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公開番号
2025054846
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023164019
出願日
2023-09-26
発明の名称
画像処理装置及び画像処理方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
29/393 20060101AFI20250331BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】 記録された画像に生じたノイズの種類が不明である。
【解決手段】 検査パターンを読み取った読み取りデータから空間周波数特性を取得し、基本成分波と高調成分波の振幅の成分比率と、高調波成分数と、を算出する。そして、画像上のノイズの種類が、ムラによるノイズ、スジによるノイズ、或いはスジとムラの両方によるノイズであるかを判定する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
記録媒体上に記録された検査パターンの読み取りデータに基づき、空間周波数特性を取得する取得手段と、
前記空間周波数特性の基本成分波と高調成分波の成分比率を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された成分比率と、前記高調成分波の数を示す高調波成分数と、に基づいてノイズの種類を判定する判定手段と、
を備え、
前記判定手段は、前記成分比率が第1閾値よりも小さく、かつ、前記高調波成分数が第2閾値以上である場合、ノイズの種類をスジであると判定し、前記成分比率が前記第1閾値以上であり、かつ、前記高調波成分数が前記第2閾値よりも小さい場合、ノイズの種類がムラであると判定し、前記成分比率が前記第1閾値以上であり、かつ、前記高調波成分数が前記第2閾値以上である場合、ノイズの種類はスジとムラの両方であると判定することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記取得手段は、前記読み取りデータを所定の方向に平均化して得られる1次元データを取得し、前記1次元データに対してFFT(フーリエ変換)を適用することにより、前記空間周波数特性を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記検査パターンは、記録手段を記録媒体の搬送方向と交差する方向に移動させることにより記録されたパターンであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記判定手段により判定されたノイズの種類をユーザに通知するための通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記検査パターンは、ユーザ画像と同じ記録媒体上に記録されることを特徴とした請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記取得手段は、前記検査パターンを読み取るセンサを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記センサは、コンタクトイメージセンサ(CIS)であることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記第1閾値及び前記第2閾値を設定可能な設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
記録媒体上に記録された検査パターンの読み取りデータに基づき、空間周波数特性を取得する工程と、
前記空間周波数特性の基本成分波と高調成分波の成分比率を算出する工程と、
算出された成分比率と、前記高調成分波の数を示す高調波成分数と、に基づいてノイズの種類を判定する工程と、
を備え、
前記成分比率が第1閾値よりも小さく、かつ、前記高調波成分数が第2閾値以上である場合、ノイズの種類はスジであると判定され、前記成分比率が前記第1閾値以上であり、かつ、前記高調波成分数が前記第2閾値よりも小さい場合、ノイズの種類はムラであると判定され、前記成分比率が前記第1閾値以上であり、かつ、前記高調波成分数が前記第2閾値以上である場合、ノイズの種類はスジとムラの両方であると判定されることを特徴とする画像処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
記録ヘッドなどの記録手段の走査中に記録材を付与することにより記録媒体上に画像を記録する記録装置において、記録媒体の搬送精度が低いと、記録走査同士の記録位置がずれてしまう。これにより、記録される画像に白スジや黒スジの発生あるいは濃度ムラが発生し、記録画像の品位が低下すると言う課題がある。
【0003】
特許文献1には、記録画像のノイズの評価を行う画像評価装置として、フーリエ変換手段により算出された空間周波数の帯域を、周波数フィルタを用いて帯域を制限し、評価値を算出する方式が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-113093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1には、空間周波数の振幅に基づいてノイズ成分がどの周波数に存在するかを判定することが開示されているが、ノイズの種類がムラによるものかスジによるものかの判定については開示されていない。このような課題に対し、本発明は、検査パターン画像を読み取った読取データに基づき、ノイズの種類を判定することが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明は、記録媒体上に記録された検査パターンの読み取りデータに基づき、空間周波数特性を取得する取得手段と、前記空間周波数特性の基本成分波と高調成分波の成分比率を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された成分比率と、前記高調成分波の数を示す高調波成分数と、に基づいてノイズの種類を判定する判定手段と、を備え、前記判定手段は、前記成分比率が第1閾値よりも小さく、かつ、前記高調波成分数が第2閾値以上である場合、ノイズの種類をスジであると判定し、前記成分比率が前記第1閾値以上であり、かつ、前記高調波成分数が前記第2閾値よりも小さい場合、ノイズの種類がムラであると判定し、前記成分比率が前記第1閾値以上であり、かつ、前記高調波成分数が前記第2閾値以上である場合、ノイズの種類はスジとムラの両方であると判定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
上記構成により、記録画像に発生したが画像上のノイズの種類が、ムラによるノイズ、或いはスジによるノイズ、或いはスジとムラの両方によるノイズであるかを判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成装置の斜視図
画像形成装置の制御構成を示すブロック図
検査パターンの概略図
FFTを適用した空間周波数の一例を示す図
スジとムラを読み取った結果の空間周波数を示す図
判定処理のフローチャート
読み取った結果の空間周波数からスジ、スジ+ムラ、ムラに分析した図
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態の画像処理装置について説明する。尚、本実施形態に記載されている構成要素の配置等は、特定の記載がない限り、本発明の範囲を限定するものではない。
【0010】
図1は、画像形成装置100の構成を示す斜視図である。図1(a)は、全体の外観図であり、図1(b)は、上部カバー101および定着機構102等を外した内部構造を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)
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