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公開番号2025053869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023162953
出願日2023-09-26
発明の名称コンテンツの効果を判定する装置、プログラム及び方法
出願人KDDI株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250331BHJP(計算;計数)
要約【課題】処置用情報としてのコンテンツにおける、被処置者に対する処置の効果を決定可能な装置を提供する。
【解決手段】本コンテンツ判定装置は、被処置者の依存対象に係る依存コンテンツを含むコンテンツセットに含まれる各コンテンツであって、被処置者に対し提示された各コンテンツに対する被処置者の反応を測定した所定測定手段から、反応の方向に係る情報を含む測定結果を取得する測定結果取得手段と、この測定結果に基づいて、提示されたコンテンツにおける被処置者に対する処置に係る効果を決定する効果決定手段とを有する。ここで効果決定手段は、提示されたコンテンツの測定結果に係る反応の方向が、コンテンツに紐づけられた又は提示時に指定された反応の方向と一致するか否かを示す反応正確度、及び/又は提示されたコンテンツに対し被処置者が反応を行うまでの反応時間に基づいて、コンテンツの効果を決定することも好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被処置者が依存している対象である依存対象に係る依存コンテンツを含むコンテンツセットに含まれる各コンテンツであって、所定の提示手段によって当該被処置者に対し提示された各コンテンツに対する当該被処置者の反応を測定した所定の測定手段から、当該反応の方向に係る情報を含む測定結果を取得する測定結果取得手段と、
当該測定結果に基づいて、提示された当該コンテンツにおける当該被処置者に対する処置に係る効果を決定する効果決定手段と
を有することを特徴とするコンテンツ判定装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記効果決定手段は、提示されたコンテンツの当該測定結果に係る反応の方向が、当該コンテンツに紐づけられた又は提示時に指定された反応の方向と一致するか否かを示す反応正確度と、提示されたコンテンツに対し当該被処置者が反応を行うまでの反応時間とのうちの一方又は両方に基づいて、当該コンテンツの効果を決定することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ判定装置。
【請求項3】
前記効果決定手段は、当該測定結果から、当該被処置者の反応が、当該コンテンツを避ける、減らす、無くす、否定する、若しくは無視する方向か、又は当該コンテンツをより近くにする、増やす、残す、肯定する、若しくは選ぶ方向かに係る情報を含む反応情報を決定し、当該反応情報に基づいて、当該効果を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ判定装置。
【請求項4】
当該コンテンツセットに含まれる各コンテンツは、1つのセッションにおいて、避ける、減らす、無くす、否定する、若しくは無視する方向を指定するキューと合わせて少なくとも1度提示され、より近くにする、増やす、残す、肯定する、若しくは選ぶ方向を指定するキューと合わせて少なくとも1度提示され、
前記効果決定手段は、提示されたコンテンツが当該依存コンテンツである場合、当該提示されたコンテンツに対し当該被処置者が避ける、減らす、無くす、否定する、若しくは無視する方向の反応を行った際の反応時間又は平均反応時間が、当該提示されたコンテンツに対し当該被処置者がより近くにする、増やす、残す、肯定する、若しくは選ぶ方向の反応を行った際の反応時間又は平均反応時間と比較してより小さい値であるほど、提示された当該依存コンテンツの効果をより高いとする
ことを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ判定装置。
【請求項5】
前記効果決定手段は、提示されたコンテンツが依存コンテンツではないコンテンツである非依存コンテンツの場合、当該提示されたコンテンツに対し当該被処置者がより近くにする、増やす、残す、肯定する、若しくは選ぶ方向の反応を行った際の反応時間又は平均反応時間が、当該提示されたコンテンツに対し当該被処置者が避ける、減らす、無くす、否定する、若しくは無視する方向の反応を行った際の反応時間又は平均反応時間と比較してより小さい値であるほど、提示された当該非依存コンテンツの効果をより高いとする
ことを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ判定装置。
【請求項6】
当該依存コンテンツにおける、避ける、減らす、無くす、否定する、若しくは無視する方向を指定するキューと合わせての提示の回数と、より近くにする、増やす、残す、肯定する、若しくは選ぶ方向を指定するキューと合わせての提示の回数との1つのセッションでの比は、最初のセッションからセッションが進むにつれて増大し、及び/又は、
当該非依存コンテンツにおける、より近くにする、増やす、残す、肯定する、若しくは選ぶ方向を指定するキューと合わせての提示の回数と、避ける、減らす、無くす、否定する、若しくは無視する方向を指定するキューと合わせての提示の回数との1つのセッションでの比は、最初のセッションからセッションが進むにつれて増大する
ことを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ判定装置。
【請求項7】
