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公開番号2025057772
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023167509
出願日2023-09-28
発明の名称情報処理装置及び生成装置
出願人パイオニア株式会社
代理人弁理士法人レクスト国際特許事務所
主分類G08G 1/00 20060101AFI20250402BHJP(信号)
要約【課題】道路区間毎の車両の走行困難度を推定することが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】走行困難度を推定すべき道路区間の将来の第1時期に基づいて定まる期間において予測される交通量を示す交通量予測情報、及び道路区間を含むエリアの第1時期における積雪深を予測する情報である積雪深予測情報を取得する情報取得手段と、交通量予測情報、及び積雪深予測情報に基づいて、車両が道路区間を第1時期に走行する際の走行困難度を推定する推定手段と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
走行困難度を推定すべき道路区間の将来の第1時期に基づいて定まる期間において予測される交通量を示す交通量予測情報、及び前記道路区間を含むエリアの前記第1時期における積雪深を予測する情報である積雪深予測情報を取得する情報取得手段と、
前記交通量予測情報及び前記積雪深予測情報に基づいて、車両が前記道路区間を前記第1時期に走行する際の走行困難度を推定する推定手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記推定手段は、サンプル道路区間を含むエリアの過去の積雪深の情報を示す積雪深情報、前記サンプル道路区間の過去の交通量を示す交通量情報、及び、車両が前記サンプル道路区間を走行した際の走行困難性に関する評価情報がそれぞれ関連付けられた複数のデータセットを機械学習することで生成された学習済モデルを含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記情報取得手段は、前記道路区間の雪解けのしやすさまたは積雪のしやすさに関連する道路特性を示す道路特性情報を取得し、
前記推定手段は、前記交通量予測情報、前記積雪深予測情報及び前記道路特性情報に基づいて、前記走行困難度を推定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記情報取得手段は、前記道路区間の降雪時の走りやすさに関連する形状を示す道路形状情報を取得し、
前記推定手段は、前記交通量予測情報、前記積雪深予測情報及び前記道路形状情報に基づいて、前記走行困難度を推定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記情報取得手段は、前記道路区間を走行する車両の駆動方式又はタイヤの種別を示す車両情報を取得し、
前記推定手段は、前記交通量予測情報、前記積雪深予測情報及び前記車両情報に基づいて、前記走行困難度を推定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
サンプル道路区間を含むエリアの過去の積雪深の情報を示す積雪深情報、前記サンプル道路区間の過去の交通量を示す交通量情報、及び、車両が前記サンプル道路区間を走行した際の走行困難性に関する評価情報が関連付けられたデータセットを取得する取得手段と、
車両が将来の第1時期に推定対象の道路区間を走行する際の走行困難度を、前記第1時期に基づいて定まる期間における前記推定対象の道路区間の予想交通量、および前記第1時期における前記推定対象の道路区間が含まれるエリアの積雪深のそれぞれに関する情報が入力されることで推定する推定モデルを、複数の前記データセットに基づいて生成する生成部と、
を備える生成装置。
【請求項7】
前記評価情報は、前記車両が前記サンプル道路区間を走行した際の車載カメラの映像又はプローブ情報に基づいて走行困難性が判定されることにより得られた情報であることを特徴とする請求項6に記載の生成装置。
【請求項8】
前記データセットは、前記サンプル道路区間の雪解けまたは積雪量に関連する道路特性、前記サンプル道路区間の降雪時の走りやすさに関連する形状、前記サンプル道路区間を走行した車両の駆動方式、及び前記車両のタイヤの種別のうちの少なくとも1つの情報をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の生成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置に関し、特に車両の運転支援に資する情報を提供するための情報処理を行う情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ナビゲーション装置等の情報機器を用いて、車両の運転を支援するための様々な情報を提供することが行われている。例えば、タイヤがスリップした地点及びタイヤの種別に関するプローブ情報に基づいて設定された渋滞度合いの情報に基づいて運転支援を行う運転支援システムが提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-123153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両の運転を行う際、道路における積雪深の情報は、車両の走行困難度を判定するための重要な情報となる。積雪深の情報を得るため、従来は降水量、気温、日射量、積雪深計等の情報に基づいて、積雪深の予測値を算出することが行われている。例えば、JMBSC(一般財団法人気象業務支援センター)では、5km四方のメッシュ(格子(緯度 3分・経度 3.75分))の領域の各々について、1時間毎の積雪深の予測値を算出している。
【0005】
しかしながら、積雪深が同じエリア内であっても、交通量の多い道路と少ない道路とでは融雪の進み方に差異があり、車両の走行困難度も異なる。したがって、従来のエリアごとの積雪深の予測値のみからは、車両の走行困難度を推定することができないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、道路区間毎の車両の走行困難度を推定することが可能な情報処理装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、情報処理装置であって、走行困難度を推定すべき道路区間の将来の第1時期に基づいて定まる期間において予測される交通量を示す交通量予測情報、及び前記道路区間を含むエリアの前記第1時期における積雪深を予測する情報である積雪深予測情報を取得する情報取得手段と、前記交通量予測情報、及び前記積雪深予測情報に基づいて、車両が前記道路区間を前記第1時期に走行する際の走行困難度を推定する推定手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項6に記載の発明は、生成装置であって、サンプル道路区間を含むエリアの過去の積雪深の情報を示す積雪深情報、前記サンプル道路区間の過去の交通量を示す交通量情報、及び、車両が前記サンプル道路区間を走行した際の走行困難性に関する評価情報が関連付けられたデータセットを取得する取得手段と、車両が将来の第1時期に推定対象の道路区間を走行する際の走行困難度を、前記第1時期に基づいて定まる期間における前記推定対象の道路区間の予想交通量、および前記第1時期における前記推定対象の道路区間が含まれるエリアの積雪深のそれぞれに関する情報が入力されることで推定する推定モデルを、複数の前記データセットに基づいて生成する生成部と、を備えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施例に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
走行困難度推定モデルの利用時における入力および出力を示す図である。
推定結果の画像表示の例を示す図である。
経路を設定している場合の道路区間毎の走行困難度の例を示す図である。
走行困難度をタイムライン表示した場合の例を示す図である。
本発明の実施例に係るモデル生成装置の構成を示すブロック図である。
走行困難度推定モデルの学習時における入力を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下の各実施例における説明及び添付図面においては、実質的に同一または等価な部分には同一の参照符号を付している。
(【0011】以降は省略されています)

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