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公開番号2025058491
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168460
出願日2023-09-28
発明の名称サポートプログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250402BHJP(計算;計数)
要約【課題】OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、無駄な印刷の実行を抑制可能な技術を提供すること。
【解決手段】補助プログラム42は、PC1のCPU11によって実行可能であり、試し印刷を行うか否かの設定を受け付ける。補助プログラム42は、汎用印刷プログラム41に対して複数部数の印刷をプリンタ2に行わせる印刷指示があり、かつ試し印刷を行う設定がなされている場合に、印刷対象の画像を示す中間データを汎用印刷プログラム41から取得し、印刷指示に対応する印刷ジョブのうち、1部目の印刷をプリンタ2に行わせる。補助プログラム42は、さらに、1部目の印刷の処理を開始した後、印刷を継続する継続指示を、PC1のユーザIF13を介して受け付け可能であり、継続指示を受け付けた場合に、印刷ジョブのうち、2部目以降の印刷をプリンタ2に行わせる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記情報処理装置には、汎用印刷プログラムを有するオペレーティングシステムが搭載されており、
前記コンピュータに、
試し印刷を行うか否かの設定を受け付ける試し印刷設定処理を実行させ、
前記コンピュータにさらに、
前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があり、かつ前記試し印刷を行う設定がなされ、かつ前記印刷指示に対応する印刷ジョブに複数部数の印刷が設定されている場合に、
前記複数部数の印刷が設定された印刷ジョブの印刷対象の画像を示す中間データを前記汎用印刷プログラムから取得する取得処理と、
前記取得処理にて取得した前記中間データに基づき、前記印刷指示に対応する前記印刷ジョブのうち、1部目の印刷を前記プリンタに行わせる第1印刷処理と、
を実行させ、
前記コンピュータにさらに、
前記第1印刷処理を開始した後、印刷を継続する継続指示を、前記情報処理装置のユーザインタフェースを介して受け付ける確認処理を実行させることが可能であり、
前記コンピュータにさらに、
前記確認処理にて前記継続指示を受け付けた場合に、前記取得処理にて取得した前記中間データに基づき、前記印刷指示に対応する前記印刷ジョブのうち、2部目以降の印刷を前記プリンタに行わせる第2印刷処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記確認処理では、
印刷を継続する前記継続指示と、印刷を継続しない中止指示と、を前記ユーザインタフェースを介して受け付け可能であり、
前記コンピュータに、
前記確認処理にて前記継続指示を受け付けた場合に、前記第2印刷処理を実行させ、
前記確認処理にて前記中止指示を受け付けた場合に、前記第2印刷処理を実行させず、前記印刷指示に対応する前記印刷ジョブを中止する中止処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項3】
請求項2に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記確認処理の実行を開始してから所定時間が経過しても前記継続指示も前記中止指示も受け付けなかった場合に、前記第2印刷処理の実行を開始させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項4】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記確認処理の実行を開始してから所定時間が経過しても前記継続指示を受け付けなかった場合に、前記第2印刷処理を実行させず、前記印刷指示に対応する前記印刷ジョブを中止する中止処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項5】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記印刷指示があり、かつ前記試し印刷を行わない設定がなされ、かつ前記印刷指示に対応する印刷ジョブに複数部数の印刷が設定されている場合に、
前記第1印刷処理および前記確認処理を実行させず、前記印刷指示に対応する前記印刷ジョブの1部目から最終部までの印刷を連続して前記プリンタに行わせる全印刷処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項6】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記第1印刷処理では、
前記取得処理にて取得した前記中間データに基づく1部目分の印刷データを生成し、生成された1部目分の前記印刷データに基づいて、1部目の印刷を前記プリンタに行わせ、
前記第2印刷処理では、
前記第1印刷処理にて生成された1部目分の前記印刷データを用いて2部目以降の印刷データを生成し、生成された2部目以降の前記印刷データに基づいて、2部目以降の印刷を前記プリンタに行わせる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項7】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記第1印刷処理では、
前記取得処理にて取得した前記中間データに基づく印刷を、部数を1部として前記プリンタに行わせ、
前記第2印刷処理では、
前記取得処理にて取得した前記中間データに基づく印刷を、2部目以降の残りの部数について前記プリンタに行わせる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項8】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記印刷指示があり、かつ前記試し印刷を行う設定がなされ、かつ前記印刷指示に対応する印刷ジョブに複数部数の印刷が設定されている場合に、
印刷方法としてコレート印刷が設定されていれば、1部目の印刷を前記プリンタに行わせる前記第1印刷処理および前記確認処理を実行させた後、前記確認処理にて前記継続指示を受け付けた場合に、2部目以降のコレート印刷を行わせる前記第2印刷処理を実行させ、
