TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025113918
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024008318
出願日2024-01-23
発明の名称金属含有膜形成用組成物、パターン形成方法
出願人信越化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03F 7/11 20060101AFI20250728BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】従来の有機下層膜材料に対して優れたドライエッチング耐性を有するとともに、高度な埋め込み/平坦化特性を併せ持つ金属含有膜形成用組成物、該組成物をレジスト下層膜材料に用いたパターン形成方法を提供することを目的とする。
【解決手段】(A)樹脂と、(B)金属源と、(C)有機溶剤とを含むものである金属含有膜形成用組成物であって、前記(A)樹脂がフェノール性水酸基を含まない樹脂であり、かつ、前記(B)金属源が、Ti、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Zr、Mo、In、Sn、Hf、およびBiから選ばれる金属と炭素数1~30の1~4価のカルボン酸との塩、又は前記金属とβジケトン類との錯体であることを特徴とする金属含有膜形成用組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
(A)樹脂と、(B)金属源と、(C)有機溶剤とを含むものである金属含有膜形成用組成物であって、
前記(A)樹脂がフェノール性水酸基を含まない樹脂であり、かつ、
前記(B)金属源が、Ti、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Zr、Mo、In、Sn、Hf、およびBiから選ばれる金属と炭素数1~30の1~4価のカルボン酸との塩、又は前記金属とβジケトン類との錯体であることを特徴とする金属含有膜形成用組成物。
続きを表示(約 3,400 文字)【請求項2】
前記(A)樹脂が、置換または非置換のビニル基、アリル基、アリルオキシ基、エチニル基、プロパルギル基、プロパルギルオキシ基、エポキシ基、オキセタニル基から選択される1つ以上の架橋基を含むことを特徴とする請求項1に記載の金属含有膜形成用組成物。
【請求項3】
前記(A)樹脂が、芳香環、脂環式炭化水素、または複素芳香環を含有し、下記式(1)で示される架橋基を含むことを特徴とする請求項1に記載の金属含有膜形成用組成物。
TIFF
2025113918000102.tif
30
121
(式中、*は芳香環、脂環式炭化水素、または複素芳香環への結合部位を表し、R

は炭素数1~10の2価の有機基、R

は水素原子又は炭素数1~10の1価の有機基であり、R

およびR

は水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1~10のアルキル基、炭素数1~10のアリール基、炭素数1~10のアルコキシ基のいずれかを表し、Lは炭素数1から10の2価の有機基である。)
【請求項4】
前記(B)金属源が、前記金属と炭素数1~30の1~4価のカルボン酸との塩であることを特徴とする請求項1に記載の金属含有膜形成用組成物。
【請求項5】
前記(B)金属源が下記式(B-1)で示される構造であることを特徴とする請求項1に記載の金属含有膜形成用組成物。
TIFF
2025113918000103.tif
25
81
(式中、MはTi、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Zr、Mo、In、Sn、Hf、およびBiのいずれかから選択され、R

は炭素数1~30の1価の有機基であり、nは1~4の整数である。)
【請求項6】
前記(B)金属源の金属がSnであることを特徴とする請求項1に記載の金属含有膜形成用組成物。
【請求項7】
前記(A)樹脂が、下記一般式(G-1)~(G-5)で示される構成単位を少なくとも1つ有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の金属含有膜形成用組成物。
TIFF
2025113918000104.tif
33
160
(式中、W

とW

はそれぞれ独立に、ベンゼン環又はナフタレン環であり、ベンゼン環およびナフタレン環中の水素原子は炭素数1~6の炭化水素基で置換されていてもよい。R

は下記一般式(Z-1)であり、Yは下記一般式(Z-2)で示される基である。n

は0又は1であり、n

は1又は2であり、Vはそれぞれ独立に水素原子又は連結部を表す。)
TIFF
2025113918000105.tif
28
139
(式中、Z

は下記一般式(Z-3)で示される基あり、R

は下記一般式(Z-1)であり、n

は0又は1であり、n

は1又は2であり、Vはそれぞれ独立に水素原子又は連結部を表す。)
TIFF
2025113918000106.tif
15
86
(式中、*は酸素原子への結合部位を表し、R

は炭素数1~10の2価の有機基、R

は水素原子又は炭素数1~10の1価の有機基である。)
TIFF
2025113918000107.tif
16
154
(式中、*は結合手を表す。)
TIFF
2025113918000108.tif
33
159
(式中、*は結合手を表し、W

