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公開番号
2025053993
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023163145
出願日
2023-09-26
発明の名称
熱ショックタンパク質発現誘導剤及び熱ショックタンパク質発現誘導用組成物
出願人
日東富士製粉株式会社
代理人
デロイトトーマツ弁理士法人
主分類
A23L
33/105 20160101AFI20250331BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】植物由来のレゾルシノール性脂質を利用して、熱ショックタンパク質発現誘導剤及び熱ショックタンパク質発現誘導用組成物を提供する。
【解決手段】熱ショックタンパク質発現誘導剤の有効成分として、植物由来のレゾルシノール性脂質を用いる。レゾルシノール性脂質は、アルキルレゾルシノールであることが好ましい。また、イネ科植物由来であることが好ましい。また、小麦及び/又はライ麦の外皮(フスマ等)及び/又は全穀粒由来であることが好ましい。この熱ショックタンパク質発現誘導剤は、飲食品、食品添加物、医薬品、サプリメント、化粧品、動物飼料等に含有せしめる素材として好適に用いられる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
植物由来のレゾルシノール性脂質を有効成分とする熱ショックタンパク質発現誘導剤。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記レゾルシノール性脂質は、アルキルレゾルシノールである、請求項1記載の熱ショックタンパク質発現誘導剤。
【請求項3】
前記レゾルシノール性脂質は、イネ科植物由来である、請求項1記載の熱ショックタンパク質発現誘導剤。
【請求項4】
前記レゾルシノール性脂質は、小麦及び/又はライ麦の外皮及び/又は全穀粒由来である、請求項1記載の熱ショックタンパク質発現誘導剤。
【請求項5】
前記レゾルシノール性脂質は、レゾルシノール性脂質を含有する植物の溶媒抽出物からなるものである、請求項1記載の熱ショックタンパク質発現誘導剤。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の熱ショックタンパク質発現誘導剤を含有し、飲食品、食品添加物、医薬品、サプリメント、化粧品、又は動物飼料として提供される、熱ショックタンパク質発現誘導用組成物。
【請求項7】
熱ショックタンパク質発現誘導用組成物の調製のための植物由来のレゾルシノール性脂質の使用。
【請求項8】
前記レゾルシノール性脂質は、アルキルレゾルシノールである、請求項7記載の使用。
【請求項9】
前記レゾルシノール性脂質は、イネ科植物由来である、請求項7記載の使用。
【請求項10】
前記レゾルシノール性脂質は、小麦及び/又はライ麦の外皮及び/又は全穀粒由来である、請求項7記載の使用。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、植物由来成分を利用した機能性素材に関する。より詳細には、植物由来のレゾルシノール性脂質を利用した熱ショックタンパク質発現誘導剤に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
レゾルシノール性脂質は、レゾルシノール(1,3-ジヒドロキシベンゼン)の芳香環の2位、4位、5位、及び/又は6位にアルキル基を有してなる親油性物質である。天然には、イネ科植物の種子、特にその外皮(ふすま)、イチョウ葉、カシューナッツ殻油等に多く含まれている。近年では、このレゾルシノール性脂質について、例えば、口腔用抗菌、免疫抑制、抗糖尿病、抗炎症、腸内フローラ調整、抗コレステロール、抗肥満、睡眠改善、老化抑制、概日リズム調整、肝臓機能改善など、ヒトに対する様々な機能性の報告がある(例えば、特許文献1~11)。
【0003】
一方、熱ショックタンパク質は、細胞が熱などのストレス環境下に曝されたとき発現が上昇して細胞を保護する一群のタンパク質であり、概してタンパク質の折り畳み(フォールディング)を助ける機能性を備えるものや、あるいはその機能性により特定の転写制御に関与するものが知られている。熱ショックタンパク質の発現を誘導する作用効果により、ヒトや動物に対して、生体が受けるストレスに対する耐性を付与することができるものと考えられている(非特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第2613474号公報
特開2013-091612号公報
特許2014-139166号公報
特許2015-020993号公報
特許2015-218130号公報
特許2015-231986号公報
特許2016-132641号公報
特許2016-153387号公報
特許第5926616号公報
特許第5951448号公報
国際公開第2020/235546号パンフレット
【非特許文献】
【0005】
伊藤要子著「ヒートショックプロテイン(HSP70)の魅力」日温気物医誌第77巻3号2014年5月、第222頁~226頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来、レゾルシノール性脂質による熱ショックタンパク質の発現誘導に関する作用効果の報告はない。
【0007】
本発明の目的は、植物由来のレゾルシノール性脂質を利用して、熱ショックタンパク質発現誘導剤及び熱ショックタンパク質発現誘導用組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明は、第1の観点では、植物由来のレゾルシノール性脂質を有効成分とする熱ショックタンパク質発現誘導剤を提供するものである。
【0009】
本発明により提供される熱ショックタンパク質発現誘導剤においては、前記レゾルシノール性脂質は、アルキルレゾルシノールであることが好ましい。
【0010】
また、上記熱ショックタンパク質発現誘導剤においては、前記レゾルシノール性脂質は、イネ科植物由来であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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