは、前記収納ユニット内において前記収納ユニットの挿入方向又は引き出し方向に移動可能に前記収納ユニットに支持され、
前記収納ユニットが前記筐体に挿入された際に、前記収納カセットは、前記処理ユニットに当接して、前記貨幣処理部の前記貨幣を搬送する処理側搬送路と前記収納カセットの前記貨幣を搬送する収納側搬送路とが略直線上に位置するように、前記挿入方向又は前記引き出し方向に移動し、前記処理ユニットに対して位置決めされることを特徴とする貨幣処理装置。
続きを表示（約 510 文字）【請求項２】
前記収納カセットは、前記引き出し方向の下部に設けられて前記挿入方向と直交する水平支持軸を介して前記収納ユニットに支持され、前記水平支持軸回りに揺動可能に構成されていることを特徴とする請求項１に記載の貨幣処理装置。
【請求項３】
前記収納ユニットは、前記収納カセットを着脱自在に収納するカセットフレームを備え、
前記カセットフレームは、前記引き出し方向の下部に設けられて前記挿入方向と直交する水平支持軸を介して前記収納ユニットに支持され、前記水平支持軸回りに揺動可能に構成されていることを特徴とする請求項１に記載の貨幣処理装置。
【請求項４】
前記収納カセットは、前記収納ユニットが前記処理ユニットに当接しない非当接状態では、前記挿入方向に傾斜した状態で前記収納ユニットに支持されていることを特徴とする請求項２又は３に記載の貨幣処理装置。
【請求項５】
前記収納カセットは、前記収納ユニットが前記処理ユニットに当接しない非当接状態では、前記挿入方向に付勢された状態で前記収納ユニットに支持されていることを特徴とする請求項１に記載の貨幣処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、貨幣処理装置に関するものである。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来より、筐体内に引き出し可能に設けられた上層ユニット及び下層ユニットを備え、貨幣が上層ユニットと下層ユニットとの間で受け渡される貨幣処理装置が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
特許文献１に開示された貨幣処理装置では、上層ユニット又は下層ユニットの何れか一方には溝部が設けられ、他方のユニットには溝に嵌合可能なローラ（突起）が設けられ、両ユニットが筐体内に挿入された際にローラが溝部に嵌合することにより、紙幣が上層ユニットと下層ユニットとの間で受け渡しされるように、両ユニットが位置決めされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開平１１－３２８４７９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１に開示された貨幣処理装置では、紙幣が上層ユニットと下層ユニットとの境界付近で詰まらないように、上層ユニット及び下層ユニット、溝部、ローラ等を高い精度で組み立てなければならず、装置の組立作業が煩雑になりがちであった。
【０００６】
そこで、紙葉類を受け渡す複数のユニットを正確に位置決め可能で且つ簡便に組み立て可能な貨幣処理装置を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために、本発明に係る貨幣処理装置は、筐体と、前記筐体に対して挿入又は引き出し可能な複数のユニットと、を備え、前記複数のユニットは、貨幣を処理する貨幣処理部を備えた処理ユニットと、前記貨幣を収納する収納カセットを備えた収納ユニットと、を少なくとも備え、前記収納カセットは、前記収納ユニット内において前記収納ユニットの挿入方向又は引き出し方向に移動可能に前記収納ユニットに支持され、前記収納ユニットが前記筐体に挿入された際に、前記収納カセットは、前記処理ユニットに当接して、前記貨幣処理部の前記貨幣を搬送する処理側搬送路と前記収納カセットの前記貨幣を搬送する収納側搬送路とが略直線上に位置するように、前記挿入方向又は前記引き出し方向に移動し、前記処理ユニットに対して位置決めされる。
【発明の効果】
【０００８】
本発明は、収納カセットが筐体に挿入された際に、収納カセットが、処理ユニットに当接して、収納側搬送路が処理側搬送路に対して略直線上に位置するように収納カセットが挿入方向又は引き出し方向に移動することにより、煩雑な組み立て作業を伴わずに、処理側搬送路に対する収納側搬送路の位置決めを正確且つ柔軟に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の一実施形態に係る貨幣処理装置の外観を示す斜視図。
貨幣処理装置の内部構造を示す模式図。
貨幣処理装置の構成を示すブロック図。
収納ユニットが筐体から引き出された状態を示す斜視図。
第１、第２の処理ユニット及び収納ユニットが筐体から引き出された状態を示す斜視図。
収納ユニットの構造を示す組立分解図。
紙幣収納カセットが水平支持軸回りに傾斜した状態を示す図。
紙幣収納カセットが略垂直に起立した状態を示す図。
収納ユニットが筐体内に挿入される様子を示す図。
収納ユニットが所定位置に収納されている様子を示す図。
収納ユニットのキャスターが床面に接触している状態を示す図。
収納ユニットのキャスターが床面から離間している状態を示す図。
本発明に係る変形例において、収納ユニットのキャスターが床面に接触している状態を示す図。
。本発明に係る変形例において、収納ユニットのキャスターが床面に離間している状態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本発明の一実施形態に係る貨幣処理装置について図面に基づいて説明する。なお、以下では、構成要素の数、数値、量、範囲等に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも構わない。
（【００１１】以降は省略されています）

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