、W

、Y、n

は前記と同じである。)
TIFF
2025113918000109.tif
18
114
(式中、m

およびm

は1または2を表し、Zは単結合または下記一般式(Z-4)で示される構造のいずれかである。R

は下記一般式(Z-5)で示される構造のいずれかである。)
TIFF
2025113918000110.tif
18
166
(式中、*は結合手を表し、lは0から3の整数を表し、R

~R

はそれぞれ独立して水素原子またはフッ素置換されていてもよい炭素数1~10のアルキル基、フェニル基、またはフェニルエチル基を表し、R

とR

が結合して環状化合物を形成してもよい。)
TIFF
2025113918000111.tif
27
158
(式中、*は芳香環への結合部位を表し、Q

は1~30の直鎖状の飽和炭化水素基、または下記一般式(Z-6)で示される構造である。)
TIFF
2025113918000112.tif
31
75
(式中、*はカルボニル基への結合部位を表し、R

は前記一般式(Z-1)であり、R

は炭素数1~10の直鎖状、分岐状の炭化水素基、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、ニトリル基、炭素数1~10のアルコキシカルボニル基、あるいは炭素数1~10のアルカノイルオキシ基を表す。h

およびh

は芳香環上の置換基の数を表し、それぞれ0~7の整数を表す。ただし、h

+h

は0以上7以下である。h

は0~2を表す。)
TIFF
2025113918000113.tif
28
91
(式中、R

は炭素数1~30の飽和の1価の有機基又は炭素数2~30の不飽和の1価の有機基、Xは炭素数1~30の2価の有機基であり、R

は前記一般式(Z-1)であり、pは0~5の整数、q

は1~6の整数、p+q

は1以上6以下の整数であり、q

は0又は1である。)
【請求項8】
前記組成物が、更に(D)架橋剤、(E)酸発生剤、(F)界面活性剤、及び(G)色素のうち1種以上を含有するものであることを特徴とする請求項1に記載の金属含有膜形成用組成物。
【請求項9】
前記(C)有機溶剤が、沸点が180℃未満の有機溶剤1種以上と、沸点が180℃以上の有機溶剤((C’)高沸点溶剤)1種以上との混合物であることを特徴とする請求項1に記載の金属含有膜形成用組成物。
【請求項10】
被加工基板にパターンを形成する方法であって、
(I-1)被加工基板上に、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の金属含有膜形成用組成物を塗布後、熱処理することにより金属含有膜を形成する工程、
(I-2)前記金属含有膜上に、フォトレジスト材料を用いてレジスト上層膜を形成する工程、
(I-3)前記レジスト上層膜をパターン露光した後、現像液で現像して、前記レジスト上層膜にパターンを形成する工程、
(I-4)前記パターンが形成されたレジスト上層膜をマスクにして、ドライエッチングで前記金属含有膜にパターンを転写する工程、及び
(I-5)前記パターンが形成された金属含有膜をマスクにして前記被加工基板を加工して前記被加工基板にパターンを形成する工程
を有することを特徴とするパターン形成方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置製造工程における多層レジスト法による微細パターニングに用いることが可能な金属含有膜形成用組成物、該組成物を用いたパターン形成方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
LSIの高集積化と高速度化に伴い、パターン寸法の微細化が急速に進んでいる。リソグラフィー技術は、この微細化に併せ、光源の短波長化とそれに対するレジスト組成物の適切な選択により、微細パターンの形成を達成してきた。その中心となったのは単層で使用するポジ型フォトレジスト組成物である。この単層ポジ型フォトレジスト組成物は、塩素系あるいはフッ素系のガスプラズマによるドライエッチングに対しエッチング耐性を持つ骨格をレジスト樹脂中に持たせ、かつ露光部が溶解するようなスイッチング機構を持たせることによって、露光部を溶解させてパターンを形成し、残存したレジストパターンをエッチングマスクとして被加工基板をドライエッチング加工するものである。
【0003】
