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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025056736
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2024162464
出願日
2024-09-19
発明の名称
2つの外側ガラスと、その間の薄いガラスからなるトリプル絶縁ガラスペーンを組み立てるための方法及び装置
出願人
グラストン ジャーマニー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
代理人
弁理士法人MTS国際特許事務所
主分類
E06B
3/673 20060101AFI20250331BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】トリプル絶縁ガラスペーンを組み立てるための方法および装置を創出すること
【解決手段】立姿勢の薄いガラスが第1のプレスステーション(5)に搬送され;第1の可撓性スペーサーストランドが第1の外側ガラスに適用され、薄いガラスに接合され;第2の可撓性スペーサーストランドが第1の外側ガラスに適用され、薄いガラスに接合され、ガラスアセンブリが形成され;第2の可撓性スペーサーストランドが第1の外側ガラスに適用され、第1のプレスステーション(5)で薄いガラスに接合され;第2の可撓性スペーサーが第2の外側ガラスに塗布され、旋回ステーション(6)に立姿勢で搬送され、立姿勢回転軸を中心に回転され;第2のプレスステーション(8)へと立姿勢で搬送され;第2の外側ガラスは、第1のプレスステーション(5)および旋回ステーション(6)を通って搬送され;第2の外側ガラスと接合されトリプル絶縁ガラスペーンが形成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
2つの外側ガラス(12、13)とそれらの間の薄いガラス(11)を含むトリプル絶縁ガラスペーン(10)を組み立てる方法であって、
立姿勢の前記薄いガラス(11)が、塗布ステーション(4)を通って第1のプレスステーション(5)に搬送される工程と、
第1の外側ガラス(12)が、前記塗布ステーション(4)に立姿勢で搬送される工程と、
前記塗布ステーション(4)において、第1の可撓性スペーサーストランド(14)が前記第1の外側ガラス(12)上に枠状のスペーサーを形成するように塗布される工程と、
前記スペーサーストランド(14)の塗布後、前記第1の外側ガラス(12)は、前記塗布ステーション(4)から前記第1のプレスステーション(5)へ立姿勢で搬送される工程と、
第2の外側ガラス(13)が、前記塗布ステーション(4)へ立姿勢で搬送される工程と、
前記塗布ステーション(4)において、第2の可撓性スペーサーストランド(15)が前記第2の外側ガラス(13)上に枠状のスペーサーを形成するように塗布される工程と、
前記第1のプレスステーション(5)において、前記薄いガラス(11)が前記第1のスペーサーストランド(14)上に載り、前記第1の外側ガラス(12)に対して所定の距離になるまで、前記薄いガラス(11)と前記第1の外側ガラス(12)との間の距離を縮めることによって、前記薄いガラス(11)と前記第1の外側ガラス(12)とが接合され、ガラスアセンブリ(16)が形成される工程と、
前記ガラスアセンブリ(16)は、前記第1のプレスステーション(5)から旋回ステーション(6)へと立姿勢で搬送され、そこで立姿勢回転軸(66)を中心に旋回される工程と、
旋回後、前記ガラスアセンブリ(16)が前記旋回ステーション(6)から第2のプレスステーション(8)へと立姿勢で搬送される工程と、
前記第2の外側ガラス(13)は、前記塗布ステーション(4)から、前記第1のプレスステーション(5)を通り、前記旋回ステーション(6)を通って、前記第2のプレスステーション(8)へと立姿勢で搬送される工程と、
前記第2のプレスステーション(8)において、前記薄いガラス(11)が前記第2のスペーサーストランド(15)上に載り、前記第1の外側ガラス(12)が前記第2の外側ガラス(13)に対して所定の距離になるまで、前記ガラスアセンブリ(16)と前記第2の外側ガラス(13)との間の距離を縮めることによって、前記ガラスアセンブリ(16)と前記第2の外側ガラス(13)とが接合され、前記トリプル絶縁ガラスペーン(10)が形成される工程と、
