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公開番号
2025054575
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023163692
出願日
2023-09-26
発明の名称
車両用の情報処理装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
8/61 20180101AFI20250331BHJP(計算;計数)
要約
【課題】新たなアプリケーションを追加して当該新たなアプリケーションを実行したときに、各アプリケーションの実行に支障をきたすことを防止する。
【解決手段】第1記憶部に新たなアプリケーションを記憶させる要求を受け付けた場合、新たなアプリケーションをダウンロードするとともに当該新たなアプリケーションを第1記憶部に記憶することと(ステップS100)、新たなアプリケーションを実行することに伴って使用される第2記憶部の最大使用量を算出することと(ステップS130)、算出した最大使用量が設定値よりも大きい場合には(ステップS140:NO)、新たなアプリケーションを第1記憶部から消去する一方で(ステップS170)、算出した最大使用量が設定値以下の場合には(ステップS140:YES)、新たなアプリケーションを第1記憶部から消去せずに実行可能な状態にすることと(ステップS150)、を行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
実行部と、
前記実行部が実行可能なアプリケーションを記憶する第1記憶部と、
前記実行部がアプリケーションを実行することに伴って生成されるデータを一時的に記憶する第2記憶部と、を備え、
前記実行部は、
前記第1記憶部に新たなアプリケーションを記憶させる要求を受け付けた場合、前記新たなアプリケーションをダウンロードするとともに当該新たなアプリケーションを前記第1記憶部に記憶することと、
前記新たなアプリケーションを実行することに伴って使用される前記第2記憶部の最大使用量を算出することと、
算出した前記最大使用量が予め定められた設定値よりも大きい場合には、前記新たなアプリケーションを前記第1記憶部から消去する一方で、算出した前記最大使用量が前記設定値以下の場合には、前記新たなアプリケーションを前記第1記憶部から消去せずに実行可能な状態にすることと、を行う
車両用の情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記実行部が前記要求を受け付けた時点で前記第1記憶部が記憶しているアプリケーションを既存のアプリケーションとしたとき、
前記実行部は、前記新たなアプリケーションの前記最大使用量を算出する際、全ての前記既存のアプリケーションの実行を停止した状態で、前記新たなアプリケーションを実行するとともに当該新たなアプリケーションの実行中における前記第2記憶部の使用量を監視する
請求項1に記載の車両用の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1記憶部は、前記既存のアプリケーション毎に、それぞれが実行されることに伴って使用される前記第2記憶部の最大使用量を記憶しており、
全ての前記既存のアプリケーションが並行して実行されることに伴って使用される前記第2記憶部の使用量を最大総使用量としたとき、前記設定値は、予め定められた使用可能量から前記最大総使用量を減算した値として定められており、
前記実行部は、前記新たなアプリケーションを前記第1記憶部から消去せずに実行可能な状態にする場合、前記新たなアプリケーションについての前記最大使用量を当該新たなアプリケーションと対応付けて前記第1記憶部に記憶する
請求項2に記載の車両用の情報処理装置。
【請求項4】
前記実行部がアプリケーションを実行する際に当該アプリケーションの実行を継続することの優先度を示すレベルを優先レベルとしたとき、
前記第1記憶部は、前記既存のアプリケーション毎に前記優先レベルを記憶しており、
前記実行部は、前記新たなアプリケーションを前記第1記憶部から消去せずに実行可能な状態にする場合、前記新たなアプリケーションについての前記優先レベルを当該新たなアプリケーションと対応付けて前記第1記憶部に記憶し、
さらに、前記実行部は、
前記優先レベルの異なる複数のアプリケーションを並行して実行する場合、実行中の複数のアプリケーションによる前記第2記憶部の総使用量を取得することと、
前記総使用量が前記使用可能量よりも大きくなると、実行中の複数のアプリケーションのうち、前記優先レベルが最も低い1つ以上のアプリケーションの実行を停止することと、を行う
請求項3に記載の車両用の情報処理装置。
【請求項5】
前記実行部がアプリケーションを実行する際に当該アプリケーションの実行を継続することの優先度を示すレベルを優先レベルとし、前記実行部が前記要求を受け付けた時点で前記第1記憶部が記憶しているアプリケーションを既存のアプリケーションとしたとき、
前記第1記憶部は、前記既存のアプリケーション毎に前記優先レベルを記憶しており、
前記実行部は、前記新たなアプリケーションを前記第1記憶部から消去せずに実行可能な状態にする場合、前記新たなアプリケーションについての前記優先レベルを当該新たなアプリケーションと対応付けて前記第1記憶部に記憶し、
さらに、前記実行部は、
当該車両用の情報処理装置に電力を供給するバッテリの充電率を取得することと、