ところが、使用するフォトレジスト膜の膜厚をそのままで微細化、即ちパターン幅をより小さくした場合、フォトレジスト膜の解像性能が低下し、また現像液によりフォトレジスト膜をパターン現像しようとすると、いわゆるアスペクト比が大きくなりすぎ、結果としてパターン崩壊が起こってしまうという問題が発生した。このため、パターンの微細化に伴いフォトレジスト膜は薄膜化されてきた。
【0004】
一方、被加工基板の加工には、通常、パターンが形成されたフォトレジスト膜をエッチングマスクとして、ドライエッチングにより基板を加工する方法が用いられるが、現実的にはフォトレジスト膜と被加工基板の間に完全なエッチング選択性を取ることのできるドライエッチング方法が存在しない。そのため、基板の加工中にフォトレジスト膜もダメージを受けて崩壊し、レジストパターンを正確に被加工基板に転写できなくなるという問題があった。そこで、パターンの微細化に伴い、レジスト組成物により高いドライエッチング耐性が求められてきた。しかしながら、その一方で、解像性を高めるために、フォトレジスト組成物に使用する樹脂には、露光波長における光吸収の小さな樹脂が求められてきた。そのため、露光光がi線、KrF、ArFと短波長化するにつれて、樹脂もノボラック樹脂、ポリヒドロキシスチレン、脂肪族多環状骨格を持った樹脂と変化してきたが、現実的には基板加工時のドライエッチング条件におけるエッチング速度は速いものになってきてしまっており、解像性の高い最近のフォトレジスト組成物は、むしろエッチング耐性が弱くなる傾向にある。
【0005】
このことから、より薄くよりエッチング耐性の弱いフォトレジスト膜で被加工基板をドライエッチング加工しなければならないことになり、この加工工程における材料及びプロセスの確保は急務になってきている。
【0006】
このような問題点を解決する方法の一つとして、多層レジスト法がある。この方法は、フォトレジスト膜(即ち、レジスト上層膜)とエッチング選択性が異なるレジスト中間膜をレジスト上層膜と被加工基板の間に介在させ、レジスト上層膜にパターンを得た後、レジスト上層膜パターンをドライエッチングマスクとして、ドライエッチングによりレジスト中間膜にパターンを転写し、更にレジスト中間膜をドライエッチングマスクとして、ドライエッチングにより被加工基板にパターンを転写する方法である。
【0007】
多層レジスト法の一つに、単層レジスト法で使用されている一般的なレジスト組成物を用いて行うことができる3層レジスト法がある。この3層レジスト法では、例えば、被加工基板上にノボラック樹脂等による有機膜をレジスト下層膜として成膜し、その上にケイ素含有レジスト中間膜をレジスト中間膜として成膜し、その上に通常の有機系フォトレジスト膜をレジスト上層膜として形成する。フッ素系ガスプラズマによるドライエッチングを行う際には、有機系のレジスト上層膜は、ケイ素含有レジスト中間膜に対して良好なエッチング選択比が取れるため、レジスト上層膜パターンはフッ素系ガスプラズマによるドライエッチングによりケイ素含有レジスト中間膜に転写することができる。この方法によれば、直接被加工基板を加工するための十分な膜厚を持ったパターンを形成することが難しいレジスト組成物や、基板の加工に十分なドライエッチング耐性を持たないレジスト組成物を用いても、ケイ素含有レジスト中間膜(レジスト中間膜)にパターンを転写することができ、続いて酸素系又は水素系ガスプラズマによるドライエッチングによるパターン転写を行えば、基板の加工に十分なドライエッチング耐性を持つノボラック樹脂等による有機膜(レジスト下層膜)のパターンを得ることができる。上述のようなレジスト下層膜としては、例えば特許文献1に記載のものなど、すでに多くのものが公知となっている。
【0008】
一方、近年においては、DRAMメモリの微細化が加速しており、さらなるドライエッチング耐性の改善と、優れた埋め込み特性及び平坦化特性を有するレジスト下層膜の必要性が高まってきている。埋め込み特性及び平坦化特性に優れた塗布型有機下層膜材料としては、例えば特許文献2に記載のものなどが報告されているが、先端世代での適用を見据えた場合、ドライエッチング耐性に懸念があり、従来の塗布型有機下層膜材料の適用限界が近づいている。
【0009】
上記課題に対して、レジスト下層膜に金属元素を含む材料を用いた開発が検討されている。特許文献3では、Ti化合物を用いた材料がCHF

