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公開番号2025054169
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2024100438
出願日2024-06-21
発明の名称ブラウティア属細菌
出願人オルト株式会社
代理人デロイトトーマツ弁理士法人
主分類A23L 33/135 20160101AFI20250328BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】優れた性質を有する微生物菌体素材を提供する。
【解決手段】ブラウティア属細菌を酸性条件下に加熱処理して得られたものであることを特徴とするブラウティア属細菌の死菌体である。また、ブラウティア属細菌の死菌体であって、マウス脾臓細胞を用いた方法で測定したIL-12産生誘導能が、同条件におけるブラウティア属細菌の生菌による前記IL-12産生誘導能と比較して10倍以上であることを特徴とするブラウティア属細菌の死菌体である。また、ブラウティア属細菌の生菌を酸性条件下に加熱処理することを特徴とするブラウティア属細菌の死菌体の製造方法。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
ブラウティア属細菌を酸性条件下に加熱処理して得られたものであることを特徴とするブラウティア属細菌の死菌体。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
pH3.0~7.0、温度70~121℃の条件下に加熱処理して得られたものである、請求項1記載のブラウティア属細菌の死菌体。
【請求項3】
ブラウティア属細菌の死菌体であって、マウス脾臓細胞を用いた方法で測定したIL-12産生誘導能が、同条件におけるブラウティア属細菌の生菌による前記IL-12産生誘導能と比較して10倍以上であることを特徴とするブラウティア属細菌の死菌体。
【請求項4】
前記ブラウティア属細菌の死菌体は、更に、マウス脾臓細胞を用いた方法で測定したIL-10産生誘導能が、同条件におけるブラウティア属細菌の生菌による前記IL-10産生誘導能と比較して2倍以上である、請求項3記載のブラウティア属細菌の死菌体。
【請求項5】
ブラウティア属細菌の生菌を酸性条件下に加熱処理することを特徴とするブラウティア属細菌の死菌体の製造方法。
【請求項6】
pH3.0~7.0、温度70~121℃の条件下に加熱処理する、請求項5記載のブラウティア属細菌の死菌体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラウティア属細菌の利用に関し、より詳細にはブラウティア属細菌の加熱処理菌体の利用に関する。
続きを表示(約 990 文字)【背景技術】
【0002】
乳酸菌サプリメントの利用によって、からだの免疫力を高めて健康維持を図ることが行われている。例えば、特許文献1には、このような乳酸菌として利用され得る、ナノサイズに微粒子化されてなる乳酸菌の調製物が記載されている。
【0003】
一方、近年、ヒトを対象にしたデータ解析を行った結果、腸内細菌の1つであるブラウティア属細菌が BMIや糖尿病リスクと逆相関するという知見がある(非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許4621218号公報
【非特許文献】
【0005】
Koji Hosomi1 et al.,「Oral administration of Blautia wexlerae meliorates obesity and type 2 diabetes via etabolic remodeling of the gut microbiota」Nature Communications | (2022) 13:4477
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、ブラウティア属細菌の菌体を用いることについては、あまり研究されてこなかった。
【0007】
本発明の目的は、ブラウティア属細菌を利用して、優れた性質を有する微生物菌体素材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記目的を達成するため種々研究した結果、特定の条件で調製されたブラウティア属細菌の調製物は、免疫賦活因子の産生誘導能や腸内の環境を改善する機能性に優れていることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、その第1の観点にあっては、ブラウティア属細菌を酸性条件下に加熱処理して得られたものであることを特徴とするブラウティア属細菌の死菌体を提供するものである。
【0010】
上記ブラウティア属細菌の死菌体においては、pH3.0~7.0、温度70~121℃の条件下に加熱処理して得られたものであることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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