前記効果決定手段は、決定した効果が所定条件を満たさない当該コンテンツを、当該コンテンツセットから削除する内容を含む更新指示信号を生成し、当該更新指示信号を、当該コンテンツセットを更新可能な手段に向けて出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ判定装置。
【請求項8】
前記効果決定手段は、既に効果が決定されており決定された効果が紐づけられたコンテンツを保存したコンテンツ管理手段に保存されたコンテンツの中から、紐づけられた効果が所定条件を満たすコンテンツを選択し、削除すべき当該コンテンツに代えて、選択したコンテンツを当該コンテンツセットに加える内容を含む当該更新指示信号を生成し出力することを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ判定装置。
【請求項9】
当該コンテンツセットは、自らに含まれる各コンテンツの提示回数又は提示割合に係る情報を含み、
前記効果決定手段は、当該提示回数又は提示割合に従って提示された依存コンテンツについて決定された効果が所定条件を満たさない場合、当該依存コンテンツの提示回数又は提示割合をより大きくする内容、又は当該依存コンテンツの提示回数又は提示割合を一旦少なくした上でより大きくする内容を含む更新指示信号を生成し、当該更新指示信号を、当該コンテンツセットを更新可能な手段に向けて出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ判定装置。
【請求項10】
当該コンテンツセットは、自らに含まれる各コンテンツの提示順序に係る情報を含み、
前記効果決定手段は、当該提示順序に従って提示された依存コンテンツについて決定した効果が所定条件を満たさない場合、当該提示順序とは別の提示順序であって、既に当該別の提示順序に従って提示された依存コンテンツについて決定された効果が当該所定条件を満たすことが分かっている別の提示順序へ、各コンテンツの提示順序を変更する内容を含む更新指示信号を生成し、当該更新指示信号を、当該コンテンツセットを更新可能な手段に向けて出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ判定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザにコンテンツを提示する技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、アルコール、たばこや、薬物、さらにはコンピュータゲーム等の各種アプリケーションに対するユーザの依存症が問題となっている。これに対し、例えば認知バイアス変容(cognitive bias modification)の一種であるアプローチバイアス変容(approach bias modification)が、その治療に適用されてきた。
【0003】
例えば特許文献1には、ユーザのコンテンツの利用状況に基づきユーザが依存している対象である依存対象を特定して、この依存対象を避けるための訓練に用いる訓練用情報を生成し、さらにユーザが衝動状態であることを検出部が検出すると、生成した訓練用情報をユーザに向けて出力し、この依存対象の利用を避けるための操作をユーザから受け付ける技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-025490号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように従来技術では、ユーザの依存対象を特定し、特定した依存対象に基づき生成した訓練用情報をユーザに提供して、この依存対象の利用を避けるための操作をユーザに行わせるようにしてきた。
【0006】
しかしながら、ユーザに提供される訓練用情報の治療効果は、ユーザ毎に異なることが問題となっている。すなわち、例えば同じ依存症を示す複数のユーザについて、効果的な訓練用情報の内容は、ユーザ毎に異なってくる場合が少なくない。したがって、生成した訓練用情報の治療効果を、ユーザ毎に明確にすることが強く求められるのである。
【0007】
そこで本発明は、処置用の情報としてのコンテンツにおける、被処置者に対する処置の効果を決定可能な装置、プログラム及び方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、被処置者が依存している対象である依存対象に係る依存コンテンツを含むコンテンツセットに含まれる各コンテンツであって、所定の提示手段によって当該被処置者に対し提示された各コンテンツに対する当該被処置者の反応を測定した所定の測定手段から、当該反応の方向に係る情報を含む測定結果を取得する測定結果取得手段と、
当該測定結果に基づいて、提示された当該コンテンツにおける当該被処置者に対する処置に係る効果を決定する効果決定手段と
を有するコンテンツ判定装置が提供される。
【0009】
この本発明によるコンテンツ判定装置の一実施形態として、効果決定手段は、提示されたコンテンツの当該測定結果に係る反応の方向が、当該コンテンツに紐づけられた又は提示時に指定された反応の方向と一致するか否かを示す反応正確度と、提示されたコンテンツに対し当該被処置者が反応を行うまでの反応時間とのうちの一方又は両方に基づいて、当該コンテンツの効果を決定することも好ましい。
【0010】
また、本発明によるコンテンツ判定装置における他の実施形態として、効果決定手段は、当該測定結果から、当該被処置者の反応が、当該コンテンツを避ける、減らす、無くす、否定する、若しくは無視する方向か、又は当該コンテンツをより近くにする、増やす、残す、肯定する、若しくは選ぶ方向かに係る情報を含む反応情報を決定し、当該反応情報に基づいて、当該効果を決定することも好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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