前記トリプル絶縁ガラスペーン(10)が、接合後、前記第2のプレスステーション(8)から立姿勢で搬出される工程と、
を含むトリプル絶縁ガラスペーンの組立方法。
続きを表示(約 3,000 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記第1のプレスステーション(5)において、第1のプレスプレート(51)によって支持された前記薄いガラス(11)が、前記第1のプレスステーション(5)の第2のプレスプレート(52)上に吸着される工程と、
前記薄いガラス(11)が吸着された前記第2のプレスプレート(52)を前記第1のプレスプレート(51)から離す工程と、
前記第1の外側ガラス(12)が前記第1のプレスステーション(5)に搬送され、そこで前記第1のプレスプレート(51)によって支持される工程と、
前記薄いガラス(11)が前記第1の外側ガラス(12)に接合された後、前記薄いガラス(11)の前記第2のプレスプレート(52)への吸着が終了する工程と、
を含むトリプル絶縁ガラスペーンの組立方法。
【請求項3】
請求項2において、
前記第1のプレスステーション(5)において、前記第1のプレスプレート(51)によって支持された前記薄いガラス(11)が、まず前記第1のプレスプレート(51)上に吸引される工程と、
前記薄いガラス(11)の前記第1のプレスプレート(51)への吸引が終了する前に、前記薄いガラス(11)を前記第2のプレスプレート(52)に吸引する工程と、を含むトリプル絶縁ガラスペーンの組立方法。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかにおいて、
前記第2のプレスステーション(8)において、第1のプレスプレート(81)によって支持された前記ガラスアセンブリ(16)の前記外側ガラス(12)が、前記第2のプレスステーション(8)の第2のプレスプレート(82)上に吸着される工程と、
前記ガラスアセンブリ(16)が吸着された前記第2のプレスプレート(82)が前記第1のプレスプレート(81)から離れる工程と、
前記第2の外側ガラス(13)は、前記第2のプレスステーション(8)へ搬送され、そこで前記第1のプレスプレート(81)によって支持される工程と、
前記ガラスアセンブリ(16)が前記第2の外側ガラス(13)に接合された後、前記第1の外側ガラス(12)の前記第2のプレスプレート(82)への吸引が終了する工程と、を含むトリプル絶縁ガラスペーンの組立方法。
【請求項5】
2つの外側ガラス(12、13)とそれらの間の薄いガラス(11)とを含むトリプル絶縁ガラスペーン(10)を組み立てるための装置(1)であって、
可撓性スペーサーストランド(14;15)を、立姿勢の前記外側ガラス(12;13)の縁に沿って塗布するように構成された塗布ステーション(4)と、
前記塗布ステーション(4)の下流に配置され、水平コンベア(50)と、2つの平行なプレスプレート(51、52)とを有し、それらの間の距離は、それらの平行性を維持しながら変化させることができ、そのうちの前記第1のプレスプレート(51)は、前記水平コンベア(50)上を立姿勢で搬送される前記ガラスシート(11;12;13)のための立姿勢支持壁(53)を形成する、第1のプレスステーション(5)と、
前記第1のプレスステーション(5)の下流側に配置され、2つの平行な支持壁(61、62)と、前記両支持壁(61、62)に割り当てられ、前記支持壁(61、62)と共に、搬送方向に沿って見て、水平コンベア(60)に対して中央に配置された立姿勢回転軸(66)を中心に回転可能な前記水平コンベア(60)とを有する、旋回ステーション(6)と、
前記旋回ステーション(6)の下流側に配置され、水平コンベア(80)と、2つの平行なプレスプレート(81、82)とを有し、それらの間の距離は、それらの平行性を維持しながら変化させることができ、そのうちの第1の前記プレスプレート(81)は、前記水平コンベア(80)上を立姿勢で搬送される前記ガラスシート(13)のための前記立姿勢支持壁(53)を形成する、第2のプレスステーション(8)と、から構成されるトリプル絶縁ガラスペーン組立装置。
【請求項6】
請求項5において、
水平コンベア(20)と、前記水平コンベア(20)上の立姿勢の前記ガラスシート(11;12;13)を支持するための複数、特に3つのサポートビーム(23,24,25)とを備えた目視検査ステーション(2)を備え、前記サポートビーム(23,24,25)が水平に延び、互いに等距離にありながら上下に変位可能である
ことを特徴とするトリプル絶縁ガラスペーン組立装置。
