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公開番号2025025145
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129646
出願日2023-08-08
発明の名称皮膚化粧料
出願人日油株式会社
代理人個人
主分類A61K 8/9794 20170101AFI20250214BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】重ね塗り時のなじみが良く、なじみ時のきしみがなく、塗布後の肌にすべすべとした適度な被膜感があり、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りを楽しむことができ、高温安定性に優れる皮膚化粧料の提供。
【解決手段】下記成分(A)~(C)を含有する皮膚化粧料。
(A)米ぬか発酵液を1~98質量%
(B)フェノキシエタノール及び/又はエチルヘキシルグリセリンを0.01~1質量%
(C)炭素数が3~6の2価アルコールを1~20質量%
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記成分(A)~(C)を含有する皮膚化粧料。
(A)米ぬか発酵液を1~98質量%
(B)フェノキシエタノール及び/又はエチルヘキシルグリセリンを0.01~1質量%
(C)炭素数が3~6の2価アルコールを1~20質量%
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
さらに、成分(D)下記式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体を0.1~10質量%含有する請求項1に記載の皮膚化粧料。
Z-[O(EO)a-(PO)b-(BO)c-H]x・・・(1)
(式(1)中、Zは炭素数1~7個かつ水酸基1~4個を有する化合物からすべての前記水酸基を除いた残基である。
xは1~4の整数を示す。
EOはオキシエチレン基である。
POは炭素数3のオキシアルキレン基である。
BOは炭素数4のオキシアルキレン基である。
aは前記EOの平均付加モル数であり、0≦a≦100であり、bは前記POの平均付加モル数であり、0≦b≦60であり、cは前記BOの平均付加モル数であり、0≦c≦5である。ただし、a、b及びcは同時に0ではない。a及びbがいずれも0ではないとき、比(a/b)は1/5~7/1である。EO、PO及びBOはいずれもランダム状に付加してもブロック状に付加してもよく、またランダム部位とブロック部位が混在していてもよい。)
【請求項3】
さらに、成分(E)25℃での水への溶解度が0.5%以上である水溶性有効成分を0.05~10質量%含有する請求項1又は2に記載の皮膚化粧料。
【請求項4】
さらに、成分(F)2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン及びメタクリル酸アルキルを構成モノマーとして含有するモノマー混合物が重合されたポリマーを0.0005~0.5質量%含有する請求項1又は2に記載の皮膚化粧料。
【請求項5】
さらに、成分(F)2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン及びメタクリル酸アルキルを構成モノマーとして含有するモノマー混合物が重合されたポリマーを0.0005~0.5質量%含有する請求項3に記載の皮膚化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚化粧料に関し、さらに詳しくは、重ね塗り時のなじみが良く、なじみ時のきしみがなく、塗布後の肌にすべすべとした適度な被膜感があり、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りを楽しむことができ、高温安定性に優れる皮膚化粧料に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
皮膚は体内から水分が失われるのを防ぎ、外部からの刺激をブロックする重要な機能を有する。皮膚本来の機能を保つには、スキンケアで皮膚の水分を適切な量に保ち、滑らかで健康な皮膚を維持することが重要である。
【0003】
スキンケアには様々な植物由来成分が用いられているが、その一つとして、古くから日本人の食生活に欠かせない米を使用する例が数多く報告されている。例えば特許文献1には、米の抽出液や発酵液などを化粧品原料として用いる例が開示されている。しかしながら、同文献には発酵液を製造する際に生じるアルコールについて何ら言及されておらず、生じたアルコールによって肌に刺激を感じる場合があった。そこで、例えば特許文献2には、アルコール度数1%未満の範囲に発酵させた米発酵液が提案されている。同文献に記載された組成物は、アルコールの刺激に敏感な人でも使用できる反面、数回重ね塗りした際になじみが悪くなったり、すべすべとした適度な被膜感が不足したりする場合があった。
【0004】
米には胚乳の外側に胚芽やぬか層があり、通常は精米して胚芽やぬか層を取り除き、胚乳部分を食用とする。精米の際に発生する胚芽やぬか層などの粉を米ぬかといい、ここから米油が抽出される。米ぬかには米の栄養の90%以上が含まれているが、食用には適さないため、化粧品原料として活用する例が報告されている。例えば特許文献3では、発芽玄米を精米して発芽米とする際に得られる胚芽と胚乳の外皮を主体としてなる糠のエキスまたは発酵物を含有する化粧料が提案されている。同文献に記載された化粧料は、皮膚の弾力性やハリを向上させて、シワやたるみなどの皮膚の老化や不健全化の症状を予防あるいは改善する効果を有する反面、塗布後の肌のすべすべとした適度な被膜感や、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りが不十分な場合があった。
一般的に植物素材は、高温で澱が生じたり、香りが変わってしまったりすることがある。皮膚化粧料は浴室などに置いた場合、40℃程度まで温度が上昇することがあり、このような保管状態でも外観や香りが損なわれないことが求められている。
【0005】
以上より、重ね塗り時のなじみが良く、なじみ時のきしみがなく、塗布後の肌にすべすべとした適度な被膜感があり、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りを楽しむことができ、高温安定性に優れる皮膚化粧料が求められていたが、かかる要求を達成することは非常に困難であり、かかる要求を満足できるものを提供できているとは言えなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平7-10733号公報
特開2006-151837号公報
特開2007-131578号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、重ね塗り時のなじみが良く、なじみ時のきしみがなく、塗布後の肌にすべすべとした適度な被膜感があり、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りを楽しむことができ、高温安定性に優れる皮膚化粧料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、少なくとも後述の成分(A)~(C)を特定の割合で配合した皮膚化粧料により上記課題を解決することを見出して本発明を完成させた。
【0009】
すなわち、本発明は以下の態様を含む。
本発明の態様(1)は、下記成分(A)~(C)を含有する皮膚化粧料である。
(A)米ぬか発酵液を1~98質量%
(B)フェノキシエタノール及び/又はエチルヘキシルグリセリンを0.01~1質量%
(C)炭素数が3~6の2価アルコールを1~20質量%
【0010】
本発明の態様(2)は、態様(1)の皮膚化粧料において、さらに、成分(D)下記式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体を0.1~10質量%含有する。
(【0011】以降は省略されています)

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