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公開番号
2025040472
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2023147300
出願日
2023-09-12
発明の名称
皮膚化粧料
出願人
日油株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
8/72 20060101AFI20250317BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】塗布時はみずみずしい使用感で、保湿効果があり、塗布後のべたつきが抑制され、濡れた肌での肌なじみが良好な皮膚化粧料を提供する。
【解決手段】(A)アクリル酸系増粘剤を0.05~3質量%、(B)増粘多糖類を0.01~0.5質量%、(C)25℃で液状の油剤を1~30質量%、(D)水溶性ビタミン、水溶性アミノ酸及びこれらの誘導体からなる群から選ばれる1種以上を0.001~5質量%含む、皮膚化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記成分(A)を0.05~3質量%、下記成分(B)を0.01~0.5質量%、下記成分(C)を1~30質量%、下記成分(D)を0.001~5質量%含む、皮膚化粧料。
(A)アクリル酸系増粘剤
(B)増粘多糖類
(C)25℃で液状の油剤
(D)水溶性ビタミン、水溶性アミノ酸及びこれらの誘導体からなる群から選ばれる1種以上
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚化粧料に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
水溶性のビタミンやアミノ酸は、肌の保湿効果を高めることが知られており、水性化粧料等、多くの化粧料に配合されている。水性化粧料は、みずみずしくさっぱりとした使用感を発揮するが、水溶性のビタミンやアミノ酸の存在がべたつきにつながる場合もあり、特に夏場はべたつきを感じやすい場合があった。また、みずみずしい使用感の化粧料では、十分な保湿効果が得られないことがあった。
【0003】
保湿効果を有し、べたつきが少ない水性化粧料として、例えば特許文献1では、アミノ酸誘導体であるトリメチルグリシンに、ペクチン、単糖、キサンタンガム及びカルボキシビニルポリマーを組み合わせて含む化粧料が提案されている。
特許文献2では、アミノ酸等の電解質美容成分に、リン脂質及びジラウロイルグルタミン酸リジン塩を組み合わせて含む液状化粧料が提案されている。
特許文献3では、ビタミンの1種であるアスコルビン酸又はその誘導体に、オリゴマーエステル、ポリアルキレングリコール、多価アルコール、1価アルコール及び多糖類を組み合わせて含む透明性化粧料が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-080139号公報
国際公開第2009/020067号
特開2017-081879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示される化粧料は、塗布時のみずみずしさが不十分であり、また、汗をかいた場合等の濡れた肌では肌なじみが悪くなるという問題がある。
特許文献2に開示される液状化粧料は、濡れた肌だけでなく、乾燥した肌においても、肌なじみが不十分である。
特許文献3に開示される透明性化粧料は、乾燥した肌での肌なじみの良さは優れる一方で、濡れた肌での肌なじみが不十分であり、また、塗布時のみずみずしさが不十分である。
ビタミン及びアミノ酸は、肌に浸透することで効果を発揮しやすいため、汗をかいた場合等の濡れた肌において、上記特許文献1~3のように化粧料の肌なじみが悪くなると、ビタミン及びアミノ酸による保湿効果が薄らいでしまうという問題がある。
【0006】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、塗布時はみずみずしい使用感で、保湿効果があり、塗布後のべたつきが抑制され、濡れた肌での肌なじみが良好な皮膚化粧料の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意検討を行った結果、アクリル酸系増粘剤、増粘多糖類、25℃で液状の油剤、並びに、水溶性ビタミン、水溶性アミノ酸及びこれらの誘導体からなる群から選ばれる1種以上を、所定の量で組み合わせることにより、上記課題を解決できる皮膚化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明は次の〔1〕の態様を含む。
〔1〕下記成分(A)を0.05~3質量%、下記成分(B)を0.01~0.5質量%、下記成分(C)を1~30質量%、下記成分(D)を0.001~5質量%含む、皮膚化粧料。
(A)アクリル酸系増粘剤
(B)増粘多糖類
(C)25℃で液状の油剤
(D)水溶性ビタミン、水溶性アミノ酸及びこれらの誘導体からなる群から選ばれる1種以上
【発明の効果】
【0009】
本発明の皮膚化粧料は、塗布時はみずみずしい使用感で、保湿効果があり、塗布後のべたつきが抑制され、濡れた肌での肌なじみが良好である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を説明するが、本発明は本明細書で説明される実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
なお、本明細書において記号「~」を用いて規定された数値範囲は「~」の両端(上限及び下限)の数値を含むものとする。例えば「2~5」は2以上かつ5以下を表す。
また、本明細書に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値又は実施例から一義的に導き出される値に置き換えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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