前記優先レベルの異なる複数のアプリケーションを並行して実行する場合、前記バッテリの充電率が予め定められた所定値以下になると、実行中の複数のアプリケーションのうち、前記優先レベルが最も低い1つ以上のアプリケーションの実行を停止することと、を行う
請求項1に記載の車両用の情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両用の情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されている情報処理装置は、複数のアプリケーションを記憶している。情報処理装置は、複数のアプリケーションを並行して実行可能である。複数のアプリケーションを並行して実行する際、情報処理装置は、各アプリケーションを実行することに伴うメモリ使用量を監視する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-185704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような技術において、情報処理装置に新たなアプリケーションの追加が要求されることがある。このとき、この新たなアプリケーションを実行するために情報処理装置に求められるスペックを考慮せずに当該アプリケーションを情報処理装置に追加したとする。この場合、新たなアプリケーションを追加した後に、各アプリケーションの実行に支障をきたすおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための車両用の情報処理装置は、実行部と、前記実行部が実行可能なアプリケーションを記憶する第1記憶部と、前記実行部がアプリケーションを実行することに伴って生成されるデータを一時的に記憶する第2記憶部と、を備え、前記実行部は、前記第1記憶部に新たなアプリケーションを記憶させる要求を受け付けた場合、前記新たなアプリケーションをダウンロードするとともに当該新たなアプリケーションを前記第1記憶部に記憶することと、前記新たなアプリケーションを実行することに伴って使用される前記第2記憶部の最大使用量を算出することと、算出した前記最大使用量が予め定められた設定値よりも大きい場合には、前記新たなアプリケーションを前記第1記憶部から消去する一方で、算出した前記最大使用量が前記設定値以下の場合には、前記新たなアプリケーションを前記第1記憶部から消去せずに実行可能な状態にすることと、を行う。
【発明の効果】
【0006】
上記の技術思想では、新たなアプリケーションを追加して当該新たなアプリケーションを実行したときに、各アプリケーションの実行に支障をきたすことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、車両の概略構成図である。
図2は、追加処理の処理手順を表したフローチャートである。
図3は、停止処理の処理手順を表したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、車両用の情報処理装置の一実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態では、車両用の情報処理装置が電気自動車に適用されている場合を例とする。
<車両の全体構成>
図1に示すように、車両100は、情報処理装置10を備えている。情報処理装置10は、CPU11と、ストレージ13と、RAM15と、通信モジュール17と、を備えている。CPU11は、実行部を構成している。ストレージ13は、電気的に書き換え可能な不揮発性のメモリである。ストレージ13は、第1記憶部を構成している。RAM15は、揮発性のメモリである。RAM15は、第2記憶部を構成している。通信モジュール17は、外部通信回線網を介して外部と無線通信するための通信回路である。CPU11とストレージ13とRAM15と通信モジュール17は、内部バス19を介して互いに通信可能である。
【0009】
車両100は、複数の特定制御装置90を備えている。なお、図1では、複数の特定制御装置90のうちの2つを代表で示している。各特定制御装置90は、複数の車載装置のうちの特定のものを制御対象とする電子制御装置である。複数の車載装置のうちの1つは、車両100の走行用のモータ50である。複数の車載装置のうちの1つは、後述のディスプレイ80である。その他、車載装置として、ブレーキ装置、エアコン装置、メータの表示装置、後述のコンバータ65などを挙げることができる。各特定制御装置90は、外部バス95を介して情報処理装置10と通信可能である。
【0010】
車両100は、ディスプレイ80を備えている。ディスプレイ80は、車室内に位置している。ディスプレイ80は、情報処理装置10からの指令信号を受けた特定制御装置90によって制御される。ディスプレイ80は、各種情報を表示可能である。なお、上述のとおり、ディスプレイ80と情報処理装置10との間には特定制御装置90が介在しているが、この点については逐一の説明を割愛する。つまり、ディスプレイ80と情報処理装置10とが直接情報を送受信しているかのように説明することがある。ディスプレイ80は、いわゆるタッチパネル式である。すなわち、ディスプレイ80は、外部から情報の入力を受け付ける入力デバイスとしても機能する。ディスプレイ80は、外部から入力された情報を情報処理装置10に送信する。
(【0011】以降は省略されています)
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