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公開番号
2025053804
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023162861
出願日
2023-09-26
発明の名称
放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影装置の制御方法、及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61B
6/42 20240101AFI20250331BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】放射線発生装置からの放射線の照射停止制御を高精度に行うことができ、且つ検出画素による画質の低下を低減できる放射線撮影装置を提供する。
【解決手段】放射線画像の生成に用いられる信号を生成する撮影画素と、照射された放射線の線量を示す信号を生成する検出画素とを含む複数の画素が配置された撮影部と、放射線の線量を示す信号に基づく検出線量が、時間に応じて変化する第一の閾値及び該第一の閾値とは異なる第二の閾値のいずれか一方以上である場合に、検出画素からの線量を示す信号の読み出しを停止する制御部と、検出線量が前記第一の閾値以上である場合、又は検出線量が第二の閾値以上であり且つ待機時間が経過した場合に、放射線の照射を停止させる停止信号を出力する出力部と、撮影画素及び検出画素に蓄積された信号を用いて放射線画像を生成する生成部とを備える、放射線撮影装置。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
放射線を検出する複数の画素が配置された撮影部であって、該複数の画素は、放射線画像の生成に用いられる信号を生成する撮影画素と、照射された前記放射線の線量を示す信号を生成する検出画素とを含む、撮影部と、
前記複数の画素を制御する制御部であって、前記放射線の線量を示す信号に基づく検出線量が、時間に応じて変化する第一の閾値及び該第一の閾値とは異なる第二の閾値のいずれか一方以上である場合に、前記検出画素からの前記線量を示す信号の読み出しを停止する、制御部と、
前記検出線量が前記第一の閾値以上である場合、又は前記検出線量が前記第二の閾値以上であり且つ待機時間が経過した場合に、前記放射線の照射を停止させる停止信号を出力する出力部と、
前記撮影画素及び前記検出画素に蓄積された信号を用いて放射線画像を生成する生成部と、
を備える、放射線撮影装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第一の閾値は時間に応じて増加し、
前記第一の閾値及び前記第二の閾値の関係は、時間に応じて、前記第一の閾値が前記第二の閾値以下である関係から、前記第一の閾値が前記第二の閾値より大きい関係となる、請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項3】
前記第一の閾値は、前記停止信号を出力してから前記放射線の照射が停止するまでの遅延時間に基づいて定められる、請求項2に記載の放射線撮影装置。
【請求項4】
前記遅延時間は、前記停止信号の通信遅延時間、及び前記放射線の照射を停止させる制御にかかる遅延時間を含む、請求項3に記載の放射線撮影装置。
【請求項5】
前記第一の閾値は、前記放射線の照射の開始時間を基準として、時間に応じて増加する、請求項2に記載の放射線撮影装置。
【請求項6】
前記放射線の照射の開始時間は、前記検出線量が、前記第一及び第二の閾値とは異なる第三の閾値以上となった時間である、請求項5に記載の放射線撮影装置。
【請求項7】
前記出力部は、前記検出線量、及び前記検出画素からの前記線量を示す信号の読み出しを停止した際の経過時間を用いて、前記照射された放射線の線量が前記第一の閾値を超えるまでの前記待機時間を算出する、請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項8】
前記出力部は、目標線量、及び前記停止信号を出力してから前記放射線の照射が停止するまでの遅延時間を更に用いて、前記待機時間を算出する、請求項7に記載の放射線撮影装置。
【請求項9】
前記出力部は、前記検出線量、前記検出画素からの前記線量を示す信号の読み出しを停止した際の経過時間、及び前記第一の閾値を用いて、前記待機時間が経過したか否かを判定する、請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項10】
前記出力部は、
前記検出線量、及び前記検出画素からの前記線量を示す信号の読み出しを停止した際の経過時間を用いて、前記線量の検出の1サンプリング時間あたりの線量を求め、
前記1サンプリング時間毎に、前記1サンプリング時間あたりの線量を前記検出線量に追加し、
前記1サンプリング時間あたりの線量が追加された線量の累積値が前記第一の閾値以上である場合に、前記待機時間が経過したと判定する、請求項9に記載の放射線撮影装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、放射線撮影装置、放射線撮影システム、放射線撮影装置の制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、X線等の放射線による医療画像診断や非破壊検査に用いる放射線撮影装置として、半導体材料によって形成された平面検出器(Flat Panel Detector:FPD)を備えた放射線撮影装置が普及している。
【0003】
放射線撮影装置の中には、照射された放射線の線量(累積線量)をモニタして当該累積線量が閾値に達した場合に、例えば、放射線の照射を停止させるための照射停止信号を放射線発生装置に対して出力することで、放射線の照射を停止させるものがある。この動作は、自動露光制御(Automatic Exposure Control:AEC)と称され、これによって、例えば放射線の過剰照射を抑制することができる。
【0004】
このような放射線撮影装置として、例えば、FPDの撮影領域内に、撮影領域に到達する放射線の線量を検出する線量検出部を備える放射線撮影装置が提案されている。特許文献1には、放射線発生装置からの放射線が停止するまでの遅延時間を考慮して、照射停止タイミング通知を照射停止タイミングが到来する前に発信することで、照射停止を高精度で行う技術が記載されている。
【0005】
また、特許文献2には、読み出した線量検出信号と、予め設定された閾値を比較し、比較結果が出た時点でスイッチ素子をオフし、検出画素に線量情報を残して補正を行うことで、画像品位(画質)の低下を抑制する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-70098号公報
特開2013-135390号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、検出画素に信号が残らないため、検出画素の線量情報が欠損し、生成される放射線画像の画質が低下しうる。また、特許文献2に記載の技術では、比較結果が出るよりも前に照射が停止するようなケースにおいて、検出画素に信号を残すことができないため、検出画素の線量情報が欠損し、生成される放射線画像の画質が低下しうる。また、特許文献2には、照射が停止するまでの遅延時間について何ら記載がない。
【0008】
本開示の一実施態様は、このような問題点に鑑みて、放射線発生装置からの放射線の照射停止制御を高精度に行うことができ、且つ検出画素による画質の低下を低減できる放射線撮影装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一実施態様に係る放射線撮影装置は、放射線を検出する複数の画素が配置された撮影部であって、該複数の画素は、放射線画像の生成に用いられる信号を生成する撮影画素と、照射された前記放射線の線量を示す信号を生成する検出画素とを含む、撮影部と、前記複数の画素を制御する制御部であって、前記放射線の線量を示す信号に基づく検出線量が、時間に応じて変化する第一の閾値及び該第一の閾値とは異なる第二の閾値のいずれか一方以上である場合に、前記検出画素からの前記線量を示す信号の読み出しを停止する、制御部と、前記検出線量が前記第一の閾値以上である場合、又は前記検出線量が前記第二の閾値以上であり且つ待機時間が経過した場合に、前記放射線の照射を停止させる停止信号を出力する出力部と、前記撮影画素及び前記検出画素に蓄積された信号を用いて放射線画像を生成する生成部とを備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示の一実施態様によれば、放射線発生装置からの放射線の照射停止制御を高精度に行うことができ、且つ検出画素による画質の低下を低減できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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