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公開番号2025056672
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023166284
出願日2023-09-27
発明の名称収納庫
出願人日本金銭機械株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65H 31/26 20060101AFI20250401BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】収納庫に収納された紙葉類を収納庫から取り出すときに、紙葉類を機械で取り扱いやすくする。
【解決手段】収納庫100Bは、開閉可能な前部蓋体130と、紙葉束Psを出入れ自在に収納する収納部101と、を備える。収納庫100Bは、前部蓋体130を開放した時に紙葉束Psを収納部101内に収納したり、収納部101内から外部へ取り出すことが可能である。収納庫100Bは、収納部101内に収納された紙葉束Psを押圧する押圧手段として昇降板170及び弾性部材190を備える。押圧手段は、前部蓋体130が閉止された状態で収納部101内の紙葉束Psを揺動可能に押圧する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
開閉可能な蓋体と、紙葉束を出入れ自在に収納する収納部と、を備え、該蓋体を開放した時に紙葉束を前記収納部内に収納したり、該収納部内から外部へ取出すことが可能な収納庫であって、
前記収納部内に収納された前記紙葉束を押圧する押圧手段を備え、
前記押圧手段は、前記蓋体が閉止された状態で前記収納部内の前記紙葉束を揺動可能に押圧することを特徴とする収納庫。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記蓋体が閉止された状態における前記押圧手段の押圧力は、前記収納庫の移動時に生成される振動により前記紙葉束が揺動して紙葉間の位置関係を紙葉面に沿って変化させて整列状態に移行するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の収納庫。
【請求項3】
開閉可能な蓋体と、紙葉束を出入れ自在に収納する収納部と、を備え、該蓋体を開放した時に紙葉束を前記収納部内に収納したり、該収納部内から外部へ取出すことが可能な収納庫であって、
前記収納部内に収納された前記紙葉束を押圧する押圧手段を備え、
前記蓋体が閉止された状態で前記収納庫に振動を与えた場合に、不整合な紙葉類を含む前記紙葉束が整列状態に移行することを特徴とする収納庫。
【請求項4】
前記蓋体が閉止された状態における前記押圧手段の押圧力は、前記収納庫の移動時に生成される振動により前記紙葉束が揺動して紙葉間の位置関係を紙葉面に沿って変化させて整列状態に移行するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の収納庫。
【請求項5】
前記収納部の大きさは、前記収納庫の移動時に生成される振動により、前記紙葉束を構成する各紙葉類が前記収納部の内壁部と接触したときに、前記各紙葉類がその位置関係を紙葉面に沿って変化させて紙葉束が整列状態に移行するように設定されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の収納庫。
【請求項6】
前記紙葉束を構成する各紙葉類は概略長方形状であり、
前記収納部の短手方向長は前記紙葉類の短手方向長の107~110%に設定され、
前記収納部の長手方向長は前記紙葉類の長手方向長の103~105%に設定されていることを特徴とする請求項請求項1乃至4の何れか一項に記載の収納庫。
【請求項7】
開閉可能な蓋体と、紙葉束を出入れ自在に収納する収納部と、を備え、該蓋体を開放した時に紙葉束を前記収納部内に収納したり、該収納部内から外部へ取出すことが可能な収納庫であって、
前記収納部内に収納された前記紙葉束を押圧する押圧手段を備え、
該押圧手段は、前記蓋体を開放したときよりも、前記蓋体を閉止したときの方が、前記紙葉束をより弱い力で押圧することを特徴とする収納庫。
【請求項8】
開閉可能な蓋体と、紙葉束を出入れ自在に収納する収納部と、を備え、該蓋体を開放した時に紙葉束を前記収納部内に収納したり、該収納部内から外部へ取出すことが可能な収納庫であって、
前記収納部内に収納された前記紙葉束を押圧する押圧手段と、
該押圧手段の押圧力を変化させる押圧力可変機構と、を備え、
該押圧力可変機構は、前記蓋体を開放したときよりも、前記蓋体を閉止したときの方が、前記紙葉束をより弱い力で押圧するように前記押圧手段の押圧力を変化させることを特徴とする収納庫。
【請求項9】
前記蓋体は、その一部がヒンジ部によって前記収納庫の適所に回動自在に軸支されており、
前記押圧手段は、前記押圧力を減少させる減圧状態と増大させる加圧状態との間で変位するように構成されており、
前記押圧力可変機構は、前記蓋体に連結された駆動入力部と、該駆動入力部の動作を前記押圧手段に伝達する駆動出力部とを備えており、
前記押圧力可変機構は、前記駆動入力部に入力された前記蓋体の開放方向への動作を、前記押圧手段を前記減圧状態から前記加圧状態に変化させる動作として前記駆動出力部に伝達するように構成されることを特徴とする請求項8に記載の収納庫。
