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公開番号
2025057119
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023166794
出願日
2023-09-28
発明の名称
乾燥装置、乾燥制御方法、および乾燥制御プログラム
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F26B
21/06 20060101AFI20250402BHJP(乾燥)
要約
【課題】媒体の加熱状態の調整に貢献する乾燥装置、乾燥制御方法、および乾燥制御プログラムを提供する。
【解決手段】乾燥装置はインクまたは処理液が塗布された状態の媒体が載置されたプラテンを収容する内部空間と、内部空間に接続し、プラテンが通過する大きさの開口とが設けられた筐体と、空気を加熱するヒータと、ヒータによって加熱された空気である加熱空気を内部空間に送るファンと、制御部とを備える。制御部は、プラテンが内部空間に収容された収容状態において、ヒータおよびファンの少なくとも一方を制御し、ファンによって送られる加熱空気の送風状態を第一送風状態から第一送風状態とは異なる第二送風状態に切り替える。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
インクまたは処理液が塗布された状態の媒体が載置されたプラテンを収容する内部空間と、前記内部空間に接続し、前記プラテンが通過する大きさの開口とが設けられた筐体と、
空気を加熱するヒータと、
前記ヒータによって加熱された前記空気である加熱空気を前記内部空間に送るファンと、
制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記プラテンが前記内部空間に収容された収容状態において、前記ヒータおよび前記ファンの少なくとも一方を制御し、前記ファンによって送られる前記加熱空気の送風状態を第一送風状態から前記第一送風状態とは異なる第二送風状態に切り替える
ことを特徴とする乾燥装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記ファンを制御し、前記ファンによる風量を第一風量から前記第一風量とは異なる第二風量に切り替えることで、前記送風状態を前記第一送風状態から前記第二送風状態に切り替える
ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記風量を前記第一風量から前記第一風量よりも大きい前記第二風量に切り替える
ことを特徴とする請求項2に記載の乾燥装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記ヒータを制御し、前記ヒータによる加熱温度を第一温度から前記第一温度とは異なる第二温度に切り替えることで、前記送風状態を前記第一送風状態から前記第二送風状態に切り替える
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の乾燥装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記加熱温度を前記第一温度から前記第一温度よりも低い前記第二温度に切り替える
ことを特徴とする請求項4に記載の乾燥装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記媒体への前記インクまたは前記処理液の塗布量を取得し、
取得された前記塗布量に基づいて、前記送風状態を前記第一送風状態から前記第二送風状態に切り替える
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の乾燥装置。
【請求項7】
前記制御部は、
第一切替タイミングに到達した場合に、前記ファンを制御し、前記ファンによる風量を第一風量から前記第一風量とは異なる第二風量に切り替えることで、前記送風状態を前記第一送風状態から前記第二送風状態に切り替え、
前記第一切替タイミングよりも後の第二切替タイミングに到達した場合に、前記ヒータを制御し、前記ヒータによる加熱温度を第一温度から前記第一温度とは異なる第二温度に切り替えることで、前記送風状態を前記第二送風状態から前記第二送風状態とは異なる第三送風状態に切り替える
ことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項8】
前記ファンと、前記内部空間に向けて開口し、前記ファンによって送られた前記加熱空気を前記内部空間に吹き出す吹出口とを接続する管と
前記吹出口に揺動可能に設けられたルーバと
を備え、
前記制御部は、
前記収容状態において、前記ルーバを揺動させる
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の乾燥装置。
【請求項9】
前記管は、特定方向に並んだ複数の前記吹出口のそれぞれに接続し、
前記ルーバは、前記複数の吹出口のそれぞれに設けられ、
前記制御部は、
複数の前記ルーバを前記特定方向に揺動させる
ことを特徴とする請求項8に記載の乾燥装置。
【請求項10】
前記制御部は、
前記収容状態において、前記内部空間において前記プラテンを搬送する搬送部を制御し、前記内部空間内で前記プラテンを往復搬送する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の乾燥装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乾燥装置、乾燥制御方法、および乾燥制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
プリンタによって媒体に塗布されるインクの媒体への定着を向上させるため、インクまたは処理液が塗布された媒体を乾燥させる乾燥装置が知られている。例えば特許文献1は、トレイに載置され、且つインクが塗布された媒体を非接触で加熱する加熱装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-34984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記加熱装置では、例えば媒体が載置されたトレイを収容するための内部空間に、加熱された空気をファンによって送ることで、媒体を乾燥させることが考えられる。この場合、加熱装置には、加熱装置外から内部空間に、媒体だけでなくトレイも入る大きさの開口が設けられる。このため、その大きさの開口を介して、加熱された空気が内部空間から加熱装置外に逃げやすい。よって、加熱装置では内部空間の空気の温度、ファンによる風量等の送風状態の調整が難しく、媒体の加熱状態の調整が難しい。
【0005】
本発明の目的は、媒体の加熱状態の調整に貢献する乾燥装置、乾燥制御方法、および乾燥制御プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一態様に係る乾燥装置は、インクまたは処理液が塗布された状態の媒体が載置されたプラテンを収容する内部空間と、前記内部空間に接続し、前記プラテンが通過する大きさの開口とが設けられた筐体と、空気を加熱するヒータと、前記ヒータによって加熱された前記空気である加熱空気を前記内部空間に送るファンと、制御部とを備え、前記制御部は、前記プラテンが前記内部空間に収容された収容状態において、前記ヒータおよび前記ファンの少なくとも一方を制御し、前記ファンによって送られる前記加熱空気の送風状態を第一送風状態から前記第一送風状態とは異なる第二送風状態に切り替える。
【0007】
第一態様によれば、制御部が加熱空気の送風状態を第一送風状態から第二送風状態に切り替えることで、収容状態において、加熱空気の送風状態が調整される。よって、乾燥装置は媒体の加熱状態の調整に貢献する。
【0008】
前記乾燥装置において、前記制御部は、前記ファンを制御し、前記ファンによる風量を第一風量から前記第一風量とは異なる第二風量に切り替えることで、前記送風状態を前記第一送風状態から前記第二送風状態に切り替えてもよい。乾燥装置は、媒体の加熱状態を、例えば媒体上のインクまたは処理液中の水分の蒸発の進み具合に応じて調整することに貢献する。
【0009】
前記乾燥装置において、前記制御部は、前記風量を前記第一風量から前記第一風量よりも大きい前記第二風量に切り替えてもよい。例えば媒体上のインクまたは処理液中の水分量が多いと、媒体上のインクまたは処理液中の水分量が少ない場合に比べて媒体上のインクまたは処理液の流動性が高い。乾燥装置では、媒体上のインクまたは処理液の流動性が高い状態で、第二風量の加熱空気、すなわち比較的強い風が、媒体上のインクまたは処理液に当たることが抑制される。よって、乾燥装置は、媒体上のインクまたは処理液が風によって流れることを抑制することに貢献する。
【0010】
前記乾燥装置において、前記制御部は、前記ヒータを制御し、前記ヒータによる加熱温度を第一温度から前記第一温度とは異なる第二温度に切り替えることで、前記送風状態を前記第一送風状態から前記第二送風状態に切り替えてもよい。乾燥装置は、媒体の加熱状態を、例えば媒体上のインクまたは処理液中の水分の蒸発の進み具合に応じて調整することに貢献する。
(【0011】以降は省略されています)
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