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公開番号2025054895
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164109
出願日2023-09-27
発明の名称配管支持構造
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F16L 3/24 20060101AFI20250401BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】給水ポンプの振動が配管を介して建物躯体に伝搬するのを抑制するとともに、配管のレイアウトに応じて配管の支持位置を容易に調整することができる配管支持構造を提供する。
【解決手段】建物に設けられる給水ポンプに連結される配管Pを支持する配管支持構造1であって、建物の床Xに固定される支柱10と、支柱10によって上下方向にスライド可能に支持された水平支持材40と、水平支持材40によって左右方向にスライド可能に支持され、配管Pを支持する第一配管支持部60及び第二配管支持部80と、支柱10と水平支持材40との間に設けられ、配管Pの振動が水平支持材40から支柱10に伝搬するのを抑制する防振ゴム30と、を具備する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物に設けられる給水ポンプに連結される配管を支持する配管支持構造であって、
前記建物の躯体に固定される第一支持部と、
前記第一支持部によって第一方向にスライド可能に支持された第二支持部と、
前記第二支持部によって前記第一方向とは異なる第二方向にスライド可能に支持され、前記配管を支持する配管支持部と、
前記第一支持部と前記第二支持部との間に設けられ、前記配管の振動が前記第二支持部から前記第一支持部に伝搬するのを抑制する防振部材と、
を具備する、
配管支持構造。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記第一支持部は、
リップ部を有するC型鋼によって形成され、
前記第二支持部は、
前記第一支持部によって前記リップ部に沿ってスライド可能に支持される、
請求項1に記載の配管支持構造。
【請求項3】
前記第二支持部は、
前記第一方向にスライド可能なスライド部材を介して、前記第一支持部に支持され、
前記スライド部材は、
前記第一支持部の前記リップ部の外側に設けられ、前記防振部材を介して前記第二支持部を支持する外側部材と、
前記第一支持部の前記リップ部の内側に設けられ、前記外側部材との間に前記リップ部を挟み込むように設けられた内側部材と、
を具備する、
請求項2に記載の配管支持構造。
【請求項4】
前記内側部材は、
前記リップ部の間の開口から前記第一支持部の内側に挿入可能に、かつ、回転することで前記開口から前記第一支持部の外側に取り出し不可能に形成される、
請求項3に記載の配管支持構造。
【請求項5】
前記配管支持部は、
一の前記第二支持部に対して複数設けられる、
請求項1に記載の配管支持構造。
【請求項6】
前記第二支持部は、
リップ部を有するC型鋼によって形成され、
前記配管支持部は、
前記第二支持部によって前記リップ部に沿ってスライド可能に支持される、
請求項1に記載の配管支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、給水ポンプに連結される配管を支持する配管支持構造の技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、建物の高層階に給水するための給水ポンプは、専用に設けられたポンプ室に設置される。給水ポンプは稼動時に大きな振動が発生する。このため、通常、給水ポンプは、防振架台に設置される。これにより、給水ポンプ自体の振動は、防振架台により建物の躯体への伝搬が低減される。
【0003】
しかしながら、給水ポンプの振動は、給水ポンプと連結される配管にも伝搬する。このため、給水ポンプと配管との間にパイプサイレンサー等を設置し、振動が配管に伝搬することを防止する場合もあるが、配管内の水流により発生する振動は大きく低減されない。
【0004】
そこで、特許文献1に記載されるように、配管も給水ポンプと同様に専用の架台によって支持することで、配管の振動対策が可能となる。しかしながら、配管のレイアウトは様々であるので、現場(ポンプ室)において配管の支持位置を調整するのは容易ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4431211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、給水ポンプの振動が配管を介して建物躯体に伝搬するのを抑制するとともに、配管のレイアウトに応じて配管の支持位置を容易に調整することができる配管支持構造を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
即ち、請求項1においては、建物に設けられる給水ポンプに連結される配管を支持する配管支持構造であって、前記建物の躯体に固定される第一支持部と、前記第一支持部によって第一方向にスライド可能に支持された第二支持部と、前記第二支持部によって前記第一方向とは異なる第二方向にスライド可能に支持され、前記配管を支持する配管支持部と、前記第一支持部と前記第二支持部との間に設けられ、前記配管の振動が前記第二支持部から前記第一支持部に伝搬するのを抑制する防振部材と、を具備するものである。
【0009】
請求項2においては、前記第一支持部は、リップ部を有するC型鋼によって形成され、前記第二支持部は、前記第一支持部によって前記リップ部に沿ってスライド可能に支持されるものである。
【0010】
請求項3においては、前記第二支持部は、前記第一方向にスライド可能なスライド部材を介して、前記第一支持部に支持され、前記スライド部材は、前記第一支持部の前記リップ部の外側に設けられ、前記防振部材を介して前記第二支持部を支持する外側部材と、前記第一支持部の前記リップ部の内側に設けられ、前記外側部材との間に前記リップ部を挟み込むように設けられた内側部材と、を具備するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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