【請求項10】
前記蓋体は、その一部がヒンジ部によって前記収納庫の適所に回動自在に軸支されており、
前記押圧力可変機構は、
一部が前記ヒンジ部以外の前記蓋体の適所により回動可能に軸支され、他部に設けたスライダが前記蓋体の開閉動作に応じて進退するように構成されたスライダクランク機構と、
一部が前記スライダと共に進退するように前記スライダによって軸支された駆動アーム、及び、一部が前記駆動アームの他部によって軸支された従動アームを有するパンタグラフ機構と、を備え、
前記パンタグラフ機構は、前記蓋体が閉止して前記スライダが退避したときには前記押圧手段の前記押圧力を弱める減圧姿勢を取り、前記蓋体が開放して前記スライダが進出したときには前記押圧手段の前記押圧力を強める加圧姿勢を取ることを特徴とする請求項8に記載の収納庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被収納物としての紙葉類を収納する収納庫に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、スーパーマーケットやカフェ等の店舗が顧客から受領した紙幣(紙葉類の一例)は、以下のように処理される。即ち、店舗の店員が紙幣をゴムバンド等により一束にまとめて現金収納袋に収納し、警備会社が現金収納袋をキャッシュセンターへ輸送する。キャッシュセンターにおいては、作業員が紙幣束を現金収納袋から取り出して、紙幣束からゴムバンドを取り外す。作業員は、紙幣の計数、分類、及び整理に必要な作業を行う。
このように、キャッシュセンターにおける紙幣の計数、分類、及び整理には膨大な手作業が必要とされる。これらの作業の少なくとも一部が機械化され、自動化されるならば、現金取扱業務の効率化とセキュリティ性の向上を図れる。
【0003】
ところで、従来、紙幣を積層状態で収納する収納手段として、現金処理機などによる紙幣の機械的処理に対応して使用される収納庫が知られている。
【0004】
特許文献1には、現金処理機に着脱自在に装着される直方体形状の収納庫が記載されている。収納庫は、紙幣を積層状態で収納する収納部と、収納部内の紙幣を現金処理機の繰り出しローラ側であって紙幣の積層方向に弾性付勢するバネ及びバックアップ板と、を備える。現金処理機は、繰り出しローラにより収納庫から紙幣を一枚ずつ繰り出して処理する。特許文献1において、紙幣束は収納部に作業員の手で収納される。
【0005】
特許文献2には、紙幣を入金し又は返却する紙幣入出金機に対して着脱自在に装着される収納庫が記載されている。この収納庫は概略直方体形状である。収納庫は、前面上部に配置されて搬送されてきた紙幣を受け入れる紙幣入金口と、収納庫の内部上方に配置されて紙幣入金口から受け入れた紙幣を一時的に保留する紙幣入金部と、紙幣入金部の直下方に配置されて紙幣を上下方向に積層した状態で収納する収納部とを備える。収納部は、紙幣を積載すると共に紙幣の積層方向に往復動するステージと、ステージを紙幣入金部側に弾性付勢するバネと、を備える。紙幣入金部に一時的に保留された紙幣は、プッシャにより収納部に押し込まれてステージ上に堆積する。
【0006】
特許文献2の収納庫は、紙幣入出金機から取り外して運搬することが前提とされている。収納庫は、紙幣入金機に装着されているときにはステージの往復動を許容する。その一方で、収納庫は、紙幣入金機から取り外されると、紙幣の積載量に応じた位置にステージを固定して、バネの伸縮によってステージが往復動しないようにする。これにより、収納庫が運搬時に受けた振動によって内部に収納された紙幣束に乱れが発生しないようにして、紙幣の積層状態を維持する。
【0007】
特許文献3には、紙幣束を取り扱うロボットハンド、及びロボットハンドによる紙幣束の取り出しに対応した収納庫が記載されている。この収納庫は、紙幣束をその積層方向に挟圧保持する上側支持板と下側支持板を備える。上側支持板は下側支持板に対して接近又は離間可能に構成されており、コイルスプリング等によって下側支持板側に弾性付勢されている。上記ロボットハンドは、上側支持板と下側支持板との間に挟圧保持された紙幣束を固定指と可動指との間で把持して、収納庫から引き出す。
【0008】
特許文献3のように、機械を用いて収納庫から紙幣束を取り出す等、紙幣束を機械的に処理するためには、紙幣束が機械での取り扱いに適した状態であることが望ましい。例えば、収納庫内において紙幣束を構成する紙幣間に位置ズレがない状態、つまり紙幣束が整列していることが望ましい。
【0009】
特許文献1において、作業員は紙幣束を整列させた状態で収納部に収納することが要求される。このため、紙幣束を収納部に収納する作業は繁雑となる。
特許文献2においては、ステージがロックされると紙幣束はそれ以上乱れない。しかし、仮に紙幣束が乱れた状態でステージがロックされると紙幣束は乱れた状態を維持するため、紙幣束はその後の機械での取り扱いに適さない状態となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開平03-288763号公報
特開2000-20787公報
特開2019-202370公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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