TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025034389
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140738
出願日
2023-08-31
発明の名称
ポリアミドの分離回収方法、及び、フィルムの製造方法
出願人
グンゼ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08J
11/08 20060101AFI20250306BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】エチレン-ビニルアルコール共重合体及びポリアミドを含む複合材料から比較的短時間でポリアミドを分離回収可能なポリアミドの分離回収方法、及び、フィルムの製造方法を提供する。
【解決手段】ポリアミドの分離回収方法は、エチレン-ビニルアルコール共重合体及びポリアミドを含む複合材料を準備することと、アルコール系溶媒と水とを含む混合液に複合材料を加えることと、複合材料に含まれるエチレン-ビニルアルコール共重合体を混合液に溶解させることによって溶液を生成することと、溶液を濾過することによって溶液を濾物と濾液とに分離することとを含む。混合液におけるアルコール系溶媒と水との混合比は、0.25より大きく、6.00より小さい。混合比は、混合液に含まれる水の重量を混合液に含まれるアルコール系溶媒の重量で除することによって算出される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
エチレン-ビニルアルコール共重合体及びポリアミドを含む複合材料を準備することと、
アルコール系溶媒と水とを含む混合液に前記複合材料を加えることと、
前記複合材料に含まれる前記エチレン-ビニルアルコール共重合体を前記混合液に溶解させることによって溶液を生成することと、
前記溶液を濾過することによって前記溶液を濾物と濾液とに分離することとを含み、
前記混合液における前記アルコール系溶媒と前記水との混合比が、0.25より大きく、6.00より小さく、
前記混合比が、前記混合液に含まれる前記水の重量を前記混合液に含まれる前記アルコール系溶媒の重量で除することによって算出される、ポリアミドの分離回収方法。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記複合材料に含まれる前記エチレン-ビニルアルコール共重合体を前記混合液に溶解させる時の前記混合液の温度が100℃未満である、請求項1に記載のポリアミドの分離回収方法。
【請求項3】
前記アルコール系溶媒の沸点と前記水の沸点との差が30℃以下である、請求項1又は請求項2に記載のポリアミドの分離回収方法。
【請求項4】
前記アルコール系溶媒がn-プロピルアルコールである、請求項1又は請求項2に記載のポリアミドの分離回収方法。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のポリアミドの分離回収方法の使用を経て前記ポリアミドを含む組成物を回収することと、
回収された前記組成物を用いることによってフィルムを製造することとを含む、フィルムの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリアミドの分離回収方法、及び、フィルムの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2021-146507号公報(特許文献1)は、比重差を用いた物質の分離方法を開示する。この分離方法においては、エチレン-ビニルアルコール共重合体又はポリアミドとポリエステル又は塩素系樹脂との比重差を用いることによって、エチレン-ビニルアルコール共重合体又はポリアミドとポリエステル又は塩素系樹脂との比重分離が行なわれる(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-146507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エチレン-ビニルアルコール共重合体のエチレン含有率、及び、ポリアミドの種類次第では、エチレン-ビニルアルコール共重合体の比重とポリアミドの比重とが同程度となり得る。したがって、上記特許文献1に開示されている分離方法によっては、エチレン-ビニルアルコール共重合体及びポリアミドを含む複合材料からポリアミドを分離回収できない場合がある。また、複合材料からポリアミドを分離回収するのに要する時間は短い方が好ましい。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、エチレン-ビニルアルコール共重合体及びポリアミドを含む複合材料から比較的短時間でポリアミドを分離回収可能なポリアミドの分離回収方法、及び、フィルムの製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある局面に従うポリアミドの分離回収方法は、エチレン-ビニルアルコール共重合体及びポリアミドを含む複合材料を準備することと、アルコール系溶媒と水とを含む混合液に複合材料を加えることと、複合材料に含まれるエチレン-ビニルアルコール共重合体を混合液に溶解させることによって溶液を生成することと、溶液を濾過することによって溶液を濾物と濾液とに分離することとを含む。混合液におけるアルコール系溶媒と水との混合比は、0.25より大きく、6.00より小さい。混合比は、混合液に含まれる水の重量を混合液に含まれるアルコール系溶媒の重量で除することによって算出される。
【0007】
本発明者(ら)は、混合液におけるアルコール系溶媒と水との混合比が0.25より大きく、6.00より小さい場合に、エチレン-ビニルアルコール共重合体の溶解が比較的速く進行することを見出した。本発明に従うポリアミドの分離回収方法によれば、混合液におけるアルコール系溶媒と水との混合比が0.25より大きく、6.00より小さいため、複合材料に含まれるエチレン-ビニルアルコール共重合体を比較的短時間で溶解することができる。その結果、このポリアミドの分離回収方法によれば、複合材料に含まれるポリアミドを比較的短時間で回収することができる。
【0008】
上記ポリアミドの分離回収方法において、複合材料に含まれるエチレン-ビニルアルコール共重合体を混合液に溶解させる時の混合液の温度は、100℃未満であってもよい。
【0009】
100℃以上の混合液に浸漬されると、ポリアミドの劣化が顕著となる。このポリアミドの分離回収方法によれば、複合材料に含まれるエチレン-ビニルアルコール共重合体を混合液に溶解させる時の混合液の温度が100℃未満であるため、エチレン-ビニルアルコール共重合体の溶解時におけるポリアミドの劣化を比較的抑制することができる。
【0010】
上記ポリアミドの分離回収方法において、アルコール系溶媒の沸点と水の沸点との差は、30℃以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
グンゼ株式会社
導電性フィルム、及び、導電性フィルムの製造方法
29日前
東レ株式会社
多孔質構造体
4日前
ベック株式会社
硬化性組成物
22日前
AGC株式会社
組成物
1か月前
ベック株式会社
硬化性組成物
22日前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
1か月前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
2日前
三洋化成工業株式会社
徐放材用組成物
15日前
ユニチカ株式会社
ポリアミック酸溶液
10日前
AGC株式会社
液状組成物
1か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物及び加硫ゴム
4日前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
1か月前
東レ株式会社
光学用ポリエステルフィルム
1か月前
東レ株式会社
ポリエステル樹脂の製造方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
樹脂溶解装置
1か月前
東レ株式会社
構造部材およびその製造方法
1か月前
三井化学ファイン株式会社
樹脂シート
25日前
東ソー株式会社
ポリオレフィン系樹脂組成物
1か月前
住友精化株式会社
吸水性樹脂粒子の製造方法
2日前
グンゼ株式会社
樹脂の回収方法
1か月前
花王株式会社
複合粒子の製造方法
29日前
株式会社シマノ
屋外使用可能部品
1か月前
株式会社イーテック
組成物
1か月前
ユニチカ株式会社
ポリ尿素およびその製造方法
3日前
株式会社イーテック
組成物
1か月前
JNC株式会社
ウレア誘導体の重合体を含むゲル
1か月前
恵和株式会社
樹脂組成物及びシート
1か月前
東ソー株式会社
光学薄膜及び光学薄膜の製造方法
10日前
遠東新世紀股分有限公司
防水透湿膜
3日前
田岡化学工業株式会社
一液型エポキシ樹脂組成物
26日前
東レ株式会社
ポリエステル樹脂組成物の製造方法
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルムとその製造方法
16日前
上野製薬株式会社
液晶ポリマー組成物
5日前
東ソー株式会社
ポリウレタンフォームのアミン臭低減
25日前
日本化薬株式会社
硬化性樹脂組成物およびその硬化物
26日前
続きを見る
他の特許を見る