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公開番号2025054874
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164067
出願日2023-09-26
発明の名称工具システム、工具、モード切替方法及びプログラム
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類B25B 23/14 20060101AFI20250331BHJP(手工具;可搬型動力工具;手工具用の柄;作業場設備;マニプレータ)
要約【課題】同一の締付箇所を複数回締め付ける必要がある作業における作業効率の向上を図る。
【解決手段】工具システム1は、駆動部24と、撮像部26と、制御部27と、を有する可搬型の工具2を備える。駆動部24は、動力源からの動力によって動作する。撮像部26は、撮像画像を生成する。制御部27は、駆動部24を制御する。工具2の制御モードとして、同一の作業対象物に対して締付手順及び締付トルクの少なくとも一方が異なる複数の制御モードがある。工具システム1は、複数の制御モードの各々における制御情報を記憶する制御情報記憶部341を備える。制御部27は、特定の条件を満たした場合に制御モードを切り替える。制御部27は、切り替え後の制御モードに応じた制御情報に基づいて、駆動部24を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
動力源からの動力によって動作する駆動部と、撮像画像を生成する撮像部と、前記駆動部を制御する制御部と、を有する可搬型の工具を備えた工具システムであって、
前記工具の制御モードとして、同一の作業対象物に対して締付手順及び締付トルクの少なくとも一方が異なる複数の制御モードがあり、
前記複数の制御モードの各々における制御情報を記憶する制御情報記憶部を備え、
前記制御部は、
特定の条件を満たした場合に制御モードを切り替え、
切り替え後の制御モードに応じた前記制御情報に基づいて、前記駆動部を制御する、
工具システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御モードの移行順序の情報である移行情報を記憶するモード記憶部を更に備え、
前記制御部は、前記移行情報に基づいて、前記制御モードを切り替える、
請求項1に記載の工具システム。
【請求項3】
前記特定の条件は、現在の制御モードに対応する前記制御情報にて規定された締付手順及び締付トルクにて前記作業対象物における全ての締付箇所が締め付けられた場合に満たされる、
請求項1に記載の工具システム。
【請求項4】
前記制御モード毎の締付結果を記憶する結果記憶部を更に備える、
請求項1に記載の工具システム。
【請求項5】
前記作業対象物における複数の締付箇所のうち前記工具がセットされた締付箇所を、前記撮像部が撮像した撮像画像に基づいて特定する特定部と、
前記特定部によって特定された前記締付箇所である特定締付箇所の締付順序が正しいか否かの判定を、現在の制御モードに対応する前記制御情報に基づいて行う順序判定部と、
を更に備える、
請求項1に記載の工具システム。
【請求項6】
前記順序判定部は、前記複数の締付箇所に含まれ、前記特定締付箇所とは異なる1以上の締付箇所が前記工具によって既に締め付けられていることを条件として前記判定を行う、
請求項5に記載の工具システム。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の工具システムに用いられ、
前記駆動部、及び前記制御部を備える、
工具。
【請求項8】
動力源からの動力によって動作する駆動部と、撮像画像を生成する撮像部と、前記駆動部を制御する制御部と、を有する可搬型の工具を備えた工具システムにより実行されるモード切替方法であって、
前記工具の制御モードとして、同一の作業対象物に対して締付手順及び締付トルクの少なくとも一方が異なる複数の制御モードがあり、
前記工具システムは、前記複数の制御モードの各々における制御情報を記憶する制御情報記憶部を備え、
特定の条件を満たした場合に制御モードを切り替える切替ステップと、
切り替え後の制御モードに応じた前記制御情報に基づいて、前記駆動部を制御する駆動制御ステップと、
を有する、
モード切替方法。
【請求項9】
請求項8に記載のモード切替方法を、前記工具システムに実行させるための、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に工具システム、工具、モード切替方法及びプログラムに関し、より詳細には、駆動部を制御する工具システム、工具、モード切替方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、モータを有する電動工具が記載されている。特許文献1の電動工具では、使用者によって電動工具が振られることで、モータの回転速度が変更される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-130626号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、工具又は工具システムでは、様々な作業において作業効率を向上させることが望まれている。
【0005】
本開示は上記事由に鑑みてなされており、同一の締付箇所を複数回締め付ける必要がある作業における作業効率の向上を図ることができる工具システム、工具、モード切替方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る工具システムは、駆動部と、撮像部と、制御部と、を有する可搬型の工具を備える。前記駆動部は、動力源からの動力によって動作する。前記撮像部は、撮像画像を生成する。前記制御部は、前記駆動部を制御する。前記工具の制御モードとして、同一の作業対象物に対して締付手順及び締付トルクの少なくとも一方が異なる複数の制御モードがある。前記工具システムは、前記複数の制御モードの各々における制御情報を記憶する制御情報記憶部を備える。前記制御部は、特定の条件を満たした場合に前記制御モードを切り替える。前記制御部は、切り替え後の制御モードに応じた前記制御情報に基づいて、前記駆動部を制御する。
【0007】
本開示の一態様に係る工具は、前記工具システムに用いられる。工具は、駆動部、及び制御部を備える。
【0008】
本開示の一態様に係るモード切替方法は、工具システムにより実行される。前記工具システムは、駆動部と、撮像部と、制御部と、を有する可搬型の工具を備える。前記駆動部は、動力源からの動力によって動作する。前記撮像部は、撮像画像を生成する。前記制御部は、前記駆動部を制御する。前記工具の制御モードとして、同一の作業対象物に対して締付手順及び締付トルクの少なくとも一方が異なる複数の制御モードがある。前記工具システムは、前記複数の制御モードの各々における制御情報を記憶する制御情報記憶部を備える。前記モード切替方法は、切替ステップと、駆動制御ステップと、を有する。前記切替ステップでは、特定の条件を満たした場合に前記制御モードを切り替える。前記駆動制御ステップでは、切り替え後の制御モードに応じた前記制御情報に基づいて、駆動部を制御する。
【0009】
本開示の一態様に係るプログラムは、前記モード切替方法を、1以上のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本開示の上記態様に係る工具システム、工具、モード切替方法及びプログラムによれば、同一の締付箇所を複数回締め付ける必要がある作業における作業効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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