印刷方法としてアンコレート印刷が設定されていれば、1部目の印刷を前記プリンタに行わせる前記第1印刷処理および前記確認処理を実行させた後、前記確認処理にて前記継続指示を受け付けた場合に、2部目以降のアンコレート印刷を行わせる前記第2印刷処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項9】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記印刷指示があり、かつ前記試し印刷を行う設定がなされ、かつ前記印刷指示に対応する印刷ジョブに複数部数の印刷が設定されている場合に、
印刷方法としてコレート印刷が設定されていれば、1部目の印刷を前記プリンタに行わせる前記第1印刷処理および前記確認処理を実行させた後、前記確認処理にて前記継続指示を受け付けた場合に、2部目以降のコレート印刷を行わせる前記第2印刷処理を実行させ、
印刷方法としてアンコレート印刷が設定されていれば、前記第1印刷処理および前記確認処理を実行させず、1部目から最終部までのアンコレート印刷を前記プリンタに行わせる全アンコレート印刷処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項10】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記第1印刷処理では、
前記印刷指示に対応する前記印刷ジョブのうち、1部目の印刷を前記プリンタに行わせ、1部目の印刷物の排紙先を前記プリンタのあらかじめ決められた特定のトレイに設定する、
ように構成されるサポートプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、プリンタの制御をサポートするサポートプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
パーソナルコンピュータ等の情報処理装置からプリンタを制御する技術として、例えば特許文献1に開示されているように、プリンタ本体あるいはプリンタベンダから提供されるプリンタドライバによって、第1の印刷処理の完了に先立ち、確認処理として第1の印刷処理で要する印刷データを用いた第2の印刷処理を実行可能にし、第2の印刷処理の実行後に第1の印刷処理を継続可能にする構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-54285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、前述したプリンタベンダから提供されるプリンタドライバを利用せず、オペレーティングシステム(OS)の一部を構成するOS標準の汎用印刷プログラムによってプリンタを制御する技術が実用化されている。この技術では、OSがプリンタを検知するとOS標準の汎用印刷プログラムとの関連付けを行い、以後、そのプリンタに対する印刷指示を受け付けた場合に、プリンタベンダから提供されるプリンタドライバを用いずに、OS標準の汎用印刷プログラムが印刷データを生成することで、OS標準の汎用印刷プログラムによる印刷が可能になる。
【0005】
しかしながら、前記したOS標準の汎用印刷プログラムでは、これまでプリンタベンダから提供されるプリンタドライバが有していたような、試し印刷機能が設けられていない。そのため、無駄な印刷が大量に行われてしまう可能性があることから、改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題の解決を目的としてなされたサポートプログラムは、情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記情報処理装置には、汎用印刷プログラムを有するオペレーティングシステムが搭載されており、前記コンピュータに、試し印刷を行うか否かの設定を受け付ける試し印刷設定処理を実行させ、前記コンピュータにさらに、前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があり、かつ前記試し印刷を行う設定がなされ、かつ前記印刷指示に対応する印刷ジョブに複数部数の印刷が設定されている場合に、前記複数部数の印刷が設定された印刷ジョブの印刷対象の画像を示す中間データを前記汎用印刷プログラムから取得する取得処理と、前記取得処理にて取得した前記中間データに基づき、前記印刷指示に対応する前記印刷ジョブのうち、1部目の印刷を前記プリンタに行わせる第1印刷処理と、を実行させ、前記コンピュータにさらに、前記第1印刷処理を開始した後、印刷を継続する継続指示を、前記情報処理装置のユーザインタフェースを介して受け付ける確認処理を実行させることが可能であり、前記コンピュータにさらに、前記確認処理にて前記継続指示を受け付けた場合に、前記取得処理にて取得した前記中間データに基づき、前記印刷指示に対応する前記印刷ジョブのうち、2部目以降の印刷を前記プリンタに行わせる第2印刷処理を実行させる、ように構成されている。
【0007】
本明細書に開示されるサポートプログラムは、情報処理装置に、試し印刷を行うか否かの設定を受け付けさせる。さらに、サポートプログラムは、汎用印刷プログラムに対して複数部数の印刷指示があり、試し印刷を行う設定がされている場合、1部目の印刷をプリンタに行わせる処理を開始した後、継続指示を受け付け可能にする。そして、サポートプログラムは、継続指示を受け付けた場合に、2部目以降の印刷をプリンタに行わせる。これにより、ユーザは、1部目の印刷の印刷物を確認した上で印刷の継続を指示できるので、1部目の印刷物がユーザの所望の内容でなかった場合に、2部目以降の無駄な印刷を回避できる可能性が高い。
【0008】
上記サポートプログラムが組み込まれた情報処理装置、サポートプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体、及びサポートプログラムの機能を実現するための制御方法、サポートプログラムとプリンタとを含む印刷システムも、新規で有用である。
【発明の効果】
【0009】
本明細書に開示される技術によれば、OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、無駄な印刷の実行を抑制可能な技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
PCの電気的構成の概略を示すブロック図である。
印刷設定手順の例を示すシーケンス図である。
詳細印刷設定画面の例を示す説明図である。
印刷実行手順の例を示すシーケンス図である。
全印刷手順の例を示すシーケンス図である。
試しコレート印刷手順の例を示すシーケンス図である。
継続確認画面の例を示す説明図である。
試しアンコレート印刷手順の例を示すシーケンス図である。
印刷実行手順の例を示すシーケンス図である。
試しコレート印刷手順の例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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