【請求項7】
請求項5において、
前記旋回ステーション(6)は、
回転フレーム(64)が、床上に静止したベースフレーム(63)に取り付けられて、
前記回転フレーム(64)がスイベルジョイント(65)を介して前記立姿勢回転軸(66)を中心に前記ベースフレーム(63)に対して回転可能であり、
傾斜フレーム(70)が前記回転フレーム(64)に取り付けられ、傾斜ジョイント(71)を介して前記回転フレーム(64)に対して水平ティルティングアクスル(72)を中心に傾斜可能であり、
前記支持壁(61、62)と前記水平コンベア(60)は傾斜フレーム(70)に固定されている
ことを特徴とするトリプル絶縁ガラスペーン組立装置。
【請求項8】
請求項5において、
ステーション(2、31、32、33、34、35、4、5、6、8)の少なくとも1つ、特に前記第1のプレスステーション(5)が、平面状の支持面(54)を有するエアクッション支持壁(53)を有し、
複数のエアダクト(57)が前記支持面(54)に開口し、正圧を受けると前記エアダクト(57)から前記支持面(54)に対して斜めに空気流が出るように構成されている
ことを特徴とするトリプル絶縁ガラスペーン組立装置。
【請求項9】
請求項8において、
前記支持面(54)が第1の支持領域(93)と第2の支持領域(94)とからなり、第1の前記支持領域(93)におけるエアダクト密度が第2の前記支持領域(94)におけるエアダクト密度よりも大きく、エアダクト密度が前記支持面(54)の1平方メートル当たりの前記エアダクト(57)の数として定義される
ことを特徴とするトリプル絶縁ガラスペーン組立装置。
【請求項10】
請求項5乃至9のいずれかにおいて、
前記プレスプレート(51、52、81、82)の少なくとも1つ、特に前記第1のプレスステーション(5)の前記第1のプレスプレート(51)が、複数のエアダクト(57)が開口する平面状の支持面(54)を有し、前記エアダクト(57)が、前記支持面(54)上に平面状の前記薄いガラス(11)を吸引するために、負圧を受ける吸引装置(90)を形成するように構成された
ことを特徴とするトリプル絶縁ガラスペーン組立装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トリプル絶縁ガラスペーンを組み立てるための方法および装置から始まっている。トリプル絶縁ガラスペーンは、工業的に生産ラインで大量に生産され、第1、第2および第3のガラスシートが、塗布ステーションおよび塗布ステーションの下流に配置されたプレスステーションを有する装置に連続して供給される。各ステーションは水平コンベアを有し、その水平コンベア上をガラスシートが立姿勢で1枚ずつ搬送される。各水平コンベアには支持壁が設けられ、その上に立姿勢のガラスシートが数度後方に傾斜して支持される。第1と第3のガラスシートはそれぞれ、完成した絶縁ガラスペーンの外側のガラスを形成する。第2のガラスシートは、完成した絶縁ガラスペーンの中間のガラスを形成する。塗布ステーションでは、可撓性スペーサーストランドが第2および第3のガラスシートのそれぞれに塗布される。プレスステーションでは、3枚のガラスシートが組み合わされ、トリプル絶縁ガラスペーンが形成され、必要に応じて空気以外のガスが充填される。
続きを表示(約 4,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、中間ガラスが薄いガラスによって形成されたトリプル絶縁ガラスペーンを開示している。この絶縁ガラスペーンは、厚さ5mmの2枚の外側ガラスの間に厚さ0.5mmの薄いガラスを有している。薄いガラスは不安定である。曲がるし、簡単に割れる。厚さ2mm以下の薄いガラスを使用した絶縁ガラスペーンは、薄いガラスの運搬と取り扱いが困難なため、ガラスシートを単トラックの水平コンベア上で立てて運搬・加工する公知の工業生産ラインではまだ製造できない。そのため、ガラスシートは主に、剛性の高いプレハブのスペーサーフレームを使って手作業で製造されてきた。そのため、このような絶縁ガラスペーンを組み立てるのに要する時間は、これまで非常に長かった。
【0003】
