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公開番号2025053972
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023163117
出願日2023-09-26
発明の名称情報処理装置、および情報処理方法
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01C 21/36 20060101AFI20250331BHJP(測定;試験)
要約【課題】車両走行中に路面の起伏に起因して車両に生じる振動が搭乗者の動作に及ぼす影響を適切に抑制することができる情報処理装置、および情報処理方法を提供する。
【解決手段】車両に搭乗した搭乗者の映像を含む車内撮影情報を取得する撮像情報取得部21と、車内撮影情報に基づいて、搭乗者が予め設定された所定の動作を開始したか否かを判定する動作判定部26と、車両の位置情報を取得する位置情報取得部22と、車両の走行速度情報を少なくとも含む車両情報を取得する車両情報取得部23と、位置情報および車両情報に基づいて、道路の起伏に起因して車両に生じ得る振動情報を取得する振動情報取得部28と、地図情報を取得する地図情報取得部24と、搭乗者が動作を開始したと判定された場合、取得した地図情報を参照し、車両が起伏の位置に至る前に搭乗者に対して警告を報知するスピーカ16または表示部17とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭乗した搭乗者の映像を含む車内撮影情報を取得する撮像情報取得部と、
前記車内撮影情報に基づいて、前記搭乗者が予め設定された所定の動作を開始したか否かを判定する動作判定部と、
前記車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記車両の走行速度情報を少なくとも含む車両情報を取得する車両情報取得部と、
前記位置情報および前記車両情報に基づいて、道路の起伏に起因して前記車両に生じ得る振動情報を取得する振動情報取得部と、
地図情報を取得する地図情報取得部と、
前記搭乗者が前記動作を開始したと判定された場合、取得した前記地図情報を参照し、前記車両が前記起伏の位置に至る前に前記搭乗者に対して警告を報知する報知部と、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記動作判定部は、前記車内撮影情報に基づいて、前記搭乗者を識別するとともに、該搭乗者ごとに、前記動作に要する所要時間を事前に学習しておき、
前記報知部は、前記動作を開始したと判定されてから、前記所要時間が経過するまでの期間を前記警告を報知する対象期間として設定する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記動作判定部は、前記動作に及ぼす前記振動の影響度の大きさを合わせて判定し、
前記報知部は、前記影響度に従って、前記警告の強度を変更する、請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記所要時間内に、前記車両に対して所定の閾値回数以上の振動が生じ得る場合、該振動を回避する回避経路を案内する経路案内部を備える、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
車両に搭乗した搭乗者の映像を含む車内撮影情報を取得するステップと、
前記車内撮影情報に基づいて、前記搭乗者が予め設定された所定の動作を開始したか否かを判定するステップと、
前記車両の位置情報を取得するステップと、
前記車両の走行速度情報を少なくとも含む車両情報を取得するステップと、
前記位置情報および前記車両情報に基づいて、道路の起伏に起因して前記車両に生じ得る振動情報を取得するステップと、
地図情報を取得するステップと、
前記搭乗者が前記動作を開始したと判定された場合、取得した前記地図情報を参照し、前記車両が前記起伏の位置に至る前に前記搭乗者に対して警告を報知するステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、および情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、車両が走行中に路面に凹凸や段差などの起伏があると、この起伏に起因して車両に振動が生じることがある。従来、走行する路面の起伏の大きさに応じて、車両のサスペンションを制御する技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。この種の技術によって、搭乗者の乗り心地を高めた車両を提供することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-107584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、搭乗員が車両内で、例えば化粧や飲食などといった振動の影響を受けやすい動作をしているときに、路面の起伏に起因した振動が生じると、この振動の影響により動作を十分に遂行できないことが想定される。このため、車両走行中に路面の起伏に起因して車両に生じる振動が、搭乗者の動作に及ぼす影響を適切に抑制することが望まれている。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両走行中に路面の起伏に起因して車両に生じる振動が搭乗者の動作に及ぼす影響を適切に抑制することができる情報処理装置、および情報処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、車両に搭乗した搭乗者の映像を含む車内撮影情報を取得する撮像情報取得部と、車内撮影情報に基づいて、搭乗者が予め設定された所定の動作を開始したか否かを判定する動作判定部と、車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、車両の走行速度情報を少なくとも含む車両情報を取得する車両情報取得部と、位置情報および車両情報に基づいて、道路の起伏に起因して車両に生じ得る振動情報を取得する振動情報取得部と、地図情報を取得する地図情報取得部と、搭乗者が動作を開始したと判定された場合、取得した地図情報を参照し、車両が起伏の位置に至る前に搭乗者に対して警告を報知する報知部と、を備える。
【0007】
また、本発明に係る情報処理方法は、車両に搭乗した搭乗者の映像を含む車内撮影情報を取得するステップと、車内撮影情報に基づいて、搭乗者が予め設定された所定の動作を開始したか否かを判定するステップと、車両の位置情報を取得するステップと、車両の走行速度情報を少なくとも含む車両情報を取得するステップと、位置情報および車両情報に基づいて、道路の起伏に起因して車両に生じ得る振動情報を取得するステップと、地図情報を取得するステップと、搭乗者が動作を開始したと判定された場合、取得した地図情報を参照し、車両が起伏の位置に至る前に搭乗者に対して警告を報知するステップと、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、車両走行中に路面の起伏に起因して車両に生じる振動が搭乗者の動作に及ぼす影響を適切に抑制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る情報処理装置を有する情報処理システムの構成例を示すブロック図である。
図2は、車両走行中に検知した振動情報をサーバ装置に送信する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図3は、搭乗員が所定の動作開始後に、道路の起伏に起因した振動情報を取得した場合に、搭乗者に対して、振動情報に基づく警告を報知する一例を示すフローチャートである。
図4は、搭乗員が所定の動作開始後に、道路の起伏に起因した振動情報を取得した場合に、搭乗者に対して、振動情報に基づく警告を報知する別例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、本実施形態に係る情報処理装置、および情報処理方法を説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。図1は、本実施形態に係る情報処理装置10を有する情報処理システム1の構成例を示すブロック図である。情報処理システム1は、図1に示すように、情報処理装置10と、サーバ装置40とを備える。情報処理装置10とサーバ装置40とは、インターネット回線などの通信ネットワーク50を介して通信可能に接続されている。この図1では、情報処理装置10を1台示しているが、この情報処理装置10は車両に搭載されるものであり、実際には複数台設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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