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公開番号2025057439
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023167140
出願日2023-09-28
発明の名称設計支援装置
出願人株式会社日立製作所
代理人ポレール弁理士法人
主分類G06F 30/20 20200101AFI20250402BHJP(計算;計数)
要約【課題】
設計業務において不具合知識を有効活用でき、提示された解析結果の精査に要する工数や、ユーザ個人によるばらつきを低減する設計支援装置を提供する。
【解決手段】
設計ツールで生成された設計モデルで生じ得る不具合とその要因を評価する設計支援装置であって、ある現象を要因として他の現象が発生する因果関係を用いて設計対象で生じ得る不具合を表現した因果モデルを格納した因果モデルデータベースと、設計モデルからその設計対象についての属性情報を抽出する属性情報抽出部と、因果モデルに対して、抽出された属性情報と合致する内容を含む因果関係を設計モデルと関連度が高いものとして抽出する関連度評価部と、を有する構成とした。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
設計ツールで生成された設計モデルで生じ得る不具合とその要因を評価する設計支援装置であって、
ある現象を要因として他の現象が発生する因果関係を用いて設計対象で生じ得る不具合を表現した因果モデルを格納した因果モデルデータベースと、
前記設計モデルからその設計対象についての属性情報を抽出する属性情報抽出部と、
前記因果モデルに対して、前記抽出された属性情報と合致する内容を含む因果関係を前記設計モデルと関連度が高いものとして抽出する関連度評価部と、
を有することを特徴とする、設計支援装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の設計支援装置であって、
前記因果モデルは、不具合の因果関係を対象物とその現象名とを一つの要素とし、これを因果の順に数珠繋ぎの型式で表現したものであり、
前記対象物には、製品名と、部品名または部位名と、特徴形状とのいずれかを含むことを特徴とする、設計支援装置。
【請求項3】
請求項2に記載の設計支援装置であって、
前記設計モデルは、3DAモデルであることを特徴とする、設計支援装置。
【請求項4】
請求項2に記載の設計支援装置であって、
前記設計モデルは、DSM、QFD、MBSEのいずれかであることを特徴とする、設計支援装置。
【請求項5】
請求項3に記載の設計支援装置であって、
前記設計対象で生じた不具合の内容を記録した不具合情報を格納した不具合情報データベースを有し、
前記関連度評価部は、前記因果モデルに含まれる各因果関係の要素と前記抽出された属性情報とについて、前記不具合情報における共起頻度に基づいて両者の関連度を評価することを特徴とする、設計支援装置。
【請求項6】
請求項3に記載の設計支援装置であって、
前記因果モデルにおける特定部品の要因につき、その因果関係を原因側から結果側に探索することによって前記特定部品を含む製品で生じる不具合を検索し、不具合毎に予め定めた重要度に基づいて前記因果関係が前記製品に与える重要度として評価する重要度評価部を有することを特徴とする、設計支援装置。
【請求項7】
請求項6に記載の設計支援装置であって、
FMEA表における故障モード欄と推定原因欄と故障影響欄の各値を入力するFMEA表生成部を有することを特徴とする、設計支援装置。
【請求項8】
請求項6に記載の設計支援装置であって、
前記関連度評価部によって関連がある、もしくは関連度が高いと評価された因果関係を区別して提示する表示部を有することを特徴とする、設計支援装置。
【請求項9】
請求項8に記載の設計支援装置であって、
前記表示部は、前記因果関係における不具合要因と、前記設計モデルの該当箇所とを表示することを特徴とする、設計支援装置。
【請求項10】
請求項9に記載の設計支援装置であって、
前記表示部は、前記不具合要因に対する対応案を表示することを特徴とする、設計支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、不具合情報を活用した設計支援装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
製造業では、設計段階において、発生し得る故障モードを洗い出し対策を行うことで信頼性を向上する取り組みが行われている。このための手法の一つとして、FTA(Fault Tree Analysis)やFMEA (Failure Mode and Effects Analysis)がある。FTAでは、製品の不具合事象を取り上げ、その故障要因を順次洗い出して階層状に展開していくことで、不具合の発生源を系統的に探索する解析技法である。
【0003】
この解析結果は、製品の不具合事象を頂上に、その故障要因を下位階層としたツリー構造となる。このツリー構造となる解析結果を故障ツリーと呼ぶ。解析対象となる製品の不具合事象を、故障ツリーの頂上に位置することから頂上事象と呼ぶ。故障ツリーにおいて、頂上事象より下位階層の要因を中間事象と呼ぶ。
【0004】
FMEAでは、設計時に、設計対象の部品に対し、起こりうる不具合に関する現象を予測し、その現象がユニットに与える影響、さらに、その上位の製品に与える影響を評価し、影響が大きいものに対して、事前対策することで不具合を防止する。
【0005】
従来、この種の発明としては、例えば、特許文献1(特開2017-111657号公報)に記載のものがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-111657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1では、過去の不具合知識から、不具合の因果関係を抽出し、これを元に、不具合要因を提示することでFTAやFMEAを支援する装置が記載されている。しかし、FTAやFMEAを設計業務の中で実施していない場合、もしくはその回数が少ない場合は、過去から蓄積した不具合知識を有効に活用することができない。
【0008】
また、特許文献1では、大量の不具合要因が提示された場合、その精査に時間がかかったり、精査を行うユーザ個人によってその結果にばらつきが生じるおそれがある。
【0009】
そこで、本発明では、設計業務において不具合知識を活用でき、解析結果の精査に要する工数やユーザ個人によるばらつきを低減する設計支援装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述の課題を解決するため本発明は、設計ツールで生成された設計モデルで生じ得る不具合とその要因を評価する設計支援装置であって、ある現象を要因として他の現象が発生する因果関係を用いて設計対象で生じ得る不具合を表現した因果モデルを格納した因果モデルデータベースと、設計モデルからその設計対象についての属性情報を抽出する属性情報抽出部と、因果モデルに対して、抽出された属性情報と合致する内容を含む因果関係を設計モデルと関連度が高いものとして抽出する関連度評価部と、を有する構成とした。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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