さらに、特許文献2と特許文献3には、旋回ステーションおよびプレスステーションを備えた絶縁ガラスペーンを組み立てるための非標準的な装置および方法が記載されており、各ステーションは、互いに隣接する平行なコンベアトラックを有する2つの水平コンベアを含む。このことは、1つのステーションにおいて2枚のガラスシートが互いに隣接して配置され、搬送され得ることを意味する。2枚のガラスシートはステーション内でV字形に配置され、2つの対向する支持壁によって支持され、この支持壁もV字形に反対方向に傾斜している。従って、このようなプレスステーションにおける2枚のプレスプレートもまた、互いに対してV字形であり、従って、プレス工程中に互いに対して回動しなければならない。このような装置や工程は、特許文献には時々記載されているが、絶縁ガラスペーンの工業的生産にはまだ利用されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第WO2020/028056A1号
欧州特許第2802727B1号明細書
独国特許出願公開第10 2019 123 700 A1号
欧州特許第0539407B1号明細書
欧州特許第1769130B1号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、2つの外側ガラスとその間の薄いガラスを含むトリプル絶縁ガラスペーンを組み立てるための方法および装置を創出することであり、特に、そのような絶縁ガラスペーンを製造するための時間を短縮することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のこの目的は、請求項1の特徴を有する方法および請求項5の特徴を有する装置によって達成された。有利なさらなる実施形態は、従属請求項の主題である。
【0007】
本発明によるプロセスにおいて、立姿勢の薄いガラスは、第1の塗布ステーションを通って第1のプレスステーションに搬送される。こうして薄いガラスは第1のガラスシートとして供給される。薄いガラスは、その下端で立姿勢で第1のプレスステーションに搬送される。薄いガラスは、中断されることなく、すなわち、停止されることなく、その縁で立姿勢のプレスステーションによって処理されることなく、プレスステーションを通って搬送される。言い換えれば、薄いガラスにはスペーサーストランドは塗布されない。第1の外側ガラスが第2のガラスシートとして供給される。第1の外側ガラスは塗布ステーションに立姿勢で搬送される。塗布ステーションでは、第1のスペーサーストランドが第1の外側ガラス上に枠状のスペーサーを形成するように第1の可撓性スペーサーストランドが第1の外側ガラスに塗布される。スペーサーストランドが塗布された後、第1の外側ガラスは塗布ステーションから第1のプレスステーションに立姿勢で搬送される。第2の外側ガラスが第3のガラスシートとして供給される。第2の外側ガラスは塗布ステーションへ立姿勢で搬送される。塗布ステーションにおいて、第2のスペーサーストランドが第2の外側ガラス上に枠状のスペーサーを形成するように、第2の可撓性スペーサーストランドが第2の外側ガラスに塗布される。第1のプレスステーションでは、薄いガラスと第1の外側ガラスが接合され、ガラスアセンブリが形成される。組立中、薄いガラスと外側ガラスは互いに平行である。薄いガラスと第1の外側ガラスとの間の距離は、薄いガラスが第1のスペーサーストランド上に載り、第1の外側ガラスに対して所定の距離になるまで短くされる。ガラスアセンブリは第1のプレスステーションから旋回ステーションに立姿勢で搬送され、旋回ステーションで立姿勢回転軸の周りに旋回される。旋回後、ガラスアセンブリは旋回ステーションから第2のプレスステーションに立姿勢で搬送される。第2の外側ガラスは、塗布ステーションから第1のプレスステーションを通り、旋回ステーションから第2のプレスステーションへと立姿勢で搬送される。ガラスアセンブリが第1のプレスステーションを出た後、第2の外側ガラスは第1のプレスステーションを通って搬送される。第2の外側ガラスは、第1のプレスステーションを無停止かつ無処理で搬送される。第2のプレスステーションでは、ガラスアセンブリと第2の外側ガラスが接合され、トリプル絶縁ガラスペーンが形成される。組立て中、ガラスアセンブリと第2の外側ガラスは互いに平行である。ガラスアセンブリと第2の外側ガラスとの間の距離は、薄いガラスが第2のスペーサーストランド上に載り、第1の外側ガラスが第2の外側ガラスに対して所定の距離を持つまで縮められる。接合後、トリプル絶縁ガラスペーンは第2のプレスステーションから真上に搬送される。
【0008】
