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公開番号2025063422
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172592
出願日2023-10-04
発明の名称モーターケースキャップおよび電動シャッター
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類E06B 9/72 20060101AFI20250409BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】軸連結部の変形を抑制できるモーターケースキャップを提供すること。
【解決手段】一対のケース側板を有するシャッターケース、シャッターケース内に配置される巻取りパイプ、巻取りパイプの一端から突出し、一方のケース側板に固定される筒状のモーターケース422、モーターケース422の内部に配置された電動モーターを備えている電動シャッターにおけるモーターケース422の端部に設けられるモーターケースキャップ10であって、一方のケース側板には、底部476Aおよび一対の側部476Bを有したコ字状板に形成され、モーターケース422およびモーターケースキャップ10が固定される軸連結部476が設けられ、モーターケースキャップ10は、軸連結部476が嵌合する嵌合凹部14を備え、嵌合凹部14は、一対の側部476Bの間に位置する軸受け変形抑制部17を備えている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
一対のケース側板を有するシャッターケースと、シャッターカーテンが取り付けられ、前記シャッターケース内に配置される巻取りパイプと、前記巻取りパイプの一端から突出し、一方の前記ケース側板に固定される筒状のモーターケースと、前記巻取りパイプの他端から突出し、他方の前記ケース側板に固定されるシャフトと、前記モーターケースの内部に配置され、前記巻取りパイプを回転させる電動モーターと、を備えている電動シャッターにおける前記モーターケースの端部に設けられるモーターケースキャップであって、
前記一方のケース側板には、底部および一対の側部を有したコ字状板に形成され、前記モーターケースおよび前記モーターケースキャップが固定される軸連結部が設けられ、
前記モーターケースキャップは、前記軸連結部が嵌合する嵌合凹部を備え、
前記嵌合凹部は、前記一対の側部の間に位置する軸受け変形抑制部を備えている、モーターケースキャップ。
続きを表示（約 720 文字）【請求項２】
請求項１に記載のモーターケースキャップにおいて、
前記モーターケースの内周面に当接する外周部と、前記外周部と前記軸受け変形抑制部の間に設けられた空間部と、を備え、
前記空間部には、前記外周部と前記軸受け変形抑制部を接続するリブが設けられている、モーターケースキャップ。
【請求項３】
請求項１に記載のモーターケースキャップにおいて、
各前記側部の外側面にそれぞれ当接する一対の外側面当接部と、各前記側部の他端にそれぞれ当接する一対の端部当接部と、各前記外側面当接部と各前記端部当接部を接続し、各前記側部の前記外側面に対向する部分が当該外側面から離れる方向に凹む一対の応力集中抑制部と、を備えている、モーターケースキャップ。
【請求項４】
一対のケース側板を有するシャッターケースと、
シャッターカーテンが取り付けられ、前記シャッターケース内に配置される巻取りパイプと、
前記巻取りパイプの一端から突出し、一方の前記ケース側板に固定される筒状のモーターケースと、
前記巻取りパイプの他端から突出し、他方の前記ケース側板に固定されるシャフトと、
前記モーターケースの内部に配置され、前記巻取りパイプを回転させる電動モーターと、を備え、
前記一方のケース側板には、底部および一対の側部を有したコ字状板に形成され、前記モーターケースおよび前記モーターケースキャップが固定される軸連結部が設けられ、
前記モーターケースの端部には、請求項１から請求項３のいずれか一項に記載のモーターケースキャップが設けられている、電動シャッター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、モーターケースキャップおよび電動シャッターに関する。
続きを表示（約 2,300 文字）【背景技術】
【０００２】
シャッターの巻取軸に電動モーターが内蔵された電動シャッターが知られている（例えば、特許文献１参照）。
特許文献１に記載の巻取軸は、シャッターカーテンが取り付けられた巻取りパイプと、巻取りパイプの一端から突出し、シャッターケースの一方の側板に固定される筒状のモーターケースと、巻取りパイプの他端から突出し、シャッターケースの他方の側板に固定されるシャフトと、を備え、モーターケース内の電動モーターの駆動によりモーターケースおよびシャフトに対して巻取りパイプが回転して、シャッターカーテンを繰り出しまたは巻き取るように構成されている。
