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公開番号2025014683
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117447
出願日2023-07-19
発明の名称穀物乾燥機
出願人静岡製機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所,個人,個人,個人
主分類F26B 9/06 20060101AFI20250123BHJP(乾燥)
要約【課題】乾燥部内部の掃除性に優れた穀物乾燥機を提供する。
【解決手段】乾燥機本体2の上部から順次に、貯留部3、乾燥部4、及び集穀部5を備え、乾燥部4内には、通風部材により仕切られた貯留部3と集穀部5とを連絡する流穀路が設けられるとともに、流穀路の各側に熱風路と排風路とが設けられ、流穀路と排風路を仕切る排風路通風部材22の少なくとも一部が取り外し自在に配設されるとともに、乾燥部4の両側面に配置された蓋体20のうち少なくとも一つが取り外し自在に配設されることで流穀路24を露出できるよう構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
乾燥機本体の上部から順次に、穀物を貯める貯留部、前記穀物を乾燥する乾燥部、及び乾燥した前記穀物を集める集穀部を備え、
前記乾燥部内には、通風部材により仕切られた前記貯留部と前記集穀部とを連絡する流穀路が設けられるとともに、前記流穀路の各側に熱風路と排風路とが設けられ、前記流穀路と前記排風路を仕切る排風路通風部材の少なくとも一部が取り外し自在に配設されるとともに、
前記乾燥部の両側面に配置された蓋体のうち少なくとも一つが取り外し自在に配設されることで前記排風路通風部材を露出できるよう構成された、穀物乾燥機。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記乾燥部は、乾燥部上部と乾燥部下部からなり、前記排風路通風部材が前記乾燥部上部に配置されている、請求項1に記載の穀物乾燥機。
【請求項3】
前記排風路通風部材を取り外した際にできる開口部の面積が0.15m

以上である、請求項2に記載の穀物乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、穀物乾燥機に関する。更に詳しくは、乾燥部内部の掃除性に優れた穀物乾燥機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
穀物乾燥機には、籾や大豆等の穀物を乾燥するために、循環型や平型等の穀物(汎用)乾燥機がある。
【0003】
循環型の穀物乾燥機は、乾燥機本体内に、上部から順次に、穀物を貯める貯留部と、この穀物を乾燥する乾燥部と、この乾燥した穀物を繰出バルブ(ロータリバルブ)の回転により排出し下方の流穀樋に落下させて下部搬送機構により循環する循環機構部(例えば、集穀部)とを設けている。
【0004】
このような穀物乾燥機は、乾燥部内に通風部材により仕切られて貯留部と循環機構部とを連絡する流穀路を設け、この流穀路の各側に熱風路と排風路とを設け、穀物を上部の貯留部から乾燥部を経て循環機構部に導いた後に再び上部の貯留部に戻して循環させる間に、乾燥部の流穀路において穀物を熱風により乾燥するものである(例えば、特許文献1~4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-134115号公報
特開2020-118445号公報
特開2019-078410号公報
特開2018-084370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1~3には、乾燥部に取外し可能な掃除口を設けた穀物乾燥機などが開示されている。また、特許文献4には、貯留部に点検口を設けた穀物乾燥機などが開示されている。このような従来の穀物乾燥機は、乾燥部の上部を掃除する場合には、乾燥部からの掃除が困難であり、乾燥部の上方に位置する貯留部内部からしか掃除ができず、掃除性が悪いという問題があった。特に、乾燥部の上部を掃除するためには、一度、穀物乾燥機の最上部(即ち、貯留部の上部)まで上がり、貯留部の内部を降り掃除するため、高所からの転落などの危険が伴うという問題もあった。
【0007】
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものである。本発明は、乾燥部内部の掃除性に優れた穀物乾燥機を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、以下に示す穀物乾燥機が提供される。
【0009】
[1] 乾燥機本体の上部から順次に、穀物を貯める貯留部、前記穀物を乾燥する乾燥部、及び乾燥した前記穀物を集める集穀部を備え、
前記乾燥部内には、通風部材により仕切られた前記貯留部と前記集穀部とを連絡する流穀路が設けられるとともに、前記流穀路の各側に熱風路と排風路とが設けられ、前記流穀路と前記排風路を仕切る排風路通風部材の少なくとも一部が取り外し自在に配設されるとともに、
前記乾燥部の両側面に配置された蓋体のうち少なくとも一つが取り外し自在に配設されることで前記排風路通風部材を露出できるよう構成された、穀物乾燥機。
【0010】
[2] 前記乾燥部は、乾燥部上部と乾燥部下部からなり、前記排風路通風部材が前記乾燥部上部に配置されている、前記[1]に記載の穀物乾燥機。
(【0011】以降は省略されています)

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