薄いガラスは厚さ2mm以下のガラスシートである。薄いガラスは、完成したトリプル絶縁ガラスペーンの中間ガラスまたは内側ガラスを構成する。外側ガラスは、2つの対向する面を有するガラスシートであり、その第1の面は、完成した絶縁ガラスペーンの薄いガラスに面し、第2の面は、完成したガラスペーンの外側に面する。従って、外側ガラスの第1の面は、完成したガラス窓ガラスの内側を形成する。外側ガラスの第2の面は、完成した絶縁ガラスペーンの外面を形成する。外側ガラスペーンの厚さは2mm以上15mm以下とすることができる。特に、3mmから8mmの範囲とすることができる。
【0009】
2つの外側ガラスとそれらの間の薄いガラスとを含むトリプル絶縁ガラスペーンを組み立てるための本発明による装置は、塗布ステーションを備える。塗布ステーションは、立姿勢の外側ガラスの縁に沿って可撓性スペーサーストランドを塗布するように構成されている。トリプル絶縁ガラスペーンは、薄いガラスと第1の外側ガラスとの間にも、薄いガラスと第2の外側ガラスとの間にも可撓性スペーサーストランドを有する。塗布ステーションの下流には第1のプレスステーションが配置されている。第1のプレスステーションは、水平コンベアと2枚の平行なプレスプレートとを有する。第1のプレスステーションは、薄いガラスと可撓性スペーサーストランドを備えた第1の外側ガラスとを接合してガラスアセンブリを形成するように構成されている。第1のプレスステーションの下流側には、旋回ステーションが配置されている。旋回ステーションは、2つの平行な支持壁と水平コンベアとを有する。水平コンベアは、両支持壁に割り当てられ、両支持壁と共に立姿勢回転軸を中心に回転可能である。旋回ステーションは、水平コンベア上に立姿勢のガラスシートを、立姿勢回転軸を中心に180°回転させるように構成されている。搬送方向に沿って見ると、回転軸は水平コンベアに対して中央に配置されている。つまり、180°回転した後、水平コンベアは回転前と同じラインに戻る。旋回ステーションの下流側には、第2のプレスステーションが配置されている。第2のプレスステーションは、水平コンベアと2枚の平行なプレスプレートを備えている。第1のプレスステーションと第2のプレスステーションの両方で、2枚のプレスプレート間の距離を変えることができる。プレスステーションの2つのプレスプレート間の距離が変更されても、2つのプレスプレートは互いに平行な向きのままである。第2のプレスステーションは、ガラスアセンブリの薄いガラスと、可撓性スペーサーストランドを備えた第2の外側ガラスとを接合するように構成されている。旋回ステーションと2つのプレスステーションの両方、特に本発明による装置の全てのステーションは、それぞれ1つの単トラック水平コンベアのみを含むことができる。単トラックという用語は、1つのコンベアトラックのみを有する水平コンベアを意味する。水平コンベアは、それぞれのステーションを通して、立姿勢のガラスシートを一直線に搬送するように構成することができる。水平コンベアは、一列に配置された複数のトランスポートローラー、および/または、その下端縁上で立てられたガラスシートを搬送するための水平に走行するコンベアベルトを含むことができる。すべての水平コンベアは、直線に沿って互いに背中合わせに配置することができる。
【0010】
第1のプレスステーションと第2のプレスステーションは共に次のように設計されている。2つのプレスプレートのうちの第1のプレスプレートは、水平コンベア上を立姿勢で搬送されるガラスシートのための立姿勢支持壁を形成する。この「立姿勢」という特徴は、支持壁が正確に垂直でなく、また急勾配に整合しているのでもなく、支持壁にもたれかかった立姿勢のガラスシートが前方に、すなわち支持壁から離れる方向に傾かないように、数度後方に傾斜していることを意味する。支持壁は垂直に対して約6°から8°の傾斜を有することができる。第1のプレスプレートは固定位置に配置することができる。2つのプレスプレートのうちの第2のプレスプレートは、2つのプレスプレートの間の距離を変えるために、第1のプレスプレートに対して横方向に変位可能とすることができる。第2のプレスプレートが変位しても、第2のプレスプレートは第1のプレスプレートと平行のままである。プレスステーションは、ガラスシートを第2のプレスプレートに吸着させるための吸着装置を有することができる。プレスステーションは、ガラスシート間の空間を空気以外の気体で満たすように構成することができる。このようなプレスステーションの設計および作動様式は、絶縁ガラスペーンの工業的製造における数十年にわたる使用、ならびに特許文献4および特許文献5からそれ自体公知であり、したがってこれ以上詳細に説明する必要はない。
(【0011】以降は省略されています)
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