モーターケースが固定される側板には、互いに対向する一対の側壁部を有する備えているシャフト用ブラケットが設けられている。モーターケースの端部には、シャフト用ブラケットが嵌合する嵌合部が設けられている。嵌合部は、互いに対向する一対の当接面と、各当接面の一方の端部間を連結するように設けられ閉塞端面と、を備えている。嵌合部には、各当接面に他方のシャフト用ブラケットの各側壁部がそれぞれ当接し、かつ、側壁部の端面が閉塞端面に当接した状態で、シャフト用ブラケットが嵌合している。モーターケースは、当該モーターケースおよびシャフト用ブラケットの側壁部を貫通する連結ピンにより固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－８８２１７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に記載のような構成では、電動モーターのトルクが大きくなると、シャフト用ブラケット（軸連結部）の側壁部が変形してしまい、シャッターカーテンの開閉が安定しなくなるおそれがある。
【０００５】
本発明の目的は、軸連結部の変形を抑制できるモーターケースキャップおよび電動シャッターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明のモーターケースキャップは、一対のケース側板を有するシャッターケースと、シャッターカーテンが取り付けられ、前記シャッターケース内に配置される巻取りパイプと、前記巻取りパイプの一端から突出し、一方の前記ケース側板に固定される筒状のモーターケースと、前記巻取りパイプの他端から突出し、他方の前記ケース側板に固定されるシャフトと、前記モーターケースの内部に配置され、前記巻取りパイプを回転させる電動モーターと、を備えている電動シャッターにおける前記モーターケースの端部に設けられるモーターケースキャップであって、前記一方のケース側板には、底部および一対の側部を有したコ字状板に形成され、前記モーターケースおよび前記モーターケースキャップが固定される軸連結部が設けられ、前記モーターケースキャップは、前記軸連結部が嵌合する嵌合凹部を備え、前記嵌合凹部は、前記一対の側部の間に位置する軸受け変形抑制部を備えている、ことを特徴とする。
【０００７】
本発明の電動シャッターは、一対のケース側板を有するシャッターケースと、シャッターカーテンが取り付けられ、前記シャッターケース内に配置される巻取りパイプと、前記巻取りパイプの一端から突出し、一方の前記ケース側板に固定される筒状のモーターケースと、前記巻取りパイプの他端から突出し、他方の前記ケース側板に固定されるシャフトと、前記モーターケースの内部に配置され、前記巻取りパイプを回転させる電動モーターと、を備え、前記一方のケース側板には、底部および一対の側部を有したコ字状板に形成され、前記モーターケースおよび前記モーターケースキャップが固定される軸連結部が設けられ、前記モーターケースの端部には、上述のモーターケースキャップが設けられている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、軸連結部の変形を抑制できるモーターケースキャップおよび電動シャッターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の実施形態に係る電動シャッターを示す斜視図。
前記実施形態に係る電動シャッターの要部を示す正面図。
前記実施形態に係る電動シャッターの要部を示す側面図。
前記実施形態に係る電動シャッターのケース側板を示す説明図。
前記実施形態に係る電動シャッター巻取軸およびモーターケースキャップを示す斜視図。
前記実施形態に係る電動シャッター巻取軸とモーターケースキャップと軸連結部の固定構造を示す部分断面図。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
［実施形態］
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図１から図３において、本実施形態に係る電動シャッター１は、建物の躯体に取り付けられて当該建物の開口部を開閉可能に配置されるものである。電動シャッター１は、枠体２と、スラット３を巻取りおよび繰出し可能に枠体２に取り付けられるシャッター本体４とを備えている。
以下の説明において、電動シャッター１の左右方向をＸ軸方向とし、電動シャッター１の上下方向をＹ軸方向とし、電動シャッター１の前後方向（見込み方向）をＺ軸方向とする。Ｘ，Ｙ，Ｚ軸方向は互いに直交する。
（【００１１】以降は省略されています）

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