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公開番号2025055362
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164646
出願日2023-09-27
発明の名称丁張装置及び丁張方法
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E04G 21/18 20060101AFI20250401BHJP(建築物)
要約【課題】丁張作業の効率を向上する。
【解決手段】丁張装置は、杭に対して着脱可能に取り付けられ、水糸の一端部を保持するための丁張装置であって、前記杭に対して任意の高さ位置に取付可能な取付部材と、前記水糸が位置決めされる支持面を有し、前記取付部材に対して回動自由に支持されるプレート状部材と、前記プレート状部材を前記取付部材に対して回動不能に固定する固定部材と、を備え、前記プレート状部材は、その幅方向の中心に前記取付部材に対する回動軸が配置されることで、前記取付部材に対して自重で回動して釣り合った場合に前記支持面が水平になる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
杭に対して着脱可能に取り付けられ、水糸の一端部を保持するための丁張装置であって、
前記杭に対して任意の高さ位置に取付可能な取付部材と、
前記水糸が位置決めされる支持面を有し、前記取付部材に対して回動自由に支持されるプレート状部材と、
前記プレート状部材を前記取付部材に対して回動不能に固定する固定部材と、
を備え、
前記プレート状部材は、その幅方向の中心に前記取付部材に対する回動軸が配置されることで、前記取付部材に対して自重で回動して釣り合った場合に前記支持面が水平になる
ことを特徴とする丁張装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
請求項1に記載の丁張装置であって、
前記支持面は、前記プレート状部材の上端部に設けられ、
前記プレート状部材の下端部には、前記支持面と平行し、水平器を載置可能な載置面が設けられている
ことを特徴とする丁張装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の丁張装置であって、
前記固定部材は、前記回動軸とは異なる位置に設けられている
ことを特徴とする丁張装置。
【請求項4】
請求項3に記載の丁張装置であって、
前記固定部材は、前記回動軸を跨ぐように一対設けられている
ことを特徴とする丁張装置。
【請求項5】
請求項2に記載の丁張装置であって、
前記回動軸は、前記取付部材から突出したシャフトで構成され、
前記プレート状部材は、
前記シャフトが回転可能に挿通される軸孔が形成され、面方向が上下方向に沿って配置されるプレート部と、
前記プレート部の下端部を折り曲げて形成され、その上面が前記載置面を形成する折曲プレート部と、
を有する
ことを特徴とする丁張装置。
【請求項6】
杭に対して着脱可能に取り付けられ、水糸の一端部を保持するための丁張装置を少なくとも一対用いて、該一対の丁張装置の間に水糸を張る丁張方法であって、
各丁張装置に設けられた取付部材を、一対の前記杭の任意の高さ位置にそれぞれ取り付ける工程と、
前記取付部材に対して回動自由に支持されたプレート状部材を自重で釣り合った状態まで回動させることで、各丁張装置の前記プレート状部材に設けられた支持面を水平に設定する工程と、
前記支持面を水平に設定した前記プレート状部材を、前記取付部材に対して回動不能に固定する工程と、
前記プレート状部材を前記取付部材に対して回動不能に固定した各丁張装置の前記支持面に対して前記水糸の端部をそれぞれ保持することで、一対の前記丁張装置の間に前記水糸を張る工程と、
を有することを特徴とする丁張方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水糸を張るための丁張装置及び丁張方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
建築工事を行う場合は、建築物の水平方向の高さ出し、柱や壁の位置出し等を行うための丁張作業が必要となる。従来の一般的な丁張作業は、木杭に貫板を釘打ちして設置し、この貫板に水糸を張ることで位置出ししている。ところが、この方法は丁張の解体が困難であり、杭や貫板の再利用もできない。また、この方法は貫板の高さ及び水平位置を合わせながら貫板を木杭に釘打ちする必要があり、作業に手間がかかっていた。
【0003】
特許文献1には、木杭に着脱可能に取り付けられ、水糸の一端部が取り付けられる複数の糸掛け部を有する取付具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
登録実用新案第3153228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の取付具は釘を用いずに丁張作業を行うことができる。ところが、この取付具は、その角度を正確に調整して水平出しを行った後に水糸を張る必要がある。この水平出し作業は水平器を用いて取付具の角度を正確に読み取りながら調整する必要があり、手間がかかる。このため、この取付具を用いても丁張作業の効率向上効果は限定的であり、さらなる作業効率の向上が望まれている。
【0006】
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、丁張作業の効率を向上することができる丁張装置及び丁張方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1態様に係る丁張装置は、杭に対して着脱可能に取り付けられ、水糸の一端部を保持するための丁張装置であって、前記杭に対して任意の高さ位置に取付可能な取付部材と、前記水糸が位置決めされる支持面を有し、前記取付部材に対して回動自由に支持されるプレート状部材と、前記プレート状部材を前記取付部材に対して回動不能に固定する固定部材と、を備え、前記プレート状部材は、その幅方向の中心に前記取付部材に対する回動軸が配置されることで、前記取付部材に対して自重で回動して釣り合った場合に前記支持面が水平になる。
【0008】
本発明の第2態様に係る丁張方法は、杭に対して着脱可能に取り付けられ、水糸の一端部を保持するための丁張装置を少なくとも一対用いて、該一対の丁張装置の間に水糸を張る丁張方法であって、各丁張装置に設けられた取付部材を、一対の前記杭の任意の高さ位置にそれぞれ取り付ける工程と、前記取付部材に対して回動自由に支持されたプレート状部材を自重で釣り合った状態まで回動させることで、各丁張装置の前記プレート状部材に設けられた支持面を水平に設定する工程と、前記支持面を水平に設定した前記プレート状部材を、前記取付部材に対して回動不能に固定する工程と、前記プレート状部材を前記取付部材に対して回動不能に固定した各丁張装置の前記支持面に対して前記水糸の端部をそれぞれ保持することで、一対の前記丁張装置の間に前記水糸を張る工程と、を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の上記態様によれば、丁張作業の効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る丁張装置の斜視図である。
丁張装置の側面図である。
丁張装置の平面図である。
丁張装置の分解平面図である。
丁張装置の正面図である。
丁張装置による丁張方法の一手順を示すフローチャートである。
杭に取付部材を挿入した状態を示す側面図である。
図7Aに示す取付部材を任意の高さ位置に調整し、プレート状部材を自重で水平に設定する状態を示す正面図である。
図7Bに示す丁張装置に水糸を保持した状態を示す正面図である。
丁張装置を用いてカーポートの支柱の位置出しを行った状態を模式的に示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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