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公開番号
2025073639
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184596
出願日
2023-10-27
発明の名称
ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン
出願人
信越化学工業株式会社
,
日油株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08G
77/46 20060101AFI20250502BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】ポリエーテル鎖を有しながらもシロキサンの特徴が損なわれることなく、良好な水溶性を有するポリエーテル変性オルガノポリシロキサンを提供する。
【解決手段】下記式(1)で示され、オキシエチレンのポリブロック構造及びオキシプロピレンのポリブロック構造からなるブロックコポリマー構造を有する、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンを提供する。
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式中、Rは、独立して炭素数1~10のアルキル基、炭素数6~10のアリール基等であり、R
1
は、互いに独立して下記式(2)で示される基である。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025073639000024.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">19</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)で示され、オキシエチレンのポリブロック構造及びオキシプロピレンのポリブロック構造からなるブロックコポリマー構造を有する、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン
JPEG
2025073639000021.jpg
35
170
(式中、Rは、互いに独立して、炭素数1~10のアルキル基、炭素数6~10のアリール基、及び炭素数7~10のアラルキル基から選ばれる基であり、xは1~100の整数であり、R
1
は、互いに独立して下記式(2)で示される基である)
JPEG
2025073639000022.jpg
19
170
(式中、R
2
は炭素数1~12のアルキル基、又はアセチル基であり、nは2~10の整数であり、aは3~60の整数であり、bは3~60の整数であり、b/(a+b)は0.3~0.8の範囲であり、上記aで括られた括弧内のオキシプロピレン及びbで括られた括弧内のオキシエチレンは、夫々上記式(2)に示される順序でのポリブロック構造を有する)。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンが、グリフィン法によるHLB値4~7を有する、請求項1に記載のポリエーテル変性オルガノポリシロキサン。
【請求項3】
前記ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンの1質量%水溶液の25℃におけるHaze値が5以下である、請求項1に記載のポリエーテル変性オルガノポリシロキサン。
【請求項4】
前記ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンが、グリフィン法によるHLB値4~7を有し且つ前記ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンの1質量%水溶液の25℃におけるHaze値5以下を有する、請求項1に記載のポリエーテル変性オルガノポリシロキサン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
水溶性のポリエーテル変性ポリオルガノシロキサンは、農業用展着剤、塗料添加剤及び化粧料など、幅広い分野で利用されている非常に有用な材料である。ポリエーテル変性ポリオルガノシロキサンは、シロキサン鎖ないしはオキシプロピレン鎖が疎水性であるため、水溶性を現すために、従来、親水性である分子中のオキシエチレン基の割合を高くしたり、ポリエーテル鎖の末端に水酸基を導入したりする方法が採られていた(特許文献1、2、及び3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-327787号公報
特開2003-253166号公報
特開2018-070794号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、分子中のオキシエチレンの割合を高くする方法や、ポリエーテル鎖の末端に水酸基を導入する方法で得られるポリエーテル変性ポリオルガノシロキサンは、水溶性を有するが、表面移行性及びレベリング性などのシロキサンが与える長所が損なわれてしまうという問題があった。本発明は、当該事情に鑑みてなされたものであり、ポリエーテル鎖を有しながらもシロキサンの特徴が損なわれることなく、良好な水溶性を有するポリエーテル変性オルガノポリシロキサンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、下記に示す特定の構造を有するポリエーテル変性シロキサンが上記課題を解決できることを見出し、本発明を成すに至った。
【0006】
すなわち、本発明は、[1]下記式(1)で示され、オキシエチレンのポリブロック構造及びオキシプロピレンのポリブロック構造からなるブロックコポリマー構造を有する、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンを提供する。
JPEG
2025073639000001.jpg
35
170
(式中、Rは、互いに独立して、炭素数1~10のアルキル基、炭素数6~10のアリール基、及び炭素数7~10のアラルキル基から選ばれる基であり、xは1~100の整数であり、R
1
は、互いに独立して下記式(2)で示される基である)
JPEG
2025073639000002.jpg
19
170
(式中、R
2
は炭素数1~12のアルキル基、又はアセチル基であり、nは2~10の整数であり、aは3~60の整数であり、bは3~60の整数であり、b/(a+b)は0.3~0.8の範囲であり、上記aで括られた括弧内のオキシプロピレン及びbで括られた括弧内のオキシエチレンは、夫々上記式(2)に示される順序でのポリブロック構造を有する)
【0007】
更に本発明は下記[2]~[4]の少なくとも1の構成を更に有するポリエーテル変性オルガノポリシロキサンを提供する。
[2]前記ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンが、グリフィン法によるHLB値4~7を有する、上記[1]記載のポリエーテル変性オルガノポリシロキサン。
[3]前記ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンの1質量%水溶液の25℃におけるHaze値が5以下である、上記[1]又は[2]記載のポリエーテル変性オルガノポリシロキサン。
[4]前記ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンが、グリフィン法によるHLB値4~7を有し且つ前記ポリエーテル変性オルガノポリシロキサンの1質量%水溶液の25℃におけるHaze値5以下を有する、上記[1]~[3]のいずれか1項記載のポリエーテル変性オルガノポリシロキサン。
本発明のポリエーテル変性オルガノポリシロキサンは上記のブロックコポリマー構造を有することで、ポリエーテル部位の末端に水酸基がなく、また分子中のオキシエチレンの割合が低い構造でも、高い水溶性を有することができる。
【0008】
本発明のポリエーテル変性オルガノポリシロキサンは、好ましくはグリフィン法によるHLB値4~7を有し且つ25℃における1質量%水溶液のHaze値5以下を有する。当該HLB値及びHaze値を有するポリエーテル変性オルガノポリシロキサンは高い水溶性を有する。また、表面移行性やレベリング性などのシロキサンの長所を良好に維持することが期待できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明のポリエーテル変性オルガノポリシロキサンは、シロキサンの特性を損なうことなく良好な水溶性を有する化合物である。当該化合物は塗料添加剤、樹脂添加剤、化粧料などの多くの用途に対して有用である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について更に詳しく説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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