/CF

系ガスおよびCO

/N

系ガスに対して優れたドライエッチング耐性を示すことを報告している。
【0010】
一方、金属化合物をレジスト下層膜に用いる際の課題としては、埋め込み性が挙げられる。特許文献3では埋め込み性に関して言及されていないが、一般的に金属酸化物化合物は、ベーク時の熱収縮が大きく、高温ベーク後には充填性の著しい劣化を誘発するため、高度な平坦化特性・埋め込み特性と耐熱特性が要求されるレジスト下層膜材料としては不十分である懸念がある。特許文献4および5では、特定の配位子で修飾した金属化合物が埋め込み性に優れることを報告しているが、実施されている埋め込み性評価のベーク温度が150℃と低温であり、耐熱性(例えば、レジスト下層膜形成後に施されることがある熱処理に対する特性)が必要とされるレジスト下層膜としては不十分である懸念がある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

信越化学工業株式会社
磁気ドメイン構造体
23日前
信越化学工業株式会社
熱軟化性熱伝導性組成物
17日前
信越化学工業株式会社
光ファイバ母材の製造方法
1か月前
信越化学工業株式会社
負極活物質及びその製造方法
4日前
信越化学工業株式会社
繊維質基材用の耐水性接着剤
18日前
信越化学工業株式会社
静電吸着機能を有する加熱装置
16日前
信越化学工業株式会社
パターン形成方法、及び積層体
18日前
信越化学工業株式会社
レジスト材料及びパターン形成方法
1か月前
信越化学工業株式会社
レジスト材料及びパターン形成方法
1か月前
信越化学工業株式会社
熱伝導性付加硬化型シリコーン組成物
1か月前
信越化学工業株式会社
レジスト組成物及びパターン形成方法
18日前
信越化学工業株式会社
密着膜形成用組成物、パターン形成方法
27日前
信越化学工業株式会社
ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法
1か月前
信越化学工業株式会社
金属含有膜形成用組成物、パターン形成方法
27日前
信越化学工業株式会社
金属含有膜形成用組成物、パターン形成方法
27日前
信越化学工業株式会社
室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物並びに物品
6日前
信越化学工業株式会社
アモルファス金属酸化物膜とその成膜方法及び積層体
19日前
信越化学工業株式会社
紫外線硬化型液状シリコーン組成物及びシリコーン硬化物
27日前
信越化学工業株式会社
オニウム塩、化学増幅レジスト組成物及びパターン形成方法
2日前
信越化学工業株式会社
オニウム塩、化学増幅レジスト組成物及びパターン形成方法
2日前
信越化学工業株式会社
半導体洗浄用の洗浄剤組成物、及び、半導体基板の洗浄方法
1か月前
信越化学工業株式会社
樹脂改質用シリコーン添加剤及びそれを含む硬化性樹脂組成物
9日前
信越化学工業株式会社
有機膜形成用組成物、有機膜形成方法、及びパターン形成方法
1か月前
信越化学工業株式会社
好気硬化型液状シリコーン組成物の製造方法及び一液保存性の改善方法
13日前
信越化学工業株式会社
紫外線硬化型シリコーン組成物、硬化物、積層体及び積層体の製造方法
11日前
信越化学工業株式会社
金属含有膜形成用化合物、金属含有膜形成用組成物、及びパターン形成方法
1か月前
信越化学工業株式会社
有機膜形成用組成物、有機膜形成方法、パターン形成方法、及び界面活性剤
1か月前
信越化学工業株式会社
有機膜形成用組成物、有機膜形成方法、パターン形成方法、及び界面活性剤
1か月前
信越化学工業株式会社
ファラデー回転子用透明セラミックス、その製造方法、及び磁気光学デバイス
1か月前
信越化学工業株式会社
感光性樹脂組成物、感光性樹脂皮膜、感光性ドライフィルム、パターン形成方法
16日前
信越化学工業株式会社
ペリクルフレーム及びペリクル
18日前
信越化学工業株式会社
オニウム塩型モノマー、ポリマー、化学増幅レジスト組成物及びパターン形成方法
18日前
信越化学工業株式会社
オニウム塩型モノマー、ポリマー、化学増幅レジスト組成物及びパターン形成方法
18日前
信越化学工業株式会社
酸化物半導体膜および、半導体装置
24日前
信越化学工業株式会社
非水系電解質及び非水電解質二次電池
5日前
信越化学工業株式会社
非水系電解質及び非水電解質二次電池
1か月前
続きを見る