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公開番号
2025030619
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023136087
出願日
2023-08-24
発明の名称
ピン
出願人
グンゼ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61B
17/86 20060101AFI20250228BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】加えられる圧力の大きさに拘わらず比較的良好な引抜強度を実現可能なピンを提供する。
【解決手段】ピンは、超音波溶着装置から超音波振動を受けることによって溶融するピンである。このピンは、生体吸収性材料によって構成されている。このピンは、軸部と、頭部とを備える。頭部は、軸部の一方の端部に形成されている。軸部及び頭部の各々が、第1結晶化度を有する第1部分と、第1結晶化度よりも低い第2結晶化度を有する第2部分とを含んでいる。軸部に含まれる第1部分と頭部に含まれる第1部分とが連続的に形成されている。軸部に含まれる第2部分と頭部に含まれる第2部分とが連続的に形成されている。軸部において、第1部分の外周面が第2部分によって覆われている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
超音波溶着装置から超音波振動を受けることによって溶融するピンであって、
生体吸収性材料によって構成され、
軸部と、
前記軸部の一方の端部に形成された頭部とを備え、
前記軸部及び前記頭部の各々が、
第1結晶化度を有する第1部分と、
前記第1結晶化度よりも低い第2結晶化度を有する第2部分とを含み、
前記軸部に含まれる前記第1部分と前記頭部に含まれる前記第1部分とが連続的に形成されており、
前記軸部に含まれる前記第2部分と前記頭部に含まれる前記第2部分とが連続的に形成されており、
前記軸部において、前記第1部分の外周面が前記第2部分によって覆われている、ピン。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記頭部において、前記第1部分の上面部以外の部分が前記第2部分によって覆われている、請求項1に記載のピン。
【請求項3】
前記超音波溶着装置は、
超音波電力を生成する発振器と、
前記発振器によって生成された超音波電力に基づいて前記超音波振動を発生させるハンドピースとを備え、
前記頭部において、前記第1部分の上面部には、前記ハンドピースの先端部が挿入される凹部が形成されている、請求項2に記載のピン。
【請求項4】
前記軸部において、前記第1部分の長手方向の長さが、前記第2部分の長手方向の長さの70%以上の長さである、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のピン。
【請求項5】
前記生体吸収性材料がポリ乳酸-ポリグリコール酸共重合体(PLAGA)である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のピン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ピンに関し、特に、超音波溶着装置から超音波振動を受けることによって溶融するピンに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許第4412901号公報(特許文献1)は、埋込装置によって埋め込まれるインプラントを開示する。埋込装置は、発振器と発振ユニットとを含む。発振ユニットは、インプラントを保持する。発振ユニットは、発振器によって生成されたエネルギーに基づいて励起されることにより発振する。インプラントは、発振ユニットから機械振動を受けることによって溶融する(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4412901号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、上記特許文献1に開示されている埋込装置が用いられ、ピンに超音波振動が伝搬すると、ピンが溶融する。このピンの溶融を利用することによって溶着が行なわれる。本発明者(ら)は、ピンの溶融時にピンに加えられる圧力によってピンの引抜強度が大きくばらつくことを見出した。なお、本明細書における「溶融」は、対象物の温度が融点以上の温度へ上昇することによって生じる「溶融」、及び、対象物の温度がガラス転移点以上融点未満の温度へ上昇することによって生じる「ゴム状態への変化」を含む。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、加えられる圧力の大きさに拘わらず比較的良好な引抜強度を実現可能なピンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に従うピンは、超音波溶着装置から超音波振動を受けることによって溶融するピンである。このピンは、生体吸収性材料によって構成されている。このピンは、軸部と、頭部とを備える。頭部は、軸部の一方の端部に形成されている。軸部及び頭部の各々が、第1結晶化度を有する第1部分と、第1結晶化度よりも低い第2結晶化度を有する第2部分とを含んでいる。軸部に含まれる第1部分と頭部に含まれる第1部分とが連続的に形成されている。軸部に含まれる第2部分と頭部に含まれる第2部分とが連続的に形成されている。軸部において、第1部分の外周面が第2部分によって覆われている。
【0007】
このピンにおいては、軸部及び頭部に渡って結晶化度の高い第1部分が連続的に形成されている。したがって、このピンによれば、溶融時にピンに加えられる圧力が大きいとしても、ピン全体が第2部分(結晶化度の低い部分)によって構成される場合と比較して、軸部及び頭部の境界におけるピンの劣化(例えば、首折れの原因)を抑制することができる。また、このピンによれば、溶融時にピンに加えられる圧力が小さいとしても、ピン全体が第2部分によって構成される場合と比較して第1部分が硬くピンの接合対象への進入がスムーズに進むため、スタックの発生を抑制することができる。また、このピンにおいては、軸部において、第1部分の外周面が第2部分によって覆われている。したがって、このピンによれば、溶融時にピンに加えられる圧力に拘わらず、ピンが超音波振動を受けた場合に軸部の第2部分が十分に溶融するため、接合対象との比較的強固な接合を実現することができる。すなわち、このピンによれば、加えられる圧力の大きさに拘わらず比較的良好な引抜強度を実現することができる。
【0008】
上記ピンにおいては、頭部において、第1部分の上面部以外の部分が第2部分によって覆われていてもよい。
【0009】
このピンにおいては、例えば、頭部の下面において第2部分が露出している。したがって、このピンによれば、ピンが超音波振動を受けた場合に頭部の下面が十分に溶融するため、接合対象との比較的強固な接合を実現することができる。
【0010】
上記ピンは、超音波溶着装置から超音波振動を受けることによって溶融してもよく、超音波溶着装置は、超音波電力を生成する発振器と、発振器によって生成された超音波電力に基づいて超音波振動を発生させるハンドピースとを備えてもよく、上記頭部において、第1部分の上面部には、ハンドピースの先端部が挿入される凹部が形成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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