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公開番号2025071235
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2025025674,2023135249
出願日2025-02-20,2019-05-07
発明の名称顕著性推定装置
出願人パイオニア株式会社
代理人個人,個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20250424BHJP(計算;計数)
要約【課題】画像から、移動中の人が見た場合に顕著性が高いと感じる領域を高い精度で検出する。
【解決手段】入力部110は動画データを取得し、取得した動画データを構成するフレーム画像の各々を補正部120に出力する。補正部120は、補正部120が出力したフレーム画像を補正することにより補正済画像を生成する。顕著性推定部130は、補正済画像を処理することにより、顕著性推定情報を生成する。顕著性推定情報は、補正済画像内又はフレーム画像内における顕著性分布を示している。ここで、補正部120は、フレーム画像の少なくとも一部の明度の変更を示す明度情報を、第1の視点の移動速度に関する速度情報、及びフレーム画像中の基準点から上記した少なくとも一部までの相対位置を用いて生成する。そして補正部120は、この明度情報を用いて、上記した少なくとも一部の明度を補正する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像を補正することにより補正済画像を生成する補正部と、
前記補正済画像を処理することにより、前記補正済画像内又は前記画像内における顕著性分布を示す顕著性推定情報を生成する顕著性推定部と、
を備え、
前記補正部は、
前記画像の少なくとも一部の明度の変更を示す明度情報を、前記画像の撮影時の移動速度に関する速度情報、及び前記画像中の基準点からの距離を用いて生成し、
前記明度情報を用いて前記少なくとも一部の明度を補正した補正済画像に基づいて前記顕著性推定情報を生成する顕著性推定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、顕著性推定装置、顕著性推定方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
画像の中の顕著領域を自動で検出する技術が提案されている。一方、人が移動している場合、人の移動速度が速くなるにつれて人の有効視野は狭くなる。非特許文献1には、有効視野を考慮して顕著領域を自動で検出することについて記載されている。具体的には、非特許文献1には、対象画像の解像度及び彩度を、注視点からの距離に応じて落としていき、その後、顕著性を推定することが記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
森本他,「MST野の応答特性を考慮した動画像に対する顕著性推定モデル」,映像メディア学会技術報告,Vol.38,No.10,pp.57-60,2014年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者は、画像から、移動中の人が見た場合に顕著性が高いと感じる領域を高い精度で検出する方法を検討した。本発明が解決しようとする課題としては、画像から、移動中の人が見た場合に顕著性が高いと感じる領域を高い精度で検出することが一例として挙げられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る発明の一例は、第1の視点から見た景色の画像を補正することにより補正済画像を生成する補正部と、
前記補正済画像を処理することにより、前記補正済画像内又は前記画像内における顕著性分布を示す顕著性推定情報を生成する顕著性推定部と、
を備え、
前記補正部は、
前記画像の少なくとも一部の明度の変更を示す明度情報を、前記第1の視点の移動速度に関する速度情報、及び前記画像中の基準点から前記少なくとも一部までの相対位置を用いて生成し、
前記明度情報を用いて前記少なくとも一部の明度を補正する顕著性推定装置である。
【0006】
本開示に係る発明の一例は、コンピュータが、
第1の視点から見た景色の画像を補正することにより補正済画像を生成し、
前記補正済画像を処理することにより、前記補正済画像内又は前記画像内における顕著性分布を示す顕著性推定情報を生成し、
さらに前記コンピュータが、
前記画像の少なくとも一部の明度の変更を示す明度情報を、前記第1の視点の移動速度に関する速度情報、及び前記画像中の基準点から前記少なくとも一部までの相対位置を用いて生成し、
前記明度情報を用いて前記少なくとも一部の明度を補正する顕著性推定方法である。
【0007】
本開示に係る発明の一例は、コンピュータに、
第1の視点から見た景色の画像を補正することにより補正済画像を生成する補正機能と、
前記補正済画像を処理することにより、前記補正済画像内又は前記画像内における顕著性分布を示す顕著性推定情報を生成する推定機能と、
を持たせ、
さらに前記補正機能の少なくとも一部として、
前記画像の少なくとも一部の明度の変更を示す明度情報を、前記第1の視点の移動速度に関する速度情報、及び前記画像中の基準点から前記少なくとも一部までの相対位置を用いて生成する機能と、
前記明度情報を用いて前記少なくとも一部の明度を補正する機能と、
を持たせるプログラムである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係る顕著性推定装置の機能構成を示す図である。
視野角情報の設定方法を説明するための図である。
視野角情報の一例を説明するための図である。
明度情報を説明するための図である。
解像度情報を説明するための図である。
彩度情報を説明するための図である。
補正処理部の機能構成の一例を示す図である。
顕著性推定部の構成例を例示するブロック図である。
(a)は、顕著性推定部へ入力する画像を例示する図であり、(b)は、(a)に対し推定される、顕著性分布を示す画像を例示する図である。
第1の構成例に係る処理方法を例示するフローチャートである。
非線形写像部の構成を詳しく例示する図である。
中間層の構成を例示する図である。
(a)および(b)はそれぞれ、フィルタで行われる畳み込み処理の例を示す図である。
(a)は、第1のプーリング部の処理を説明するための図であり、(b)は、第2のプーリング部の処理を説明するための図であり、(c)は、アンプーリング部の処理を説明するための図である。
顕著性推定装置のハードウエア構成を例示するブロック図である。
第2の実施形態に係る顕著性推定装置の機能構成を示す図である。
第3の実施形態に係る顕著性推定装置の機能構成を示す図である。
基準点設定部の動作例を説明するための図である。
第4の実施形態に係る顕著性推定装置の機能構成を示す図である。
第5の実施形態に係る顕著性推定部の構成を例示する図である。
第5の実施形態に係る学習動作を例示するフローチャートである。
第6の実施形態に係る演算装置の構成および使用環境を例示する図である。
第7の実施形態に係る顕著性推定部の構成を例示する図である。
合成部で生成された合成情報が示す画像を例示する図である。
第8の実施形態に係る顕著性推定部の構成を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0010】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る顕著性推定装置10の機能構成を示す図である。本図に示す顕著性推定装置10は、入力部110、補正部120、及び顕著性推定部130を備えている。入力部110は動画データを取得し、取得した動画データを構成するフレーム画像の各々を補正部120に出力する。これらフレーム画像は、第1の視点から見た景色の画像となっている。第1の視点は、例えば動画データを生成したカメラが配置されていた位置である。補正部120は、入力部110が出力したフレーム画像を補正することにより補正済画像を生成する。顕著性推定部130は、補正済画像を処理することにより、顕著性推定情報を生成する。顕著性推定情報は、補正済画像内又はフレーム画像内における顕著性分布を示している。ここで、補正部120は、フレーム画像の少なくとも一部の明度の変更を示す明度情報を、第1の視点の移動速度に関する速度情報、及びフレーム画像中の基準点から上記した少なくとも一部までの相対位置を用いて生成する。そして補正部120は、この明度情報を用いて、上記した少なくとも一部の明度を補正する。以下、顕著性推定装置10について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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